今日のJAM THE WORLDは舵取りがムズカシイ
今日の放送は難しくなりそうだ。
「動物実験の廃止を求める会」の方をゲストにお迎えするのだが、公正さが求められるナビゲーターという立場上、諸手で賛成することはできないからだ。
私の友人には生物学者も多い。彼らのほとんどは動物実験が仕事だ。酒を飲んだり、食事をしながら、実験で動物を傷つけたり殺したりする話が出ることがある。彼らは、たいてい、私の機嫌が悪くなるのを察して、その話は途中で切り上げる。
捨てられた猫を引き取って、家族として一緒に生活しているのに、猫の身体の一部を破壊して実験をし、その結果を論文にして、研究費やポストをもらう人の行為をそのまま受け入れることなどできない。
「科学の進歩」という大義名分の裏に、研究費や就職といった「生計」の問題が横たわっていることもわかっている。つまり、「やらなくてもかまわない動物実験はたくさんある」わけだ。
とはいえ、「動物実験の完全廃止が可能か」と問われれば、自信がない。どうしても必要な医学実験があるのかとも思う。
今日は、そういった個人的な疑問もゲストの方にぶつけてみたい。かなり個人的な本音が出てしまうかもしれない。そうしたら、科学系のリスナーから強い反発を食らう恐れもある。
休暇明けだが、いきなりムズカシイ舵取りを迫られそうだ。
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