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2009年2月の42件の投稿

腹巻き

ここのところ更年期障害気味で、マッサージに行っても「脚が冷えてますねぇ、竹内さん」と言われる始末。

まあ、長時間、イスに座りっぱなしで仕事をしているせいもあるのだろうが。

気がついたら、お腹も結構冷えていることが多い。

まあ、内臓脂肪がつきすぎているせいもあるのだろうが。

そこでネットで腹巻きを注文して、家で仕事をしているときや寝るときに着用するようにしてみた。

うーん、明らかにお腹の調子もいい。これは、腸内細菌がうまく活動できる温度が保たれるようになった、ということなのだろうか。

腹巻きは、中年のおじさんの必需品である。

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カルデロンのり子さんの問題(続き)

日本の不法残留者数は約11万3000人だという。

この数は、最初は合法的に入国したが、その後、不法に残留している人の数だ。

では、最初から不法に入国した人の数はどうなのか? それは、まったくわからない。年に2000から3000人が(偽造パスポートなどがバレて)入国を拒否されるという数字しか把握できていないのだ。

どうやら、今回のカルデロンさん一家の問題がすんなりといかない理由は、両親が最初の入国の際に他人名義のパスポートで「不法入国」した点にあり、だから入国管理局としては、「人道的」な配慮ができないらしい。

それは「前例」にしたがう役人の限界だし、彼らはきちんと職務を遂行しているだけだ。

それにしても、政府はいったい、不法入国の問題をどうしようと考えているのだろう?

偽造パスポートで裕福な国に出稼ぎに出る、という事例が多いのが現実だとしたら、「不法入国関係以外に犯罪歴がないこと」などを条件として、一定期間を区切って、「正直に名乗り出た場合は残留許可を出す」ようにすれば、悪質な犯罪者(=麻薬その他)以外の不法残留者と不法入国者は名乗り出るにちがいない。そうすれば、不法滞在者の問題は一気に解決に近づくではないか。そのほうが合理的ではないのか。

しかし、結局のところ、カルデロンのり子さん一家は国外追放になるだろう。

そして、この一件だけをいくら厳密に「裁いた」ところで、日本の不法入国の問題は一向に解決には近づかない。われわれは、ニュース報道を見て、「ああ、子供がかわいそうだ」と思わされ、「もう国外退去するように伝えてある」と平然としている森法務大臣の顔を見て不快になるだけである。

不合理で非人道的な政権より、できれば、合理的で人道的な政権に早く変わってほしいものだ。

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紀伊國屋セミナー

鈴木光司さんとの紀伊國屋セミナーが迫ってまいりました。

ふるってご参加ください!

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カルデロンのり子さんの問題

カルデロンのり子さんの問題だが、森法務大臣が役人の言うなりで、麻生総理も「しもじも」のことには無関心である以上、国連に訴えるのは一つのいい手段にちがいない。

自民党の笹川総務会長の「やむなく沈没(笑)」発言も、森法務大臣、麻生総理と同じ「精神構造」から生まれた発言だ。ようするに、この連中はみんな「殿上人」で、他人の「痛み」は全くわからないのだ。

こういうのを「裸の王様」と言う。

カルデロンのり子さんの問題は、麻生総理の実行力のなさ、指導力のなさの象徴だ。

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徹夜

今日も徹夜の仕事になってしまった(汗)

ゲラの嵐は、先週と先々週でなんとか凌ぎきったが、せっかく直した赤字が反映されていないことが多く、かなり頭にきた。赤字が反映されないということは、いくら著者が直しても、本になったときに誤植だらけということであり、苦労が報われないよ。なんだか、活字を組む人が、編集者に対して恨みでももっているのではないかと、勘ぐりたくなるぜ。いったい、どうなってんだ?

