もう、犬・猫殺しはやめよう
友人からこんなリンクが送られてきた。
昭和59年、中曽根政権のときに、財政再建の名のもとに全国の犬・猫の収容施設の整備費が廃止され、それ以来、捨て犬・捨て猫は、劣悪な環境で殺処分されるしかなくなったのだという。
日本には動物愛護法があるにもかかわらず、現実には、ほとんど機能していない。
毎年、40万匹もの犬と猫が殺処分を受けるわけだが、先日、新聞を読んでいたら「安楽死」と書いてあった驚かされた。殺処分は、ほとんどの場合、窒息死させるわけで、自分がやられる身になったら、断末魔の苦しみを味わうことになるだろう。いったい、窒息死のどこか安楽なのか。
取材した記者が、特定の施設に配慮して、そういう表現を使ったのだろうが、現実から目をそむける表現であり、「なんだ、安楽死ならいいじゃないか」という風潮を助長するから、やはり厳しい現実を直視すべきではないか。
もっとも、熊本県の施設では、持ち込まれた犬・猫の75%が譲渡され、殺処分は8%にすぎないというから驚かされる。動物愛護の鑑みたいな施設があるわけだ。だが、残念ながら、全国の平均は、この数字の逆で、譲渡は8%程度で、残りは処分されてしまう。
もういい加減、40万匹の命を「窒息死」させるのはやめたらどうだろうか。そこら辺から始めないと、この国に美しさとか品格なんて、戻ってこないだろう。
いっそのこと、この国のさまざまな「議員」を半減して、浮いたお金で動物殺しをやめる仕組みをつくれば、動物たちも幸せになり、納税者の文句も出ないのではあるまいか。あまりに残酷な惨状に、そんな皮肉の一つも言ってやりたくなるぜ。
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