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2007年12月の23件の投稿

怒濤の突き押し

怒濤の突き押しで原稿書きに没頭。

オレの辞書に年末も正月もない!(おせちはK妻がつくっているが)

フリーなので、また、家賃も二年分、前払いしないといけないし、年の瀬に、仕事があるというのは、実にありがたいものである。家庭内の事情により、猫の隊長が「暖簾分け」したので、家のローンとか家賃とか、合計すると三家族分も稼がないといけなくなった。ぜいぜいぜい。

まるで零細企業の社長さんみたいな生活になってるゾ!←てゆーか、実際にそうだ

ま、日本を支えているのは、下請けで実際にモノづくりをしている我々のような人間だと誇りをもって、2008年もがんばるゾ!

***

早大の加藤さんから連絡があって、塩野七生さんは(オレの科哲の指導教官だった)村上陽一郎先生と高校の同期なんだって。

著名人って、みんな、どこかでつながっているような気がするが、何か社会学的な法則でもあるのだろうか?

そういえば、昔、鳴かず飛ばずだった頃、茂木たちと飯を食っていて、「この中で誰か一人、ブレークすればいいのだ! そうしたら、みんな、『蜘蛛の糸』式に地獄から脱出できるぞ!」と叫んでいた憶えがある。たしか江ノ島のBBQ屋だった。

無論、誰かが、オレの提案に水を差すように、ボソッと呟いたわけだが。(「みんなでよじのぼったら、蜘蛛の糸、切れちゃったじゃねえか・・・」)

お後がよろしいようで。





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塩野七生さんからお手紙

中央公論の時評に書いた国際エミー賞の顛末だが、意外な方からお手紙を頂戴した。

ローマ在住の塩野七生さんである。常々、日本のコンテンツ戦略に問題があると考えられていたそうで、先生が帰国された際、お会いして、いろいろとお話をさせていただくことになりそう。

外国→日本というコンテンツの一方通行状態は、最近、少しは改善されてきているようなイメージがある。(たとえば鈴木光司さんの作品の英訳や映画化など。あるいはコマネチ大学の企画の外国からの買い付け。私の作品も韓国語と中国語には翻訳されている。)でも、現実には、日本の場合、お粗末な世界戦略で、個々の作家やクリエーターががんばっているにすぎない。

是非、有益なお話ができれば、と思う。

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今年のまとめ

今年は「ゆきずり」の原稿に時間を割きすぎて、長いつきあいの編集者から頼まれた原稿が少々おろそかになり、かなり反省している。

人間は浮き沈みがあるから、昔からのつきあいを大切にしていないと、いつのまにか「裸の王様」状態となり、生きていかれなくなってしまう。

年末も大きな原稿の〆切が二本と雑誌の〆切があるので仕事モードで乗り切る予定。

***

ラジオの仕事は少し慣れてきたが、「15ミニッツ」と「竹内ラボ」以外は、まだまだ杓子定規でアドリブが少ない。でも、根がまじめ(笑)だから、どこまで自由にやるかは未知数。もっと自由にしゃべってもいいんだけど、きちんとやりたい、という欲求も強い。まだまだ試行錯誤が続きそう。

金曜は「しゃべり」が大事なので、木曜にはマッサージをしてもらって肩の凝りをほぐしたりして、コンディション管理に力を入れている。筋肉が固まっていると、口も動かないし、本当に身体の調子が鍵なんだ。でも、ラジオの仕事は、やり甲斐があって楽しい。(リスナーとスタッフには迷惑ばかりかけているが!)

リスナーとの「一体感」が出てきたので、もう少しメールを読んだりして改善していきたい。

講演会などは、完全にアドリブなわけだが、芸人さんのネタと同じで「くりかえし」の要素があるから、ラジオとは別なんだよね。似ているようで全然違う。

テレビは、ニュースとバラエティの中間の生番組に二回ほどコメンテーターで出演させてもらったけれど、まったくプレッシャーがない環境に驚かされた。「自由にしゃべっていい」となると、すごく楽なんだね。つまり、収録か生か、というのがプレッシャーの原因じゃなかったことがわかった。うーむ。