この疲労を生放送に持ち越すと、しゃべりに甚大な影響が出るので、明日はできるだけ休養したいものだ。マイクの前に座ったとき、「あー、きょうは疲れていて、うまくしゃべれないや」では、リスナーに申し訳がたたないから。

高橋洋一さんとの共著は、直しも佳境だが、目からうろこの連続で実に面白い。(自分で言うのもなんだが!)こんなに面白く勉強できたのは久しぶりなのである。

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朝日新聞「ペットの肖像」

明日26日の朝日新聞(東京本社版・夕刊)「ペットの肖像」に私とコタロウが登場します! 

ぜひ、ごらんください!

(なお、大阪本社版は28日夕刊の予定だそうです)

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WOTAKUマンガ(その4)

作:藤井かおり
画:春吉86%


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重版御礼!

おかげさまで『ねこ耳少女の量子論』は重版になりました。(昨日の「ムーブ!」が効いた!?)

みなさまのご愛読に感謝いたします。

もしかすると「萌える最新物理学」はシリーズ化か?←現時点では妄想の域(笑)

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ムーブ!最後の出演

昨日は「ムーブ!」の最後の出演で、少々「弾けて」きた(笑)←最後だからいいだろう。

もともとユーモア系なんだから、視聴者のみなさんに少しだけ笑ってもらえれば一番いいのだ。

最後ということで、「萌える最新物理学」も宣伝させてもらちゃった。

それにしても、視聴率トップなのに番組が終了というのも、残念なことだ。

私は今年でサイエンスライター歴20年だが、いい本をつくっても売れないことを何度も経験してきた。いい本を何十冊もつくって、そのうち一冊が、たまたま売れる。(無論、うまくつくれなかった本が売れることは絶対にない。)

がんばっていい仕事をしても、「社会システム」のせいで、そういった仕事が続けられないことが多い。「ムーブ!」のスタッフには、今後も、くじけずに別の形での再起をはかってもらいたい!

「勝谷誠彦のまだまだ知られてたまるか!」も最後のムーブ本ということで、どうか、応援よろしく!

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宇宙の詩(更新)

宇宙の詩が更新されました。是非、ごらんください。

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ムーブ!最終日

明日(月曜)はABC朝日放送の「ムーブ!」最終日。

スタッフは、視聴率一位のまま、有終の美を飾りたいという意気込みなので、オレも最後の一戦、がんばってくるつもり。

応援よろしく!


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「透明人間」の作り方

「ねこ耳少女の量子論」の陰に隠れて目立たないが、「「透明人間」の作り方」は、オフィシャルサイト管理人の荒野健彦くんと初めて一緒に書いた共著本だ。

私の技術解説部分は拙くて申し訳ないが、荒野くんが担当した軍事解説の部分は、彼の博識ぶりがうかがえ、自衛隊関係者への取材も含めて、ものすごくがんばってもらった。

なんだか、透明素材の本と誤解している人がいるようだが、透明な素材とはいっさい関係ないので念のため(笑)あくまでも、メタマテリアルを中心にした「遮へい」や「迂回光学」による透明技術の話です。

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奇跡の脳

ジル・テイラー博士の「奇跡の脳」の見本が届いた。

自費出版から全米で50万部売れたというのも驚きだが、とにかく、脳科学者の脳が壊れるというショッキングな「事件」、壊れていく過程の生々しい描写、そして、八年のリハビリを経て完全復活するまでのヒューマン・ストーリーに心打たれた。

これだけ翻訳したいと思った本は、これまでにない。私としては、現時点でこれ以上は無理、というところまでがんばって翻訳をした。どうしても、著者の「想い」が伝わる日本語にしたかったから。

著者が語る「脳卒中で発見した<右脳>の世界」はきわめて神秘的だ。宇宙と一体化する感覚とはいったい何なのか・・・。

一人でも多くの読者に手にとってもらいたい本だ。

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なぜ今さら堰を切ったように

中川元財務大臣に関する報道には、正直言って驚きを隠せない。

もともと報道関係者には、中川元大臣にアルコールの問題があり、これまでにもいろいろな事件があったことは周知の事実のはずだったのに、外国メディアが「日本の大臣は酔っ払いだ」という報道をするまで、ほとんど「表」には出てこなかった。

