書評
本日の朝日新聞に「バカヤロー経済学」の書評が掲載されました(評者:ジャーナリスト清野由美さん)。
ありがとうございます!
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作:藤井かおり
画:春吉86%
↑
註:彼は理論物理学者なので、「熊は脚が速い→このまま逃げると捕まる。逃げ切るには→熊より速く走る必要がある。それにはグリップのいい運動靴に履き替えたほうがいい」と計算してみた。世間ではこういうのを「机上の空論」と呼ぶ。
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本日は週刊プレーボーイが「バカヤロー経済学」の取材に来てくれた。ありがとうございます。(掲載は来週号かな?)
おかげさまで「奇跡の脳」は重版となりました。みなさまのご愛読に感謝いたします!
***
明日はコマ大の収録。オレが二本解説する回なので、ただいま準備中。うーん、明日の第一問は「発展」をどうするか悩むなぁ。
ゲラの直しをしている「ミステリーツアー本」は、題名がどうなるか・・・明日には決めないといけないらしい。
***
好評につき、WOTAKUマンガは、引き続きブログにて連載予定です。(ファンレター、お待ちしております!)
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熱が下がって、週末は久しぶりにTVソファに座りっぱなし。ハァー、極楽、極楽。
スターチャンネルで「紀元前1万年」を見たが、うーん、どうにも設定にリアル感がなくて、残念な時間だった。
あとはナショジオ、野球、ディスカバリー、ヒストリー、野球とTV三昧。
でも、日曜は、定額給付金の申請書類や、シティバンクから送られてきた収入証明書送付手続き(法律が変わったそうだ)、あるいは大学入試に使われた「99・9%は仮説」の英訳問題の使用許可、支払い調書についてきた領収書の送付など、ハンコやコピーの必要な「事務手続き」ばかりやっていた。
オレ「こんな無駄なハンコばかり押して、これを世間では仕事というのか」
K妻「あなたがきちんとハンコ押さないと、さらに人々の仕事が増えるのよ」
オレ「ふん、書類を送り返してくるから、郵便屋さんの仕事も一往復分増え、オレもハンコ押し直す分、手間が増えるわけだな」
K妻「そうなるわね」
オレ「まるで、金を10万円貯金すると、銀行が別の人に10万円貸すから、世間のお金の量が20万円に増えるってのと似てるな」
マネーサプライならぬハンコサプライ。ハンコの世界はインフレらしい。
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熱が一週間も続く。
オレ「熱のせいで、おしっこの出も悪いよ」
K妻「いつから出が悪いの」
オレ「うーん、月曜からかなぁ」
K妻「それって、風邪じゃなくて、膀胱炎じゃないの?」
慌ててお医者さんに行って、風邪ではなく、膀胱炎の薬をもらって呑んだら、一日で熱が下がり、おしっこの出もよくなった。
オレ「新型インフルにばかり頭が行って、膀胱炎なんて思いも寄らなかった」
K妻「ふーん、いつも、<思い込みで判断しないための発想法>って講演やってるのに〜」
オレ「・・・」
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おかげさまで「竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術」が重版となりました。
うーん、なかなか、このような「失敗談」から得た、個人的なノウハウが世間に受け入れられるとは考えていなかったので、自分でも少々驚いております。
みなさまのご愛読に心から感謝いたします!
