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ネコを探して

原題は「ネコの通り道」とでもいう感じか。

フランス語の映画のわりには、取材されるのは日本や英国やアメリカがほとんど。

題名からは、なんだか「ほんわか」した感じのペット映画が想起されるが、見始めてすぐに「これはバリバリのドキュメンタリーだ」と気づく。夏目漱石を枕に、水俣病でネコが最初の「被害者」として社会に警鐘を鳴らした話や、英国鉄道の民営化にともなう「ネコの大量解雇」、日本のホームレス問題、ネコによる「介護」など、あまりに鋭い「文明批判」に目がスクリーンに釘付けになる。

監督の「意識の流れ」に沿って、いくつものテーマがつながっていて、つなぎの部分には、アニメが実に効果的に挟まれている。

ネコの目を通した文明批判は考えさせられることが多く、文句なしに五つ星だ。

単館上映で全国をまわるようだが、とても良質の映画なので、足を運ばれてはいかがだろう。(念のため、私はこの映画の宣伝には係わっておりません(笑))

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