ところが、海外で報じられたのを機に、まるで「解禁」になったかのようにいっせいに中川元大臣の「醜態」をこれでもか、これでもかと報じ始めた。

今回、お付きのはずだった財務官僚たちが国会答弁で「私は知りません」と素っ気ない態度に終始しているのも、ようするに「中川元大臣の問題行動は、前々からわかっていたこと。我々の責じゃない」と暗にほのめかしているわけだ。

私は科学畑だから、政治に関するコメントはラジオやテレビでも最小限しかしない。だが、この一件では、「報道」について、いろいろと考えさせられた・・・。(うーん、だから、一般の人が裏情報を得るためには週刊誌やスポーツ新聞を読まないとダメなんだな・・・)

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直前告知

明日夜8時からのJ-WAVE JAM THE WORLD、15ミニッツのゲストは、

東大・法学部出身のセクシー系グラビアタレント
楠城華子さんです。

楠城さん曰く
「東大出身の男性には共通して、女性の好みに特徴がある」とのこと
はたして、その特徴とは?

そして、受験シーズンも佳境に入ったということで
社会人の方にも役立つ、勉強法も伺う予定です。

いろんな意味で話題満載の15ミニッツ・・・おたのしみに!

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WOTAKUマンガ(その3)

作:藤井かおり
画:春吉86%

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猫になりたい

さきほど「たけしのコマ大数学科」の収録から戻ったところ。

相変わらずの三本録り体制で、みんながんばっているが、驚くべきことに四年目のシーズンに突入!

昨晩は、問題の解説を準備していて、解が一つしかない証明ができずに、とうとう朝の六時まで粘ってしまった(汗)←と、解けねえ

しかたないので、編集段階で、パソコンで虱潰しに場合分けすることで許してもらうことに。

そうそう、来月、コマ大イベントがあります!(100名限定だそうです)

***

K妻からバレンタインにもらったパジャマをオレがまちがって洗濯機で乾燥させたら、人形のパジャマになった(汗)

うーん、大変なことになったゾ・・・。どうしよう。

***

K妻は、ゾロりんがベランダのラティスのてっぺんに座っているのを目撃。

あまりに身軽で、まるで忍者みたいだが、墜ちたら大変なので、心臓が止まりそうに。←オレではなくK妻の心臓である

週末にラティスに防護策を取り付ける必要があるだろう。

てゆーか、ふつう、そんな危険なとこ、登るか? 意味がわかんねえ・・・。←猫的には意味があるらしい

***

先月から、土日返上で仕事をしているが、とうとう週に二日くらいは徹夜しないと追いつかない状況となった。

しばらく、もう、これ以上は、スケジュール入りません。本当に物理的かつ生物的に無理なので、本当にゴメン!←みなさま

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宇宙の詩

竹内さなみ作・宇宙の詩の掲載が始まりました。ぜひ、ごらんください!

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紀伊國屋セミナー

紀伊国國屋ホールでの3月9日の鈴木光司さんとのセミナーの情報です。みなさま、お誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください!

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科学時事放談

産経新聞の科学時事放談に萌える物理学の背景を書きました。ごらんください!

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重版御礼!

おかげさまで『ねこ耳少女の量子論』は重版となりました。

みなさまのご愛読に感謝いたします! 引き続き、応援ヨロシク!

***

『「ファインマン物理学」を読む 量子力学と相対論を中心として』も重版(5刷り)となりました。

ロングセラーとなりました。ありがとうございます!

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直前告知

本日のJ-WAVE「JAM THE WORLD」、15ミニッツのゲストは、「釣りバカ日誌」や人気ドラマ「相棒」などにも出演されている、俳優の中本賢さん(以前の芸名は“アパッチけん”さん)です。

「多摩川」の魅力について伺います。キーワードは「鮎」!

