草彅剛さんの事件で思ったこと
草彅剛さんとは面識も利害関係もないが、今日のJAM THE WORLDの「カッティング・エッジ」のコーナーで精神科医の和田秀樹さんから聞いた話は、意外と真相に近いのかもしれないと感じた。
和田さんによれば、泥酔状態で自宅に近づくと、急に気が緩んで周囲に迷惑をかけてしまうことがあるのだという。
和田さん自身、酔っぱらって自宅マンションまで帰り着いたのに、一階ロビーにあるソファで寝てしまい、朝になって起きて初めて、自分が自宅内ではなくロビーのソファで寝ていることに気づいた経験があるそうだ。
草彅さんは、自宅マンション前まで帰り着いたものの、気が緩んでしまい、まだ自宅内に入っていないのに、洋服を脱いで、大声で不満をぶちまけてしまった可能性がある。
「ほぼ自宅」という場所が、和田さんの経験と草彅さんの今回の事件とで共通している。
もちろん、草彅さん本人が何も憶えておらず、(和田先生によれば「ブラックアウト」という典型的な現象だそうだ・・・)自宅内と自宅外の公園の「差」がわかっていたかどうか、たしかめる術もないのだが。
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JAMでも述べたが、東京地検ではなく、東京区検に送検されたということは、地方裁判所ではなく簡易裁判所での審理になるわけで、最初から「軽微な犯罪」なのである。
マスコミがここまで大騒ぎし、警察が家宅捜索をする必要などない。
警察が発表した「裏付けのため」という捜索理由も意味不明だ。酔っぱらって全裸になったことの裏付けが自宅内にあるはずがない。むしろ、麻薬の存在を疑ったのだろうと思われるが、尿検査でも家宅捜索でも麻薬は出てこなかった。警察の捜査の勇み足だったのだろう。
一部マスコミが、草彅さん出演のCM打ち切りのスポンサー名を「匿名」にしていたのにも苦笑した。他のマスコミではすでにスポンサー名を実名で出しているし、誰でもスポンサー名を言うことができるほどCMは浸透していたように思う。
国民も視聴者もリスナーも読者も、警察やマスコミによる不自然な情報操作はきちんと見ているものだ。
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マスコミと警察の対応の「不自然さ」ばかりが目立った二日間だった。
(個人的な感想だが、さほど悪いこともしていないのに、草彅さんは可哀想である。もともと好感度が高いタレントさんだし、処分が決定したら、なるべく早く復帰してもらいたいものだ。)
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