コマネチ大学数学科が4月以降も続くかどうかは現段階では未定だが、4月にはDVD化が決定した。そのための「補講」の収録もする予定。終わるにせよ、続くにせよ、これだけやらせてもらって楽しかった仕事も珍しいので、適度な緊張感のもと、最後まで全力投球する所存。(今も問題案を練っているところ(笑))

***

今年は三回ほど怒ってしまった。

1 ゆきずりの原稿で、オレの作品も読んでいない編集者が、工夫を凝らした原稿にあれこれ適当なコメントをつけてきたので、「じゃあ、あんたが欲しい原稿を書いてくれる作家に頼めよ」と反撃。そもそも、相手が怒るような文章を平気で書く人の文章力は、たかが知れている。ま、そこにも気づかないんだろうが。(たとえば筑摩書房のMさんなんか、いつも丁々発止のやりとりをするけれど、喧嘩にはならないぜ。それはオレがMさんの文章読解力に一目置いているからだ。)

2 スーパーで買い物をしていたら、変なおばさんが「そこどいて。なに、こんなに風呂敷拡げちゃって。いったいどうしちゃったんだろう」とK妻を威嚇。見ると、赤の他人の買い物カゴが通路をふさいでいて、K妻は単に棚を見ていただけ。「そのカゴはオレたちとは関係ねぇぞ。なにいちゃもんつけてんだ、この野郎、じゃなかった・・・おばさん・・・口にチャックしてやろうか」と反撃。てゆーか、オレも口にチャックが必要か(笑)

3 グランドハイアット東京のタクシー係を怒鳴りつけた件。タクシー係だけが悪いわけじゃない。「心」がともなわない対応が三回続いたからオレがキレただけ。このホテル、宿泊客を完全に舐めてるぜ。そのくせ、料金だけ高い。ヒルズ族ばかり相手にしてるから感覚がマヒしてしまったんだろう。まるで市役所の役人としゃべっているみたいで気持ちが悪かった。客の要望に応えようという気持ちが欠如していて、おまけに「たらい回し」にする癖がある。組織全体の問題だねぇ。ハイアットの名が泣くぜ。

3つとも「勘違いしてる人たち」との喧嘩だったようだ。(実はもう1つあるのだが、それは書かないことにする。)

オレも少々、勘違いが入りかけているようなので、逆に気をつけようっと。

来年も、怒る回数は3回以内におさめたい。できれば、いつも笑っていられますように!

 

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削除

クエートの王族とサウジアラビアの事件についての記事は、中東情勢に詳しい友人からのアドバイスで削除しました。

よくアメリカのブッシュ大統領の悪口を書くが、それで身の危険を感じることなんてない。

アメリカはたくさんの問題を抱えているけれど、言論の自由は保障されているわけで、それは日本も同じだ。(名誉棄損はあるけどね。)

でも、そういう自由は、世界では少数派であり、特に王様や特定の宗教が国を支配している場合、しゃべったり書いたりしただけで命を奪われることなんて日常茶飯事なんだね。

今の日本に生きていて、いかに幸せなのかを再認識させられた。

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仏の顔も三度まで

28日はJAM THE WORLDの今年最後の放送。

盛り上がったが、最後は時間が足りなくなって「あたふた」と終わった。←オレらしい

29日は茂木健一郎に呼ばれてテレビの収録に付き合う予定だったが、茂木と連絡がつかず、ようやく木曜になってから番組名がわかり、こちらのマネージャーさんに連絡したところ、金曜になって、コマネチ大学と放送日・時間が重複することが判明。直前になって、オレの出演はNGとなった。

注:他局の裏番組に出演することは原則として禁止!

最近、茂木と連絡がつかなくて困ることが多い。マネージャーがいないからだ。緊急のときはホット回線をつくってもらいたいよ。

28日はJAM THE WORLDの打ち上げ、29日は茂木のテレビの応援(?)のはずだったので、六本木ヒルズのグランドハイアット東京に一泊することになった。

ハイアット系は海外出張でも使うことが多いが、今回は、大いなる誤算だった。

1 予約時のハプニング(電話にて)

オレ「29日は夕方から仕事があるので、レイクチェックアウトをお願いしたい」
ホテル「それはチェックイン時に言ってください。いまは確約できません」←客室の回転を上げるためか?

