« 叔父のブログ | トップページ | 重版御礼! »

41セントの攻防

世の中には思わず笑ってしまう、それでいて怖い出来事がある。

前回、「ムーブ!」でクレジットカードの未払いがすべて記録されて、個人の信用情報として流通している恐ろしい実態を見たので、とりあえず未払いになっているアメックスの41セントを払うことに決めた。

***

むかしカナダにいたころにつくったカードで、日本版に切り替えようと思ったが、国がちがうので切り替えられないと言われ、そのままにしておいた。

といっても、ほとんど使わないカードだったので、昨年、カナダのアメックスに電話をかけて解約したのだ。

その際、最後の請求書が届くから払うように、と言われたため、周三郎に有楽町西武のてっぺんのアメックスカウンターまで行ってもらって、最後の支払いをしてもらうことにした。ところが、周三郎は30分ほど待たされたあげく、「もうすぐ7時で営業終了なので明日にしてください」と言われたそうだ。

わざわざ鎌倉から電車賃を払って有楽町くんだりまでやってきたわけだし、さほど暇でもないので「列に並べと言われたから並んでいたのにヒドイじゃありませんか」と文句を言ったところ、奥で五分ほど社員会議(?)が開かれ、「じゃあ、お受けします」ということで支払いを済ませたのだった。

とりあえずは、何事もなく精算した・・・はずだった!

しかし、どうやら、この数分の差が災いしたのか、一ヶ月後に「41セント未払い」という通知がカナダから届いた。おそらく一日の為替変動なのだろう。

41セント払えと言われても、また有楽町まで行くと電車賃が千円くらいかかるし、あまりにばかばかしいので放っておいた。

それから毎月のように41セント以上の切手代を使って、カナダのアメックスから「41セント未払い」の督促状が来るし、(しつこいようだが)「ムーブ!」で怖い金融業界の実態を知ったため、本日、ふたたび周三郎に支払いに行ってもらった。

ところが、有楽町西武のアメックスカウンターでは、前回とは打って変わり、今度は「委任状がないとお受けできません」の一点張りで、どうしても41セントを支払わせてくれない。挙げ句の果てにはアメックスに電話をつないで、延々と交渉した結果、窓口ではダメで、銀行からアメックスの口座に振り込めという。無論、さらに手数料の210円がかかるわけだ(笑)

***

実に馬鹿馬鹿しい状況だが、有楽町西武のカウンターの社員たちも、アメックスの担当者も、誰ひとりとして「41セント」の支払いのために、すでに双方が何千円も無駄にお金を浪費している現実が見えていないことに、そこはかとない怖さを感じてしまった。

なんだか、完全にマニュアル化というかロボット化していて、誰も自分の頭で判断していないように思うのだが、もしかしたら、こういう金融関係者のアタマが、現在の世界同時不況の引き金になったのかしら。

誰も何も考えずに、延々とサブプライムローンで回収不能の資金を貸し付けていた・・・。

コワイ世の中だねぇ。

|

« 叔父のブログ | トップページ | 重版御礼! »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136278/43954802

この記事へのトラックバック一覧です: 41セントの攻防:

» Che Guevara は君に語りかける [SWANの 「Trust me!」]
 時代がゲバラを必要としている。  正義を貫いたチェ・ゲバラという男の行動は、この21世紀においても色あせることは全く無い。  『チェ28歳の革命』と『チェ・39歳別れの手紙』が製作されたのは時代の必... [続きを読む]

受信: 2009年2月 5日 (木) 09時59分

« 叔父のブログ | トップページ | 重版御礼! »