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一昨日の夜から悪寒が始まり、身体中がだるくて、節々が痛くなってきた。
月曜の昼間:
オレ「なんだか熱があるよ」
K妻「ハイ」←体温計をくれる
オレ「6度7分だな」
K妻「あたしは6度9分あるわよ」
月曜の夜:
オレ「熱が上がってきたみたいだ」
K妻「ハイ」
オレ「6度9分だな」
K妻「あたしと同じね」
月曜の深夜:
オレ「なんだか苦しいんだけど」
K妻「ハイ」
オレ「8度3分だな」
K妻「ハイ」←電話の子機をくれる
横浜市の発熱相談センターに電話して、状況を説明すると、すぐに、
「その熱の上がり方と症状からすると、インフルエンザではないようなので、ふつうに病院に行ってくださって結構です」
と言われた。
オレ「あっさり否定されちゃったけど、大丈夫かなぁ」
K妻「なんだか、新型インフルエンザに罹りたいみたいに聞こえるけど、気のせい?」
たしかに、オレはビョーキだ、ビョーキだと、大騒ぎする癖がある。ミュンヒハウゼン症候群というらしい。さきほどお医者さんに行って、インフルエンザの検査をしてもらったら「陰性」だった。
オレ「ホントに陰性かなぁ。鼻うがいとかしてるから、ウイルスが検出されなかったんじゃないかなぁ」
K妻「・・・」←無視して新聞読んでる
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三省堂のトークショウでの「裏話」は、さすがにブログでも公表できないが、書ける範囲でボクなりの「見方」をまとめてみたい。
「バカヤロー経済学」の「先生」が高橋洋一さんであることは、事件の前にブログでもオフィシャルサイトでも何度も書いていたので、いまさら封印しても意味がない。「先生」の事件について、そろそろ、ボクなりの意見を書くべき時期だと思う。
ボクが個人的に抱いた疑問は以下の通り:
・わざわざ貴重品ロッカーに貴重品を預けておきながら、鍵を締めない人っているのか←どこにでもある暗証番号式
・奥様と一緒にスーパー銭湯を訪れた「先生」が、フロント横の、防犯カメラが目に付く貴重品ロッカーで窃盗をはたらく不自然さ←防犯カメラに気づかない?
・「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んでしまった」という供述の文章は意味不明←警察の作文だから無理がある?
・事件の数日前にテレビで「脱税であげられないようすごく気をつけている」と発言していた「先生」がよりによって窃盗であげられるなんて・・・←別の元財務官僚のMさんも以前、同じ発言をしていた
もちろん、事件当日、「先生」は徹夜の連続で疲れ切っていたうえにアルコールも入っていたわけだから、草彅君の泥酔事件みたいに、理性の抑制がはずれていた、というストレートな解釈をすることも可能だ。
でも、窃盗をはたらいてから、ゆっくり奥さんとお風呂に入ってリラックスし、出てきたらピンポイントで「あなた犯人でしょう」と警察に捕まるというシチュエーションが、どうにも想像しにくい。
あと、たとえば植草元教授の場合、前歴があり、警察にマークされており、その場で逮捕されているのに対して、「先生」は、なぜか逮捕されず書類送検されただけであり、起訴猶予になっているのも不思議といえば不思議だ。(後述)
***
個人的な話になるが、むかし、父親がバルブ崩壊の余波を受けて破産したとき、自宅に裁判所の執行官がやってきた。その男はたしかに裁判所の執行官だったが、
「このサラ金だけは払ったほうがいいですよ」
と一社だけ名前をあげ、奇妙なアドバイスをした。
それに従わないと、いきなり態度を豹変させて、家中の家財道具の差し押さえを始めた。
「これ(家電製品)は父ではなくボクの所有物ですから差し押さえしないでください。自分のカードで買ったので今すぐ証明できます」
と頼んだら、ニヤリと笑って、
「あー、残念だねー、裁判所に異議の申し立てをしてちょうだい。費用が10万円かかりますけどねぇ」
と言い放った。その家電製品の価格は数万円だったのである。ボクは泣き寝入りするしかなかった。
これは実話だ。日本は法治国家で、正義だけが行なわれているというような甘い考えは、そのとき、ボクの脳裏から消し飛んでしまった。世の中には正義の仮面をかぶった悪人どもがうじゃうじゃしている。
もっとも、この執行官の不可解な行動だって、ふたつの解釈が可能だ。
1 この執行官はそのサラ金と癒着しており、見せしめのために嫌がらせをした。
2 この執行官は親切心で一般的なアドバイスをしただけ。私の所有物を差し押さえたのも通常の手続きの一環にすぎない。
1は陰謀説であり、2はストレートな解釈である。ボクは解釈1を取ったが、みなさんだったら、いかがだろう?