2 スパのハプニング。(チェックイン後)

オレ「29日の昼間にマッサージをお願いしたい」
ホテル「あいにく満員です」
オレ「29日の午前中は?」
ホテル「満員です」
オレ「いつなら空いてるの」
ホテル「いつも満員です」←いつも一杯で宿泊客は使えない?

3 タクシー待ちのハプニング。(忘年会の後、JAMの小林さんとADのLくんがタクシーで帰ることになったので。)

オレ「タクシーを一台お願いしたい。時間がかかるようなら、部屋で待機しているから、電話をください」
配車係「うーん、あっちのベルキャプテンに言ってください」
オレ「タクシーを一台お願いしたい。時間がかかるようなら、部屋で待機しているから、電話をください」
ベルキャプテン「かしこまりました。お部屋番号は?」
オレ「×××室です」

一時間後の午前二時半。いっこうに電話が来ないので、こちらからフロントに電話を入れる。

オレ「一時間前にお客さんのためにタクシーをお願いしたんですが、まだですか?」
フロント「ベルキャプテンにおつなぎします」
オレ「一時間前にお客さんのためにタクシーをお願いしたんですが、まだですか?」
ベルキャプテン「タクシー会社に電話がつながらないんですよ」
オレ「え? もう一時間たってるんだけれど、あとどれくらいかかりそうですか?」
ベルキャプテン「お時間の確約はできません。下に降りてきて、列にお並びになったほうが早いですよ」
オレ「あのね、それだったら、一時間前に列に並んでいたら、よかったわけですよ。私が泊まっているから、部屋で待つことにしたわけで、今さら並べはないだろう。いったい、何を考えているんだ。あなたの責任で、あと何時間待てばいいのかを計算し、きちんと対処しなさい!」

10秒後。

ベルキャプテン「竹内様、タクシーが参りました」←やればできるじゃねえか!

4 チェックアウト時のハプニング。

フロント「お部屋にお忘れ物はございませんか?」
オレ「忘れ物の確約はできかねます」
フロント「ご出発に際して、私どもでお手伝いできることはございませんか?」
オレ「あんたら、予約時と、スパと、タクシー待ちのときに、お手伝いしてくれなかっただろう。いまさら、もう、お手伝いしてくれなくていいよ!」

仏の竹内、年末だというのに、怒り心頭(笑)

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コマネチとJAM

今日はコマネチ大学の収録で2つばかりニュースがあった。

1月の放送時まで伏せておくべきなのか書いていいのか確認しなかったので、安全を期して、とりあえず内緒にしておく。←だったら書くなよ!

海外の視聴者とコレクターには朗報となるだろう。←ヒント

それにしてもお台場は冬休みということで若いカップルが繰り出していて、車も渋滞で閉口した。そっか、もう休暇に入ってる人も多いんだね・・・。

***

JAM THE WORLD、今週のゲストは大川興業の大川総裁です。乞うご期待!

来週のゲストはロボコンやロバストネスで有名な北野宏明さんです。

年末年始も休まず放送します。みんな、聴いてね!

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崎陽軒

義理の両親とK妻とオレとでクリスマスの食事会。

ウチのすぐ傍の崎陽軒「イルサッジオ」。

数年前に行ったときはフツーっぽかったので、特に印象がなかったのだが、今日は、かなりおいしくて驚いた。

クリスマスのスペシャルだからなのか。

崎陽軒、ちょっと見直しちゃったぜ。

***

ところで、ここのところ、オリゼーに醸されているオレ(笑)(撮影、K妻)

1

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年賀状

去年まで、年賀状はWindowsの「筆王」を使っていたのだが、K妻のパソコンをiMacにした関係で「宛名職人」に変えた。

データの移行にかなり手間取り、おまけに、原因不明のフリーズの連続で、しまいには普通の印刷もできなくなったりして、てんやわんやの大騒ぎ。おまけに、附録のCD-ROMがどこかに紛れてしまい、あわててメーカーのサイトで子年の絵を探したがほとんど見つからず、頭髪が逆立ってしまった(笑)

