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持ち込み企画の撃退率更新中

いつも書いていることだが、この商売、20年で100冊の本を上梓してきて、いまだに自分がやりたい企画ってのは、本当に実現するのが難しいと感じる。

おそらく日本の出版社が普遍的に抱えるシステム的な問題があるのだと思うが、これまで、「何年も暖めてきた企画なので、できないか」と出版社に企画を持ち込んでも、9割以上の確率で「企画会議、通りませんでした」という答えが返ってくる。

企画会議の前の段階で編集者が握りつぶしているのが明らかな場合もある(笑)

今も、「バカヤロー経済学」の余勢を駆って(?)、「古典(に学ぶ)恋愛術!」という企画を恩師の黒澤弘光先生と一緒にやろうと、売り込みにがんばっているのだが、持ち込んだ出版社二社から立て続けに撃退されてしまった。

(理系オタクで恋愛ベタの)ボクとK妻が小学生(高校生?)になって、黒澤先生の伝説の名講義を受けながら、そこに描かれている男女の心のすれ違いや恋愛必勝法などを学んでいく・・・面白い読み物になると思うんだけど・・・高校の古典の副読本にも使えるようなやつ。

黒澤先生もたくさん参考書などを出版されているし、K妻との掛け合いも入って、いいトリオだと思うんだけどなぁ(ため息)

三社目に持ち込んでいる最中なのだが、もう、こうなったら十社くらいは回ってみるつもり。

むかし、駆け出しの頃、何度、原稿をつっかえされても、懲りずに頭を下げて回ったものだが、作家商売も楽じゃないよ。売り込みと執筆の両方をやらなくちゃいけないんだから。

一年半先まで執筆・出版スケジュールが一杯一杯でヒーヒー言っている状況と、どうしてもやりたい企画が通らない現実のギャップに大きな矛盾を感じる。

よし! がんばって売り込んで、絶対にグッドセラーにしてやる、この企画!

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