***

同じくッティングエッジは、“他人の不幸は蜜の味”の脳のメカニズムについて、
独立行政法人・放射線医学総合研究所・分子イメージング研究センター・分子神経イメージング研究グループの
高橋英彦主任研究員に
生電話で伺います。

こちらもお楽しみに!

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カルデロンのり子さん

あまり政治的な発言はしないことにしているんだが、今回ばかりは、本当に頭に来た。

麻生さんは役人のいうことを何一つひっくり返せない、つまり、指導力がない、ということなんだろう。いったい、なんのための総理大臣だろうか。

法務省の役人も本当に「マニュアル人間の集合体」なんだと思う。非人道的だけれどマニュアルにしたがって行動し続けるしかないんだとしたら、いっそのこと全員、コンピューターに代えてしまえばいい。

でも、役人が規則にしたがって行動するのはあたりまえなんだから、問題は、全く政治裁量を行使できなかった森法務大臣にある。政治家として「決断」ができないなら、はっきり言って、いらないよ。

オレは、幼少時の体験もあり、こういった問題に敏感すぎるのかもしれないけれど、法務省の言っている、
「一人だけなら残してやってもいい」
って、よくある役人のウソだよね。

どうやって子供が一人で生きていかれるのか、理解に苦しむ。というか、マスコミ対策のために、できないとわかっていて、ウソをついているだけなんだよ。「われわれも少しは人道的なんです」という陳腐なパフォーマンス。

実に汚ないやり方だ。

なんだか、嫌な国になっちゃったね。

***

でも、オレみたいな「お涙ちょうだい」(←皮肉です)の意見は、この国ではどうやら少数派らしい。たとえば・・・

もしかしたら、派遣切りとか内定取り消しとか年間三万人の自殺とか鬱病とか、そういった問題についても同じく「お涙ちょうだい」って嗤っている人が多いのだろうか・・・。「他人の不幸は密の味」っていうことなのか。

***

いや、でも、同情心のない人たちは、本当は少数派であり、やはり、日本人の大部分は、今回の決定に対して怒っているのだと信じたい。でないと救われないよ・・・。

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胡蝶の夢

いつものアロマオイルマッサージへ。

いつもK妻と一緒に行くのだが、今日はK妻のお気に入りのセラピストさんが二人だったので、K妻、すこぶる機嫌がよかった。

終わったあと、道を歩いていると、こんな発言が飛び出した。

K妻「マッサージ受けながら、マッサージ受けてる夢見てた」
オレ「どーゆー意味だ」
K妻「気持ちよすぎて眠っちゃったけど、夢の中で同じマッサージを受けていて、セラピストさんと楽しく話をしてるの」

つまり、劇中劇みたいな形で、マッサージ中マッサージということか?

夢の中で、脳ミソが自分のセリフとセラピストさんのセリフを両方考えていたわけだよね。だったら、寝ないで実際に自分のセリフだけ言っていたほうが脳の負担が軽かったのではあるまいか(笑)

K妻版、胡蝶の夢。

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勝谷誠彦のまだまだ知られてたまるか!

「ムーブ!」のコメンテーターでいつもご一緒させていただいている勝谷誠彦さんとムーブ!による新しい本が出た。(私のコメントも120ページに出ています!)

『勝谷誠彦のまだまだ知られてたまるか!』(西日本出版社)

やはり関西は「食」に対するこだわりが一味ちがうねぇ。

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ムーブ!