こういうソフトは、移行すると大変なものだから、もしかしたら「宛名職人」の性能が悪いわけではないのかもしれないが、インターフェースが使いにくくて、かなり閉口させられた。

というわけで、もう直筆で書く気力は残っていないので、このまま投函する。やれやれ。

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讀売新聞

讀売の夕刊を読んでいたら、『99.9%猫が好き!』が「抱腹絶倒の日々」と題して紹介されていた。(ペットらいふ欄)

嬉しい。

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エッジシティ

鈴木光司さんの『エッジシティ』は脱稿目前のようだ。

昨日、昼食をとりながら、いろいろと話が出た。6年もかかった大作で、英語版も同時発売になるそうだ。

来年の3月頃の出版かな? 是非、JAM THE WORLDのゲストで来てもらいたい!

***

昨日は、珍しく打ち合わせも講演もなかったので、原稿書きをさぼって、K妻の仕事場に同行。半年ぶりに横浜市営地下鉄に乗った(笑)とはいえ、ヨガの授業に出るわけでもないので、スポーツクラブの近くの喫茶店で読書に耽る。『変な学術研究2』という本なのだが、これが大当たりで、文字通り抱腹絶倒。喫茶店では、さぞかし「変なおじさん」と思われたことだろう。

年末で悲惨なニュースも多いので、できれば、本や映画で、笑って終わりにしたいものだ。

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重版御礼!

『もしもあなたが猫だったら?』(中公新書)は、おかげさまで重版となりました。←早っ

みなさまの応援に感謝いたします!

(結構、難しい箇所もある本なのだが・・・猫の本ではなく、哲学、科学思想の本なわけだし・・・大丈夫だろうか・・・心配だ)

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銃社会

佐世保の乱射事件は衝撃的だった。

ライフル銃、散弾銃の審査が形骸化していることは由々しき問題だ。

それ以上に、いったん許可が出たら、取り上げることができないシステムは欠陥だらけであり、早急な改善が望まれる。

少なくとも、家族や近隣住民が「不安」を届け出た時点で警察が銃を強制的に保管する安全システムは不可欠だろう。

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犯人に親切にしていた人たちが、なぜ殺されなければならなかったのか。精神医学的には説明がつくのだろうか。

いずれにせよ、馬込容疑者から銃を取り上げていれば、ここまで被害は拡大しなかったはずだ。

やりきれない事件で、衝撃も大きい・・・。

***

佐世保署の不適当な対処に関しては、きちんと調べて責任者を処分しないと、警察組織そのものへの信頼も揺らいでしまう。

***

昔、カナダに住んでいたとき、友人が強盗に襲われてATMで金を奪われたが、頭に拳銃を突きつけられて、真っ青になってブルブル震えていた光景が忘れられない。

「日本ならこんなことはないのに」

当時の感想は、もはや通用しない。日本は、いつのまにか銃社会になってしまったんだね。

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新刊

中公新書の新刊は、

メインタイトル『もしもあなたが猫だったら』
サブタイトル『「思考実験」が判断力をみがく』

となり、編集部が凄くいい題名をつけてくれた。

中身は哲学と科学の「思考実験」なので、二箇所ほど歯ごたえ(読みごたえ?)のある部分も入っている。猫エッセイではありませんので、どうか、お気をつけあそばせ。

それにしても、名前負けしなければ良いが・・・(汗)

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本日のJAM

本日のJAM THE WORLDは、ゲストの草野仁さんが最高だった。

プロ意識の凄さというか、とにかく、いろいろ勉強になった。

コーナー前の打ち合わせの時も、普段のテレビと全く同じ感じで、とにかく礼儀正しくて姿勢がよくて、オーラを放っていた。

うーむ、オレは、いつも姿勢が悪いし、もうちょっと身体をつくってきちんと声を出す努力をしないといけないかなー。

***

本日の「しゃべり」は、可もなく不可もなくで、今一つ滑舌がよくなかったので60点くらいだったが、草野さんのおかげで全体としては合格点だった気がする。助かった!

***

次週のゲストは、考古学界の隠れアイドルこと、秋田麻早子さんです。乞うご期待!

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SPA!

