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褒めない書評

いつも科学応援団に徹して、書評でも基本的に「褒める」ようにしている。

もともと「けなす」のであれば、最初から貴重な書評の枠を費やす意味がないからである。(ネットだったら、いくら悪口を書いても紙面の制約はないが、新聞・雑誌・放送ではそうもゆくまい。)

だが、ごくたまに、期待して読んでいって、しまいに「コノヤロー」と本を踏みつけることだってある。そして、それが書評の〆切日であり、他に代替となる本が見つかっていない場合、「褒めない」書評を書くことがある。

それは、自分で面白くないと感じた本を読者に薦めた場合、読者に金銭的な損害が生じるからであり、同時に私の書評家としての信用も失墜するからだ。(信用を失った書評家は、金利政策ができなくなった日銀や、公共事業で景気浮上がままならない政府のようなものである。)

というわけで、ゴメン! 久々に「褒めない」書評を書いてしまいました。

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こんなことを書くと、「てめえの本はどうなんだ。読んで損したって読者は大勢いるんじゃないのか」と言われてしまいそうだが、残念ながら、人間、自分のことはわからないものなのである。事前にわかっていたら、もちろん、出版なんぞしない。いつも、「これはウケるだろう」と考えて、結果的に撃沈するのである。(誤解のないように書いておくが、いつも撃沈しているわけではない。たいていは浮上する。)

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まあ、いつも、オレは周囲から糞味噌にけなされているわけで、たまには、オレが他人の仕事をけなしても、神様は赦してくれるだろう。

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