***
そんな世の中だから、「言いたいことはある」という「先生」の言葉を聞いて、どうしても、何か不可解なことが起きたように思ってしまうのだ。
たとえば、「否認したら逮捕して長期の拘留になるよ。今すぐ認めれば身柄は拘束しない。書類送検だけで、おそらく起訴猶予ですむだろう」なんて言われたら、仮に濡れ衣を着せられていても、誰だって心が揺らぐのではあるまいか。←よく痴漢事件の冤罪で同じことが起きている
いずれ、時間がたって、「先生」が事の真相を語るまで、真実は薮の中だ。
***
編集者には「竹内さん、くれぐれも気をつけて」と言われている。(くどいようだが、ボクは政治色はないし、大丈夫だとは思うが・・・)
万が一ということがあるので、税金の申告にも気を遣い、電車内ではK妻と行動をともにし、両手をつり革にかけ、かばんが開いた状態ではお店に入らないなど、とにかく注意している。
来年までに、ボクが、なんらかの事件で社会的に抹殺されるか、無事でいられるか、「バカヤロー経済学」の読者のみなさん、注目していてください。←結構マジ
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仕事って、ギブ・アンド・テイクが基本だと思うけれど、ここのところ、テイク・アンド・テイク型の人が増えてきた。
オレは、よく頼まれて、人を紹介したり、宣伝を手伝ったりするのだけれど、テイク・アンド・テイク型の人からは、全然、お返しがないんだよ(笑)
オレも作家なので、年に一、二回、「この本は応援してほしいよな」という本が出るんだけど、こちらがそれとなく頼んでも、ほとんど反応なし。自分のときは、いろいろとこちらに「応援してくれ」と意思表示をしてくるくせにさ。
オレは、なるべく周囲のみんなの仕事がうまくいくように気を遣っているつもりだが、さすがにテイク・アンド・テイク型の人は、「次、頼んでこられても、もう無理」ということで、「テイク・アンド・テイク型」のリストを作成中。←ホント
「自分は優れているから、応援されても当然だけれど、自分は他人の応援する暇なんかない」という、図々しい人が増えてきたわけだ。
これも時代の流れなのかねぇ・・・。
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金曜のJAM THE WORLDでは、民主党の代表に鳩山さんと岡田さんのどちらがふさわしいかをリスナーに訊ねたが、9割超は「岡田さん」と答えていた。
通常二週間かけるはずの代表選挙を5時間に短縮した理由は、
・表の理由 衆院選までに体制を建て直すため
・裏の理由 世論を封じるため
ということか。
世論を反映させるなら、やはり二週間はかけるべきだし、党員やサポーターの意見くらいは聞くべきだろう。世論が圧倒的に岡田さんを支持している状況で、鳩山さんが勝つには、告示から5時間で決めてしまうほか手はなかったということか。
選挙上手の小沢さんらしいやり方?
でも、代表選で完全に世論を無視しておいて、衆院選で「民意」とかいわれても、なんだかしらけちゃうよなぁ。
オレも客商売だから、いつも痛い目に遭うけれど、「お客さんの期待を裏切ると、なかなか、戻ってきてくれない」ものだ。
オレ「代表選で、完全に民意を無視しちゃったから、民主党は政権をとるチャンスを逃したかもな」
K妻「うー、これでまた、自民党のぐだぐだ政治が続くのかしら」
二大政党制の弊害ということか(笑)←デュヴェルジェの法則により、第三の選択肢は、ほとんどない
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ゾロりんが日曜大工でとりつけたラティスの「上」を歩いていたのにショックを覚え、専門の業者さんに入ってもらって、転落防止柵をつけてもらった。
それでも、「隙間」から外に出るのではないかと心配しているが、今のところ大丈夫のようだ。(業者さんがいろいろ調べてくれて、猫の頭が出ない幅にしてくれた。)
猫バカもここまでくると、ビョーキかとも思うが、自分の小遣いでピアノの代わりにやるのだから・・・。
お隣さんから文句がくるかもしれないが、クッキーを持って挨拶に行ったのに、今週は一度も姿が見えない。(週末だけ来る可能性もある。クッキーは、もう日もちがしないので、明日、食べてしまうつもり。)クレームがついたら、ふたたび改造せざるをえまい。それでもダメなら引っ越しだ!←猫の安全のために、どこまでエスカレートするのか、興味深いところである
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GW明けは書籍の販売が好調のようで、「理系バカと文系バカ」が5刷(累計4万7000部)となりました。
この不況のさなか、みなさまのご愛読に御礼申し上げます!