SPA!(12月18日号)にたけしさんとの対談が掲載されました!

「コマ大数学科特別集中講座」は、おかげさまで4刷になりました。帯に「エミー賞ノミネート」と入っているのだが、オレも持っていないので、帯を手に入れるために書店で買うことにした(笑)

実は、この帯、受賞したときに備えて、1バージョン準備していたそうで、「受賞」バージョンも見せてもらったが、なぜか、収録日に中村センセが持って帰った。

12月27日放送のコマ大は特番です。韓流スターのジョンフンさんが特別出演!(終わりの展開が、相当ショッキングで、お楽しみいただけると確信しております。ホント。)

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明日のJAM

明日のJAM THE WORLDは、あの草野仁さんをゲストにお迎えして、テレビの裏話から筋トレの極意まで、爆笑トークを予定しております。

みんな、聴いてね!

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近ごろの爺さんは

昨日は自転車に二度、轢かれそうになった。

横浜駅は線路をまたいで西と東をまたぐ大きな橋があって、いつも、東急ハンズやダイエーやマッサージ店に行くときに歩いて渡る。

昨日は、妻と二人で橋を渡っていたら、背後から自転車が二台追い抜いていって、猛スピードだったため、一台目はオレとニアミス、二台目にいたっては、オレの右腕をもっていきそうになったが、そのまま知らんぷりで逃走しやがった。一台目は、岡野の交叉点で信号を無視して、無理矢理、右の舗道から車道を突っ切って、横断中の歩行者に交じって左折した。二台目も、オレにぶつかったのを認識しているから、橋を渡り切るや否や、すぐに路地を右折した。

午前11時30くらいで、二台とも60代とおぼしき男性がリュックを背負って爆走していた。引退して、気ままにサイクリングでもしているのか、買い物に行くのか、アルバイトに行くのか。いずれにせよ、「近ごろの爺さんは・・・」とでも言いたくなるような目に余る傍若無人さだ。

いつもなら、キレて追いかけるところだが、なにせ、起きて間もなかったし、火曜日はコマネチの特番でヘトヘトに疲れていたため、悪ジジイどもを追跡する気力も残っていなかった。

最近、オレと同じ年代のおじさん(43−49)と、引退したおじいさん(63−69)が社会に悪い影響を与えているような気がしてならない。オレの同級生はすでに三人ほど逮捕されているが、社会に影響を与えるポストに就く年齢ということも大きく関係しているのではないか。同様に、60代の人も、社会で実権を握る世代ということで、倫理観が欠如している人は、「傍若無人」な振る舞いに出るのかもしれない。引退して社会的に悪いことをしなくなったら、今度は、交通規則などを無視し始めるわけだ。

あくまでも仮説だが、オレも、気を付けないといかんなー。桑原、桑原。

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ココセレブ&映画評

ココセレブに参加しました。(って、何が変わるのか、よくわからんが(汗))

これまで通り、本音を吐露(ゲロ?)し続けて参りますので、よろしくお願い申し上げます!

***

ここのところ、立て続けに映画を観た。気に入ったものは・・・

ボーン・アルティメイタム(★★★★★)=前二作はDVDで見たが、今回は、飛行機内での誘惑に打ち勝って、晴れて劇場で観賞! 007のリアリティが失われた今(?)、リアリティ感が楽しめる希少作品。DVDで前二作をチェックしてから行くべし。

レミーのおいしいレストラン(★★★★)=あまり期待していなかったので、凄く得した気分になった。DVDは買いだね。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(★★★★)=Mr.ビーンの映画モノの中では、今回がイチオシ。「映画」という枠にとらわれずにMr.ビーンの味が出ていて抱腹絶倒の嵐。何も考えずに笑いたい時にオススメだ!(飛行機の中で見てしまいました!)

残念ながら、ファンタジー大作「スターダスト」(★★)は期待外れに終わった。あくまでも個人的な感想だが。ミシェル・ファイファーが出た映画では、「レディホーク」、「イーストウィックの魔女たち」、「眠れぬ夜のために」といったところが好きだったが、醜い魔女役は合わなかったね。ロバート・デ・ニーロの演技も浮いていた気がする。

しゃべれども、しゃべれども」(★★★)は、「しゃべり」が下手で悩んでいるという設定がオレと完全シンクロするので、かえって笑えなかった(汗)ホント、しゃべるのって、端から見ているほど簡単じゃないよなぁ・・・って、共感しててどうする!

