フムゥ
最近、駅のプラットホームや人ごみで、(オレより少し年輩の)中年親父の「フムゥ」という警告音にドキッとさせられることが多い。この「フムゥ」は、声に出さずに「不平不満」を周囲に伝える手法らしく、二人組のサラリーマンの年輩のほうがよく出す音だ。
店の玄関あたりで人が待ち合わせていると、自分の進路の邪魔になると判断し、「フムゥ」という、咳払いともなんともつかぬ警告音を発する。電車の中でも、しばしばこの音を耳にする。エスカレーターでもまたしかり。
オレは作家なので、いつものこの「フムゥ」を日本語に翻訳してしまう。
親父「フムゥ」
オレ(おいそこ、邪魔なんだよ。こっちは重要な仕事してんだ。おまえら暇なんだろうが、いちゃいちゃするなよ、けっ)
親父「フムゥ」
オレ(扉の傍はオレが最初にいたんだ。おまえらはもっと車内に入れ、けっ)
親父「フムゥ」
オレ「早く会計すませろよ、このババア、けっ」←気づかずに翻訳を声に出してしまっている
うーん、世の中、早く景気がよくなってくれないと、「フムゥ」がどんどん増殖して困ります・・・。
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