猫死
愛猫のカロアが死んだ。
正月2日に鎌倉の実家を訪れたとき、やせ細っていて、もうダメだと思っていたので、数日おきに逢いに行ってやろうと決めたのだが、一時間の差で最期は看取ってやれなかった。
18歳だから、人間の歳でいえば100歳に近いのだと思う。
妹から電話があって、横浜の自宅を出たとき、急に廊下の灯が全部ついて、雨がサーッと落ちてきた。その瞬間、「ああ、カロア、オレを待たずに死んじゃった」ってわかった。
鎌倉について、家に飛び込んだら、カロアは、いつもの自分の寝床に横になっていた。驚くほど安らかな寝顔で、段々と息が少なくなって、最後に両手をクッと伸ばして、それから息をしなくなった・・・妹が教えてくれた。
カロアは、いつも、気持ちがいいと両手をクッと伸ばして横になっていた。
最後も苦しまずにあの世に旅立ったんだね。
でも、カロアは、オレにいちばん懐いていたし、オレもいちばんカロアをかわいがっていた。だから、せめて最後くらいは、もっと頻繁に逢いに行ってやるべきだった。仕事に追われて、明日行こう、明日行こう、って引き伸ばしているうちに、待ち切れずにカロアは死んじゃった。
なにやってんだろう、オレ。
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