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昨日は「たけしのコマ大数学科」の収録。たいてい2時過ぎにスタジオに入り、まずはお弁当を平らげる。
K妻「あら? なんでおかずばっか食べてんの」
オレ「ふ、極力、カロリーをとらないようにしておるのだ」
K妻「ふーん」
***
昨日はオレが一本で中村さんが二本だった。二本目の収録直後。
K妻「あら? なに食べてんの」
オレ「見れば分かるだろう、栄養スナックだ」
K妻「あのさ、さっき食べなかったお弁当のご飯より、そのスナックのほうがカロリー高いよ」
オレ「うぉおおおお!」
なにごとも、無知は怖いものである。
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「16歳の教科書」はおかげさまで24刷40万部となりました。
入試にもたくさん使われ、著者のひとりとして、嬉しいかぎりです。
みなさまのご愛読に心より感謝いたします。
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「奇跡の脳」は、ビーケーワン、セブンアンドワイ、ジュンク堂でも売り切れとなり、ウェブで検索していたら、紀伊国屋だけ在庫があった(汗)
7日に増刷した分が、週明けには出回るはずなので、今少し、お待ちください!←たぶん
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オレ「なんで、よりによって、物理の連中ばっか、オレの批判の急先鋒に立つんだ?」
K妻「なまじ分野が同じだけに、0・1%の誤植や比喩も許せないんじゃない? みんな一家言ある人ばかりなんだから」
オレ「ふ、背後から短剣を突き立てられた心境だぜ。ラジオでもテレビでも新聞でも雑誌でも、物理応援団やってきたじゃねえか」
K妻「はなっから応援団だなんて思われてなかったんじゃないの?」
オレ「そっか・・・」
K妻「物理の老人だけでなく、若者からも批判されて、もう行き場を失っちゃったんだね」
オレ「そうかもな・・・あーあ、オレは科学史も専門だから、少し時間かけて、科学の歴史小説を書きたいなぁ」
K妻「えー? 湯川薫復活ですかぁ、あの売れない小説家(笑)」
オレ「売れない、言うな!」
もともと、K妻は、その売れない小説を読んで文章教室に来て、それが縁で結婚したのだが、やはり、湯川薫の復活はありえないようである。
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昨日(5月8日発行)の夕刊フジに竹内薫と藤井かおりの写真入りインタビューが掲載されました。(量子論は波とツブツブとミミズと輪ゴム!? 「ねこ耳少女の量子論」)
取材、ありがとうございました!