月曜は大阪朝日放送の「ムーブ!」に出演。

この番組は同一時間帯で視聴率の首位を争っているのだが、残念ながら3月で打ち切りが決まっている。

私はここ半年しか出演していないが、理系のディレクターとアシスタント・ディレクターによる受け入れ体制が整っていて、いつもスムーズに気持ちよく科学コーナーができていたので、本当に残念だ。

黒字倒産の会社が続出する現代日本。高視聴率でも打ち切られる番組は、まさにテレビ番組の黒字倒産にほかならない。次の番組は、ドラマの再放送ということだが・・・。

次回、23日(月)が私の「ムーブ!」出演の最後となる。がんばって科学コーナーを盛り上げて終わりたいものだ。

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長谷川眞理子さん

火曜は総合研究大学院大学の長谷川眞理子さんのところに取材に。

雑誌「日立評論」では、毎回、各界をリードするオピニオンリーダーにお会いして、インタビューをさせていただくのだが、やはり科学者・技術者にご登場願うことが多い。

総合研究大学院大学がある湘南国際村は、鎌倉の実家から車で十分ほどのところにあり、前にも何度か行ったことがある。近くには海が展望できる高級住宅街があるが、とにかく山のてっぺんなので、ここから東京へ通うのは大変だろうなぁ。

長谷川眞理子さんの研究室もオレの書斎と同じで本がいたるところに山積みになっていた!

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アマゾン科学書部門

おかげさまで、『ねこ耳少女の量子論』は、アマゾン科学書部門で売り上げ一位となりました。

二十年間のサイエンスライター生活で初めて・・・感涙に咽んでおります・・・でも、これから厳しい書評の叱咤の嵐が予想され・・・ちょっと怖いかも(汗)

13日にはコンビニでも発売予定です。一度、手に取ってみてください!

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重版御礼!

おかげさまで、『16歳の教科書』は22刷り、30万部となりました。

みなさまのご愛読に感謝いたします!

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WOTAKUマンガ(その2)

作:藤井かおり
画:春吉86%

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自分のペットが切手に?

アニマルポリスで知ったのだが、動物愛護週間60周年記念で、なんと自分のペットが切手になるのだそうだ。

うちも応募しようかなぁ!

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ねこ耳少女の量子論

「ねこ耳少女の量子論」、こんなブログが!

量子論の直感的なイメージをつかんでもらうためのマンガです。

最後のオチの謎については、近いうちにオフィシャルサイトにて、真相を公開予定!

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猫の社会学

猫神亭に新入りのゾロリンがやってきてから、猫の社会に異変が起きた。

そもそも猫が一匹だと、猫は猫ではなく人間と区別がつかない存在だ。

猫が二匹になると、「ああ、人間と猫は形がちがうのか」と猫たちが気づく可能性が出てくる。

猫が三匹になると、人間とは分離された、猫の「社会」が形成される。猫神亭の場合であれば、三匹の力関係がグー・チョキ・パーだったが、別の社会ができることもあるだろう。

今回、四匹目のゾロリンが参入したことにより、猫社会はさらなる進化を遂げた。なんと「国」が生まれたのである。明らかに国の境界線を巡る攻防が繰り広げられ、ある国が侵略されそうになると友軍が応援に駆けつけたりする。今のところ廊下が非武装地帯なのだが、ニャー君が一匹で守る「寝室国」の城は陥落寸前だ。(国といっても、今の国というよりは江戸時代以前の国のイメージ。)

猫たちを観察していると社会学が勉強できる気がするなぁ。

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アロマオイル・マッサージで「しのぐ」

今週は、かなりハードなスケジュールだったので、いつものようにアロマオイル・マッサージで二時間たっぷりリラックス。うーん、これまでで一位か二位の背中の堅さだと言われた。緊張した筋肉が固まってしまって、涙が出てくるぜ。

こうなると、もう肩こりとかいうレベルじゃないよね(笑)

昨年の11月に続いて、土日が全く休めない状況になってしまった。

3月の後半に二泊三日で休暇を取ることにしたが、それまでは土日返上の仕事が続く・・・。それまで、週に一回、二時間のアロマオイル・マッサージで回復させてもらうしかない。

