« オビの推薦 | トップページ | 冷蔵庫の上 »

フムゥ

最近、駅のプラットホームや人ごみで、(オレより少し年輩の)中年親父の「フムゥ」という警告音にドキッとさせられることが多い。この「フムゥ」は、声に出さずに「不平不満」を周囲に伝える手法らしく、二人組のサラリーマンの年輩のほうがよく出す音だ。

店の玄関あたりで人が待ち合わせていると、自分の進路の邪魔になると判断し、「フムゥ」という、咳払いともなんともつかぬ警告音を発する。電車の中でも、しばしばこの音を耳にする。エスカレーターでもまたしかり。

オレは作家なので、いつものこの「フムゥ」を日本語に翻訳してしまう。

親父「フムゥ」
オレ(おいそこ、邪魔なんだよ。こっちは重要な仕事してんだ。おまえら暇なんだろうが、いちゃいちゃするなよ、けっ)

親父「フムゥ」
オレ(扉の傍はオレが最初にいたんだ。おまえらはもっと車内に入れ、けっ)

親父「フムゥ」
オレ「早く会計すませろよ、このババア、けっ」←気づかずに翻訳を声に出してしまっている

うーん、世の中、早く景気がよくなってくれないと、「フムゥ」がどんどん増殖して困ります・・・。

|

« オビの推薦 | トップページ | 冷蔵庫の上 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フムゥ:

« オビの推薦 | トップページ | 冷蔵庫の上 »