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よく「猫好き科学作家」って何ですか、という質問を頂戴する。
「猫好き」の部分はいいとして、「科学作家」というのは聞きなれない言葉だからだろう。
もちろん、これは英語の「サイエンスライター」の直訳にすぎない。だが、日本では「ライター」には、微妙なニュアンスが付随していて、あまりいい言葉ではないのだ。
たとえば「フリーライター」とはいうが、「ヒストリーライター」とはいわない。「歴史作家」というのは、作家の中でも最上格とされていて、英語なんか使わないからだ。
あるいは、「SF作家」とか「ノンフィクション作家」のように、英語と日本語の折衷パターンもあるが、なぜか「フィクション作家」とはいわずに「小説家」とか単に「作家」と呼ぶ。
以前、筒井康隆さんが、わざと「作家」ではなく「SF作家」という肩書きで呼んでくる新聞記者に対して怒っていたが、「貶めるニュアンス」には、簡単な法則があるわけだ。
つまり、こと文筆業に関しては、カタカナや英語を多くすればするほど、地位が低いのである。
***
先週のJAM THE WORLDのゲストに来ていただいた、科学ジャーナリスト大賞を受賞した北村雄一さんは、受賞者とも思えないほど暗かったが、日本におけるサイエンスライターの地位の低さと収入の低さゆえの真情の吐露だったのだろう。
***
サイエンスライターではなく「科学作家」という肩書きを使うといいことがある。科学色の強い小説を書いても糾弾されないのだ。だって、ライターじゃなくて、作家なんだからさ。
わかりにくいかもしれないが、歴史作家が史実をもとに、自由な創作を加えて作品を書くシチュエーションを考えてもらいたい。歴史的に存在しない人物を登場させても、誰も歴史作家をつるし上げたりしないだろう。
***
日本の物理学は人気が凋落する一方で、一般の人の多くは物理に苦手意識を持っている。学校の試験がトラウマになっている人も多い。
そういった人たちに物理学の面白さを伝えようと20年がんばってきたが、オレも、そろそろ、そういった仕事は卒業する時期に来ているようだ。
科学書界の古い体質を破り、さまざまな工夫をし、新しい流れを作ろうと努力してきたつもりだけど、やはり、独りじゃ「改革」は無理だった。物理を盛り上げる仕事は、若い人に託すことにしたい。(科学書界の「老人」たちと同じ考えの「若者」では、何も変わらないと思うが・・・)
***
もちろん、オレの仕事は書くことだから、書くのをやめるわけじゃない。
今日、さる出版社から科学系のファンタジー小説の執筆依頼が来て、「ああ、オレは本当はこういうものが書きたかったんだな」って気づかされた。
20年、100冊を節目に、サイエンスライターの竹内薫には引退してもらって、科学作家の竹内薫として生まれ変わらなくては!
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GWは、人が休んでいる間に追いつかないといけないので、土曜日を除いて、毎日執筆に明け暮れた。
昨年亡くなった鴨井聖往先生が主人公の「人生をリセットするミステリーツアー」は完成稿を送った。小説仕立てで発想法と「生き方」を考える本だ。「小説」は久しぶりなので、うまく書けたかどうか不安だが、鴨井先生の「教え」をボクなりに脚色してみた。はたして読者に受け入れられるだろうか。
長いことストップしているマクスウェルの翻訳は、物理の大学院生のKさんにお願いして、下訳段階の誤訳を摘んでもらって、完成稿に近づける手助けをしてもらい、なんとか、順次、出していく決意をした。
遅れに遅れている数学本(日経BP社)と「時空の物理学」(ブルーバックス)もようやく執筆の具体的な目処がたってきた。
その前に「科学の闇」を仕上げなくては!←取材敢行中
***
「バカヤロー経済学」の見本が届いた。かなり充実した内容になったと思う。一部、税制の法律改正があった箇所は、発売までにオフィシャルサイトの「正誤表」のところに掲載する予定です。
***
あ、それから、木曜夜10時のNHK総合テレビ、お見逃しなく!
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土曜日の「エンタの神様」を録画しておいて、日曜に見たのだが、その中で「ヒデヨシ」の「笑い袋」がツボにはまって、困ったことになった。
今日は一ヶ月半ぶりに伸び放題の髪を切ってもらいに、K妻と近所の美容室に行ったのだが、カット中にヒデヨシのネタで思いだし笑いしそうになり、非常に困った。鏡の前で自分の顔を見ながらニヤニヤしてたら「変な人」だろう。
その後も何回か思い出して笑いそうになった。
それにしても、あの真面目な顔からいきなり(形容のできない)笑いが出てくるところは凄いのひと言に尽きる。
ここ数年で一番笑った。お腹が苦しいよー。
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早速、地元のウッドデッキ屋さんに電話して、ベランダを見てもらった。人間も含めた巨大な檻(ケージ)をつくってもらうわけだ。
猫の命がかかった緊急事態であることを告げたら、GWなのに、一両日中に設計と見積もりを送ってくれるという。
今朝方は本当に心臓が止まるかと思ったので、即行動した。(ううう、でも、オレのピアノの夢が遠のく・・・(涙))