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みんな念じてたのかぁ

世の中で立身出世を果たした・・・功成り名を遂げた人たちを取材したりインタビューしたりしていて気がつくのは、そのほとんどが「自らの夢を実現することに全力投球している」ことだ。そして、「みんなもがんばれば夢は実現するよ」と周囲にアドバイスしてくれる。

昨日のJAM THE WORLDのゲストの宇宙飛行士・山崎直子さんもそうだし、R25最新号の内田樹インタビューは「強く念じたことは必ず実現する」という題名だぜ。

うーん、そうだったのか。

オレは自分の夢を実現することに全力投球した覚えがない。

どちらかというと友人や家族や仕事仲間たちと全体で盛り上がっていって、最終的には日本全体、そして地球上の生き物たちも含めて、みんなが幸せになれればいいのではないか、というフワフワした、共生的な人生観が強いからだ。←机上の空論ともいう

実際、仕事だって「私よりあの人のほうが適任では?」と、積極的に周囲に振るし、共著が多いのも、周囲にいる才能のある人々をデビューさせたい、という思いが強いからだ。(高橋先生とか鈴木光司さんとの共著はこの範疇には属さない。)

オレって、どちらかというと目立たないし、出版賞も毎回落選するし、立派な肩書きをもらうこともないが、もともと念じていないのに、無視されたり落選したりする度に怒ってるのは、自己矛盾といえなくもない・・・これまで、全然、気づかんかった。

でも、オレが盛り上がらないと、結果的に周囲にも幸福を分けることができないのかもしれないな。

うーん、今年はちょっと、これまでの生き方を反省して、自分を盛り上げるために力を注いでみるべきか・・・。←念が弱いねぇ

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教科書会社に巣くう妖怪ども

「諸君!」3月号を読んでいたら「教科書の、向田邦子改竄」(高島俊男)という記事が目についた。なんと、向田邦子さんの文章を目茶苦茶に改竄して子供に読ませているのだそうだ。

あれ? これって、前にどこかで聞いたような・・・そうだよ、オレもやられたではないか。教科書会社に巣くう「アドバイザー」と称する妖怪教師どもが、オレの文章を切り刻んで、目茶苦茶にしてしまったよな。オレは怒って原稿を引っ込めたが、このアドバイザーどもは、無神経を通り越して、アタマがおかしいとしかいいようがない。こんな連中に牛耳られている教科書会社も情けない。そして、改竄された文章を読まされる子供は哀れである。

それにしても、オレは生きているから原稿を引っ込めたが、すでに亡くなっている作家は原稿を引っ込めることすらできない。

頭のおかしい教師どもが、この国の教育をダメにしている・・・。

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WOTAKUマンガ連載開始!(題名未定、期間未定)

いきなりだが、ヲタク(wotakuと発音する)のマンガを連載しようかと思う。

反響があれば本にするつもりだが、なければ早々に打ち切ります(笑)

題名は、『99.9%はWotaku』、『博士の異常なヲタク』、『博士のヲタクな愛情』という案が出ているものの、まだ決まっていない。できれば、オフィシャルサイトの掲示板に気に入った題名を書き込んでください。

週一くらいのペースで更新する予定。

なお、主人公二名のモデルは、某サイエンスライターとその妻になっている・・・らしい。

作:藤井かおり
画:春吉86%

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大阪!

周三郎との共著、実に10年ぶりに生き返ったシュレ猫本が、旭屋書店なんばcity店でワゴンセールされていた。なんだか感激してしまった。

ホント、大阪は波長が合うんだよね。理由は不明だが。


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重版御礼!

おかげさまで『16歳の教科書』は21刷、25万部になりました。

みなさまのご愛読に感謝いたします!

