GR Digital II
Ricoh GR Digital IIには、本格的にハマってしまった。
たしかに性能面も優れているが、他にもいいデジカメはたくさんある。
なぜ、これだけ満足度が高いのか。
実に不思議なカメラである。
外出には必ず持っていく、今日この頃。とうとう、ストラップやケースにも凝り始めた。ムックを買って、附録のシルバーリングをつけて、ひとり悦に入っている。
前にも書いたが、三脚用の安定板を持ち歩いて、ミニ三脚の代用にしている。テレコンも買ったし、フィルターも二枚導入。
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意外に注目されない点だが、ソフト(ファームウェア)のアフターケアが親切だ。定期的に新機能が追加されて、顧客のニーズに応えている。
マックにつなぐときも、たいていのデジカメは、ちょっとした不具合があったりするものだが、GR Digital IIは、実にすんなり認識して、ソフトの技術者たちの苦心がうかがわれる。
ようするにきめ細かいつくりなのだ。
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むかし、小学校から中学校のころ、親戚のおじさんの「お下がり」の一眼レフを持ち歩いて撮影していて、家の風呂場を臨時の暗室にして、フィルムの現像から焼き付けまでやっていた。
当時欲しかったのは、ペンタックスSPやオリンパス・ペンFTだったが、当然のことながら、そんなにいいカメラを買うことはできなかった。
でも、カメラをいじって、写真を撮ることは実に楽しかった。
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世の中がデジカメになってから、「カメラをいじる」楽しみを忘れていたが、GR Digital IIに出会って、ふたたび子供のころのワクワク感を取り戻した気がする。
マニュアルで撮ることが多いので、他の高性能なデジカメと比べて「失敗」することが多いが、考えたら、フィルムのときも失敗の連続で、たまに一枚、気に入った写真が撮れると凄くうれしかったんだよ。フィルムはもったいないけれど、デジカメになったら、もっとどんどん失敗すればいいんだ。
GR Digital IIは、そんなことに気づかせてくれる。いい愛機だぜ!
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