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寺田寅彦

高知県立文学館では9月6日から「寺田寅彦 手のぬくもり展」をやるそうだ。

寺田寅彦といえば、日本の科学文学の草分け的な存在。夏目漱石の作品にも水島寒月、野々宮宗八として登場している漱石門下の文筆家であり、もちろん著名な物理学者だ。

ボクも学生のころ、寺田寅彦の科学随筆を貪り読んだ憶えがある。

いまでも人気は高く、先日、新潮社の「考える人」で科学者特集を組んだときは、寄稿者の執筆希望が寺田寅彦と湯川秀樹に集中してしまった経緯があるほどだ。

だが、なかには「寺田寅彦なんて時代遅れだから、もう文学館からなくしてもいいのでは」というとんでもないことを言う人がいるらしい。

もはや「古典」に属する作家だと思うが、その価値がわからず、なくしてもいいとは、嘆かわしい話である。

日本には「文系」の人間だけが棲息しているわけじゃない。寺田寅彦は、科学と文学を「つなぐ」貴重な作家なのだ。

高知県のアドバイザーの立場にある人々は、郷土の「宝」の価値をもっと理解してもらいたいものだ。

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