踏み絵
K妻は先輩の結婚式で受付をやったらしい。
アンティーク着物の振り袖を着ていったら、化粧室で年配の女性が声をかけてきて、帯が自分の時代のものみたいだ、と言われたそうだ。
横浜元町にアンティーク着物の「秋乃」というお店があって、私もコマネチの和服をお願いしているのだが、「格式張って嫌いになるくらいなら、自由に楽しく着こなそう」というコンセプトらしく、結婚しているK妻も振り袖をアレンジしてもらい、パーティに出席することができたのだ。
とはいえ、土曜日は北海道に日帰り出張で、K妻もマネージャー役で同行したため、かなり疲労がたまってしまったようで、現在は爆睡中(笑)
***
K妻「ただいまー」
オレ「えいっ、えいっ、えいっ」
K妻「・・・な、なに、してるんですか」
オレ「見ての通り、新聞を踏みつけているのだ」
K妻「なぜ」
オレ「君だって、嫌いなタレントが出ているとTVのチャンネルを変えるじゃないか」
K妻「嫌いな人の写真を踏み・・・踏み絵ですか」
オレ「そうだ。で、まだ、腹の虫がおさまらんので、お次は・・・」
K妻「相手の顔を切り刻むんですね(汗)」
オレ「当然だ。えい! こんな奴、バラバラにして、丸めて、猫どもにくれてやる・・・ホレ、猫ども、やっておしまい!」
K妻「なんか、こう、鬱屈してませんか。たけしさんみたいに人前で堂々とやって、笑いにもっていくとかできないんですか」
オレ「(胸を張って)ふ、オレは小心者なのだ」
K妻はテレビを見ていると嫌いなタレントが多くて、とにかく見られる番組が限定されてくる。(最近、FOX TVしか見ないので、特に問題はないが。)
オレの場合、嫌いな著名人というのはほとんどいないが、学者を中心に五名くらい、どうしても我慢できない連中がいる。いや、好き嫌い、というわけじゃない。オレに(理由もなく)具体的な不利益をもたらした連中を恨んでいるだけのことである。
K妻は生理的に嫌いなのであり、オレは論理的に怨んでいるのだ。
ちなみに、丸めて捨てた新聞紙に猫がおしっこでもかけてくれれば、オレとしては狂喜乱舞なのだが、猫どもは、オレの顔をみて、ただ「にゃあ」と鳴くだけである。
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