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忍者猫

マンションの中層階に住んでいるのだが、日曜は一日かけてベランダのラティスを修復した。ラティスは猫がコンクリートの手すりに飛び乗って落下するのを防ぐための囲いなのだ。

新入りのゾロりんは、やたら身体能力が高いので、家の中のどこにでも行ってしまう。どんな戸棚も、扉の上も、行かれないはずの書棚の上も、どこでもござれだ。

そのゾロりんがエアコンの室外機の上から2メートルほどの高さのラティスの上に(爪で)這い登ってしまうため、ラティスの修復をしつつ、ラティス上部に60センチほどのアクリル板を貼った。

すっかり安心していたが、しばらくすると、なんと、ラティスのてっぺんを歩いているゾロりんの姿が目に飛び込んできた。

そこで、好物の食べ物で釣って「おりておいで、いい子だからおりておいで」と促し、大捕り物と相成った。

すぐにラティスの上にさらに別のラティスを固定し、ほぼ天井まで「密閉」せざるをえなくなった。

オレ「さすがに、これで大丈夫だろう。アリの這い出る隙間もない」
K妻「あー、寿命が二、三年縮まったわ」

だが・・・明け方に第二の事件が勃発した。気がつくと、ゾロりんが、新しく継ぎ足したラティスと天井の間の数センチの隙間に入り込んでいるではないか!

オレ「ギョエー! あ、あれを見ろ!」
K妻「うがあ!」

K妻が絶叫しながら飛んでいって、室外機の上に乗って、ゾロりんの身体を押さえたが、ラティスに爪を引っかけて踏ん張るので、なかなか救出できない。たまりかねて、オレも室外機に乗って、爪を一本ずつはがして、ようやく救出に成功した。

ゾロりん、忍者猫か、お前は。

うーむ、オレの日曜大工の腕では、これが限界だ。ゾロりんの驚くべき身体能力に人間の知恵は勝つことができないのか。こうなったら、もう専門家のご登場を願うに限る。

猫はオレをさまざまな脅威から守ってくれる守り神様なので、思い切って、ベランダのウッドデッキの施工業者に「巨大な安全箱」をつくってもらうことに決めた。

K妻「そんなお金、いったいどうするの」
オレ「ピアノ買おうと思って、こつこつ貯めてきたへそくりを放出します」

バイバイ、マイピアノ、ウェルカム、ベランダの「巨大な安全箱」。

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