***
近々、改造前、改造後の写真をアップする予定也。
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マンションの中層階に住んでいるのだが、日曜は一日かけてベランダのラティスを修復した。ラティスは猫がコンクリートの手すりに飛び乗って落下するのを防ぐための囲いなのだ。
新入りのゾロりんは、やたら身体能力が高いので、家の中のどこにでも行ってしまう。どんな戸棚も、扉の上も、行かれないはずの書棚の上も、どこでもござれだ。
そのゾロりんがエアコンの室外機の上から2メートルほどの高さのラティスの上に(爪で)這い登ってしまうため、ラティスの修復をしつつ、ラティス上部に60センチほどのアクリル板を貼った。
すっかり安心していたが、しばらくすると、なんと、ラティスのてっぺんを歩いているゾロりんの姿が目に飛び込んできた。
そこで、好物の食べ物で釣って「おりておいで、いい子だからおりておいで」と促し、大捕り物と相成った。
すぐにラティスの上にさらに別のラティスを固定し、ほぼ天井まで「密閉」せざるをえなくなった。
オレ「さすがに、これで大丈夫だろう。アリの這い出る隙間もない」
K妻「あー、寿命が二、三年縮まったわ」
だが・・・明け方に第二の事件が勃発した。気がつくと、ゾロりんが、新しく継ぎ足したラティスと天井の間の数センチの隙間に入り込んでいるではないか!
オレ「ギョエー! あ、あれを見ろ!」
K妻「うがあ!」
K妻が絶叫しながら飛んでいって、室外機の上に乗って、ゾロりんの身体を押さえたが、ラティスに爪を引っかけて踏ん張るので、なかなか救出できない。たまりかねて、オレも室外機に乗って、爪を一本ずつはがして、ようやく救出に成功した。
ゾロりん、忍者猫か、お前は。
うーむ、オレの日曜大工の腕では、これが限界だ。ゾロりんの驚くべき身体能力に人間の知恵は勝つことができないのか。こうなったら、もう専門家のご登場を願うに限る。
猫はオレをさまざまな脅威から守ってくれる守り神様なので、思い切って、ベランダのウッドデッキの施工業者に「巨大な安全箱」をつくってもらうことに決めた。
K妻「そんなお金、いったいどうするの」
オレ「ピアノ買おうと思って、こつこつ貯めてきたへそくりを放出します」
バイバイ、マイピアノ、ウェルカム、ベランダの「巨大な安全箱」。
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ここのところ、なぜか、大学院生や若手研究者の方からメールをいただいたり、トラックバックをかけられることが多い。
でも、アカデミズムの精神状況が、ここ20年で、ほとんど変わっていないのではないかと考えさせられることもある。
20年前、同級生がこんなことを言っていた。「税金から研究費や学費が補助されてるなんて、考える必要ないよ。くれるんだから、好きに使っちゃえばいいんだよ」。当時から、オレは異質の存在だったようだ。なぜなら、その発言をした同級生に強い怒りを感じたんだから。
トラックバックをかけてくれたaki_roomさんには、かなり手厳しく「反論」しておいたけど、これでまた「敵」が増えたな・・・。それにしても、科学の負の側面を書くと言っただけで、まだ書いてもいないのに、こんなに批判されるんじゃ、今から頭が痛いぜ。本が出版されたら、どれだけバッシングされることやら(汗)
でも、相手が大御所の爺さんでも、二十歳そこそこの若者でも、オレは誰にも媚は売らないし、おかしいと思ったら言うべきことは言う。
そのせいで、何度も不利益を被ってきたが、それも甘んじて受け続けてきた。言った分、返ってくるけど、それは仕方ない。
これまでに、ほんの数人、オレの言っていることを分かってくる人がいた。そういう人たちは、みんな、いい科学者になってるし、社会的な責任もきちんと自覚しているし、オレの味方だ。ほんの一握りにすぎないけれど、それでいいんだよ、それで・・・。
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うーん、インフルエンザA(H1N1)によるメキシコでの死者数が急減(下方修正)。
感染者がもっと多いのではと疑っていたが、なんのことはない、インフルエンザA(H1N1)による死者数が少なかっただけ、という結論になりそうだ。
いずれにせよ、メキシコ政府のずさんな危機管理態勢があらわになった。検体も取らずに埋葬されてしまった人も多いそうなので、メキシコの数字は参考にならない。
***
金曜のJAMでは、専門家からマスクもうがいも必要ない、と言われたが、それでもオレはマスクもうがいもするつもり。
今のところ毒性は弱いことが明らかだが、ワクチンができるまでは、感染しないに越したことはないからな。
ニューヨークではタミフルやマスクが品切れだそうだが、いずれ襲来するであろう強毒性の新型インフルエンザに備えて、常に備えはしておいたほうがよさそうだ。
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・THE21(6月号)「成功する30代・失敗する30代」のインタビューに登場しました。コツコツ削りつづければ分厚い氷にもいつかヒビが入る・・・。茂木健一郎と一緒に箱根に行ったときの写真付きです(笑)
・東京大学新聞4月28日号「ねこ耳少女×○○学入門」に登場しました。カフェラテで量子論を説明する!
