高橋洋一さんの復帰
高橋洋一さんが復帰した。復帰一作目の「恐慌は日本の大チャンス」の冒頭に、「窃盗」容疑の一部始終が語られている。
以前、このブログでも書いたが、単に前の人の忘れ物を放置してロッカーを閉め、その後マッサージで寝込んでしまっただけなのに、いきなり窃盗の容疑を着せられて、「時計の持ち主がどんな人が知りたくて盗ってしまいました」という不自然な供述を作文されて、社会的に抹殺されてしまうなんて、実に恐ろしいことだ。
この話、高橋さんご自身が「陰謀ではなく、単なる自分の落ち度」と弁明されているが、陰謀論を持ち出していないことから、私は真実なのだと思う。
なぜ、警察が高橋さんの言い分を一切きかずに「認めないなら逮捕して長期間の拘留が待っているぞ」と脅したのかは不明だが、こういう現場の雰囲気が数多くの冤罪につながっているのではなかろうか。
「とにかく容疑を認めれば、発表はしないし、証拠もないんだから、どうせ不起訴になる」と弁護士まで騙したわけだから、現場の警察官も相当なものだ。
痴漢容疑で無実の罪を認めてしまった人も、おそらく同じパターンなのだろう。
警察が取り調べの透明化(=録画)を拒む背景には、こういう歪んだ取り調べの実態があるわけだ。
実に怖い。
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とにかく、高橋洋一さんの社会復帰におめでとう、と言いたい。(今、復帰第二弾の「鳩山「理系」政権を解剖する」本を一緒につくっているところ。)
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