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41セントの攻防

世の中には思わず笑ってしまう、それでいて怖い出来事がある。

前回、「ムーブ!」でクレジットカードの未払いがすべて記録されて、個人の信用情報として流通している恐ろしい実態を見たので、とりあえず未払いになっているアメックスの41セントを払うことに決めた。

***

むかしカナダにいたころにつくったカードで、日本版に切り替えようと思ったが、国がちがうので切り替えられないと言われ、そのままにしておいた。

といっても、ほとんど使わないカードだったので、昨年、カナダのアメックスに電話をかけて解約したのだ。

その際、最後の請求書が届くから払うように、と言われたため、周三郎に有楽町西武のてっぺんのアメックスカウンターまで行ってもらって、最後の支払いをしてもらうことにした。ところが、周三郎は30分ほど待たされたあげく、「もうすぐ7時で営業終了なので明日にしてください」と言われたそうだ。

わざわざ鎌倉から電車賃を払って有楽町くんだりまでやってきたわけだし、さほど暇でもないので「列に並べと言われたから並んでいたのにヒドイじゃありませんか」と文句を言ったところ、奥で五分ほど社員会議(?)が開かれ、「じゃあ、お受けします」ということで支払いを済ませたのだった。

とりあえずは、何事もなく精算した・・・はずだった!

しかし、どうやら、この数分の差が災いしたのか、一ヶ月後に「41セント未払い」という通知がカナダから届いた。おそらく一日の為替変動なのだろう。

41セント払えと言われても、また有楽町まで行くと電車賃が千円くらいかかるし、あまりにばかばかしいので放っておいた。

それから毎月のように41セント以上の切手代を使って、カナダのアメックスから「41セント未払い」の督促状が来るし、(しつこいようだが)「ムーブ!」で怖い金融業界の実態を知ったため、本日、ふたたび周三郎に支払いに行ってもらった。

ところが、有楽町西武のアメックスカウンターでは、前回とは打って変わり、今度は「委任状がないとお受けできません」の一点張りで、どうしても41セントを支払わせてくれない。挙げ句の果てにはアメックスに電話をつないで、延々と交渉した結果、窓口ではダメで、銀行からアメックスの口座に振り込めという。無論、さらに手数料の210円がかかるわけだ(笑)

***

実に馬鹿馬鹿しい状況だが、有楽町西武のカウンターの社員たちも、アメックスの担当者も、誰ひとりとして「41セント」の支払いのために、すでに双方が何千円も無駄にお金を浪費している現実が見えていないことに、そこはかとない怖さを感じてしまった。

なんだか、完全にマニュアル化というかロボット化していて、誰も自分の頭で判断していないように思うのだが、もしかしたら、こういう金融関係者のアタマが、現在の世界同時不況の引き金になったのかしら。

誰も何も考えずに、延々とサブプライムローンで回収不能の資金を貸し付けていた・・・。

コワイ世の中だねぇ。

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叔父のブログ

『サイエンス夜話』、『宮沢賢治 時空の旅人』などの共著がある叔父がブログを始めた。

みなさま、一度、覗いてみてください。

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コレクター心理

ここのところ、出かけるときにはiPhone+が楽しみとなりつつある。

出張で新幹線に乗っているときも、iPhoneに入れた大量の書籍のどれかを読んでいたりする。当初、
「ケータイの画面で本が読めるかよ」
と敬遠気味だったが、一冊入れてみたら、あまりに便利なので、どんどん入力(笑)

特に海外コンテンツは充実しており、お気に入りのチャンドラーは全作購入して、いつもiPhoneで持ち歩いている。

日本の書籍は、まだまだパソコンまではダウンロードできても、iPhoneへの書き出しができないものが多いが、実に遅れている。今のところ、無料の青空文庫のほかはほとんどの大手出版社が本気でこういうニーズに対応していない。

iPhoneに好きな作家の全作品を入れて持ち歩く「コレクター心理」があるので、ちゃんとお金を払って買う人はいくらでもいるはず。

わざわざ紙の本をスキャンして、それを「写真」としてiPhoneで読むことができる。入力に恐ろしく手間がかかるが。

それにしても、オレって、「コレクター」だったんだ・・・。


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