年末に向けて、どんどん映画鑑賞に走る予定なので、イチオシがあったら教えてくれ!





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科学の敵

先週のリー・シルヴァー博士の取材は、当初、宗教と科学の話なので、あまり乗り気でなかったが、結果的に得るところが大きかった。

「神」という概念は科学者によって大きく違う。一般論として、生命科学者は、進化論や分子生物学との兼ね合いで「神」を強く否定する傾向が強く、宇宙論なんぞやっている人は、意外に「神」を許容する考えをもっているように感じる。

これは、おそらく、生命の起源と宇宙の起源のスケールが大きく乖離しているからなのだろう。

もちろん、ここでいう「神」は人格神のことではない。アインシュタインが「神」という言葉をつかうとき、あるいは、ニュートンが「神」について語るとき、それは「個々の人間に何かをしてくれる神」ではない。

となると、宇宙の根本原理みたいな話となって、わざわざ「神」という言葉を持ち出すまでもないじゃないか、となるが、そこは西洋と東洋ではニュアンスが大幅に違うらしい。

***

それにしても、宗教右派と環境左派と三つ巴の戦いを繰り広げているアメリカの生命科学者は大変だ。

ふと思ったのだが、そういう「敵」がいることが、Scientific Americanの70万部という驚異的な国内売り上げやスミソニアン博物館の入場者数(二千万人?)を支えているのかもしれない。人口比を考慮しても、読者数や入場者数が、日本の日経サイエンスや国立科学博物館の10倍、つまり、一桁多いのである。

科学の敵仮説=アメリカは宗教右派と環境左派の勢力が強いので、逆に科学に対する関心が高い

この「科学の敵」仮説は、単に今回の訪米で、同行していた竹内さんが「日本では、どうして科学に対して無気力、無関心がはびこっているんでしょう?」という問いを発していたので、「アメリカは、敵が強いから科学の側に危機感があるからかなぁ」と漠然と思いついたもの。

テレビの風林火山を見ていて、やはり、強敵がいると自分も強くなるんだろうなぁ、という思いを強くした。

でも、この仮説、どうやって検証すればいいんだろう? 難しそうだ。

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文句の嵐

年末だからなのか、いろいろな方面からの「文句」が押し寄せてきて、気持ちが切れそうになる。

もともと、本を出せば、必ずと言っていいほど、「私が望む本じゃない」というメールが届くものだが、なぜ、わざわざ著者にそういうメールを送り付けてくるのか、少々、理解できないところがある。

オレだって、本をたくさん買うが、10冊に1冊でも自分の望む本があればいいほうだし、残りの9冊の著者に「自分に合うものをなぜ書かないか」というメールを送ることなどないもんな。

もっとも、満足した1冊の著者に「あなたは私の望む本を書いてくれた」と感謝のメールを送ることもしないが。

見ず知らずの他人から、いきなり文句メールをもらうのは気分が落ち込む原因になるが、家族と電話していても、ほとんど文句ばかり言われるのはなぜだろう。別にオレが家族をないがしろにしたつもりもないが、常に「足りない」何かについて文句を言われる。

今日は、さきほどから、4件連続で、読者、視聴者、家族、家族と文句を言われ続けているので、段々と腹が立ってきた。最初のうちは、丁寧にメールに返信して「申し訳ない」とか書いているのだが、最後のほうになると、徐々に防衛本能が働いてきて、反撃し始める自分が怖い。

もともと、「つくる職業」の人間は、常に批判にされされる宿命だが、一日に受け入れることのできる文句の数にはおのずから限度がある。

明日はコマネチの特番の収録で、準備もしないといけないのだが、精神エネルギーが枯渇してしまったので、ちょいと横になって、復活しないとダメだ。

人間、怒気を発散してもいいことないよね。にこやかに笑わないと運が逃げちまうゾ。誰か、オレに楽しく笑えるメールを送ってくれ!