取材に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
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ここ数年、サイエンスライターをやっていて嫌なことが立て続けに起きた。高飛車で人格が破綻している科学者にも大勢出会った。サイエンスライターを「無料宣伝係」として「使う」だけの大学教授も多い。
20年間、「科学応援団」として地道に活動してきたが、自分の中での葛藤が大きくなりすぎて、ここら辺で科学(者)のダークサイドを書かないと、もう仕事が続けられないことに気がついた。
たとえば、猫好きを公言して、ペットの殺処分をゼロにしようと努力しながら、一方で動物実験を無条件に認めるのは欺瞞だ。単に友人や知人が日常的に動物実験をやっているから黙っていただけなのであり、常に自分の心にウソをつき続けてきた。
一部の科学者や大学教授たちの、人を人とも思わないような振る舞いにも、そろそろ愛想がつきかけている。
科学は決してバラ色ばかりじゃないし、ダークサイドも描かなくてはならない。最近、そんな心境になりつつある。
ただ、本を書く以上、個人的な恨み節では仕方がない。問題は、自分の心の苦しみや葛藤を「読者が読んで損をしない本」に昇華させることができるかどうかだ。それができなければプロ失格だし、出版する価値はない。
サイエンスライター生活20年、100冊目の本が、科学を批判的に考察する本になろうとは、夢にも思わなかった。
「でくのぼう」の「無料宣伝係」が書く科学批判の書は、いったい、どんなものになるのだろうか・・・。
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一年にわたり日本の科学者を取材してきた「諸君!」の「サイエンティスト異能列伝」は、発売されたばかりの6月号で連載終了となる。雑誌媒体の休刊に立ち会う形となった。
個人的に、バトンタッチのようにして始まったのが「週刊新潮」の新連載「サイエンス宅配便」だ。一回目は、(当然だが)キャラの紹介とシュレ猫談義と相成った。二回目以降は「ニヤリ」と笑えるエッセイを立て続けにお見舞いするつもりだ。
***
WHOは「新型インフルエンザ」を「インフルエンザA(H1N1)」と呼ぶことを宣言したようだ。「豚」から「新型」、そして「A(H1N1)」。こうコロコロ名前が変わっては、マスコミも一般市民も混乱してしまう。でも、他の新型インフルエンザが登場する恐れもあるし、一応は正体がつかめてきた、ということなのだろう。
カナダから戻った横浜の高校生がインフルエンザA(H1N1)に感染しているかどうか、気にかかるところだ。カナダの英会話学校などではメキシコからの留学生も多いから、そこで感染した可能性もあるだろう。まだ情報が錯綜していて、正確なことは何もわからないが、同じ横浜に住む身としては、そろそろ外出時のマスクは欠かせない、という感じがしてきた。
いつもは花粉対策に「ぬれマスク」をしているのだが、そろそろ戸棚の奥から「N95マスク」を引っ張り出さないとだめかもしれない。
一般向けのニュースでPCRという専門用語を厚労大臣が連発するなんざ、事態の深刻さを如実にあらわしているよねぇ。
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