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もう、犬・猫殺しはやめよう

友人からこんなリンクが送られてきた。

昭和59年、中曽根政権のときに、財政再建の名のもとに全国の犬・猫の収容施設の整備費が廃止され、それ以来、捨て犬・捨て猫は、劣悪な環境で殺処分されるしかなくなったのだという。

日本には動物愛護法があるにもかかわらず、現実には、ほとんど機能していない。

毎年、40万匹もの犬と猫が殺処分を受けるわけだが、先日、新聞を読んでいたら「安楽死」と書いてあった驚かされた。殺処分は、ほとんどの場合、窒息死させるわけで、自分がやられる身になったら、断末魔の苦しみを味わうことになるだろう。いったい、窒息死のどこか安楽なのか。

取材した記者が、特定の施設に配慮して、そういう表現を使ったのだろうが、現実から目をそむける表現であり、「なんだ、安楽死ならいいじゃないか」という風潮を助長するから、やはり厳しい現実を直視すべきではないか。

もっとも、熊本県の施設では、持ち込まれた犬・猫の75%が譲渡され、殺処分は8%にすぎないというから驚かされる。動物愛護の鑑みたいな施設があるわけだ。だが、残念ながら、全国の平均は、この数字の逆で、譲渡は8%程度で、残りは処分されてしまう。

もういい加減、40万匹の命を「窒息死」させるのはやめたらどうだろうか。そこら辺から始めないと、この国に美しさとか品格なんて、戻ってこないだろう。

いっそのこと、この国のさまざまな「議員」を半減して、浮いたお金で動物殺しをやめる仕組みをつくれば、動物たちも幸せになり、納税者の文句も出ないのではあるまいか。あまりに残酷な惨状に、そんな皮肉の一つも言ってやりたくなるぜ。

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戻りました!

昨日、NYから戻りました!

今回も前回に劣らず、珍道中となったが、プリンストン大学のリー・シルバー教授に3時間にわたりインタビューできて、凄く面白かった。

これは、さる企業の企業内大学の仕事。

***

行きはJFKに朝の9時に着いたが、プリンストンのホテルに入ったのは、なんと午後2時半。
乗り合いバスという移動手段だったため、11時まで空港で待って、途中、ニューアーク空港で1時間以上も客待ちをしたため。

成田も遠いし、飛行機も11時間乗っていたので、最後のほうは、気を失いかけた(笑)

バスの運転手が、客をピックアップするターミナルを間違えていたのが原因らしいが、やはり、空港からはタクシーに限る。

また、プリンストンは、ニューアーク空港だと1時間かからないので、JFKに降りたのは間違いだったね。(JFKだとタクシーでも2時間かかる。)

アメリカに関しては、飛行機もホテルも、自分で段取りを組んだほうが楽かもしれない。

***

インタビューの内容は、来週の産経新聞のコラムで触れる予定也。

それにしてもプリンストンは寒かった! あまりの寒さに手袋とバンダナを買ってしまった。(「P」というロゴが入っているやつ。)

三週間で二回NYに出張し、現地での滞在期間は合計で2日って、ありえないよね・・・。

二回とも中身が濃く、面白かったので、よかったが。

本日は、これから、ゆっくりとアロマオイル・マッサージをしてもらう。

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アメリカ出張です

これから成田に行って、ふたたび弾丸ツアーでNY出張也。

今回は企業内大学の仕事で、プリンストン大学の分子生物学の先生のところにお邪魔して、レクチャーを受けるのが目的。

今週はJAM THE WORLDがお休みなので、弾丸にする必要はないのだが、原稿の〆切も立て込んでいることだし、仕事が終わり次第、すぐに帰国することにした。

滞在わずか一日になる予定。

***

K妻「ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの写真、撮ってきて」
オレ「だから、JFKからプリンストンに直行だと言っておろうが」
K妻「じゃあ、帰りに撮ってきて」
オレ「おうおう、帰りは早朝の便だからな、真夜中にマンハッタンに行って、撮るしかないな」
K妻「うん、そうして」
オレ「・・・」

***

帰国後、12月14日のJAM THE WORLDのゲストは草野仁さんです。筋肉系のお話も伺えると思います。乞うご期待!

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