しがらみ
フリーランサーでしがらみがないから記事を書いてほしい、という依頼がきて驚いた。
原発の事故の分析やサイエンスライター養成の裏事情など、誰も書かないことを平気で書くからだという。
なぜ、驚いたかというと、自分では、そんな大仰なことではなく、ホンネをそのまま吐露しているだけだからだ。
うーむ、もしかしたら、世の中のほとんどの人は、言いたいことも言わないでいるのか・・・。だから2ちゃんねるとかでホンネを吐露するのか・・・。
でも、こうやって実名で好き勝手に書くと、いたるところでバッシングされるぜ(笑)
意外と打たれ強いのかな、オレって。(実は打たれ弱い。弱音も吐く)
でも、たとえば日経新聞の書評などでは、一つだけ気をつけていることがある。それは、「本当に面白いと思ったものを採り上げる」という方針だ。そんなのあたりまえじゃないか、と思われるかもしれないが、ほとんどの新聞の日曜の書評は形骸化してしまっている。しがらみで本を採り上げているからだと思う。
だから、先生が弟子の本を紹介したり、狭い内輪の本を紹介してしまう。そんな本、いったい誰が金出して読むんだよ!
新聞記者や読書家の人たちから、「新聞書評はダメになった」という話をよく聞く。
読者に信頼される書評家と無視される書評家が大きく分かれているらしい。本屋さんもそのことはわかっているようだ。
オレはフリーだから、読者の信頼を失ったら、もうおしまいなのだ。だから、自分で読んで、面白いと思ったものを採り上げ続ける。それしか、読者の信頼を勝ち取る方法は存在しない。
(たまに、義理でしかたなくて、サブで本を紹介するけどな(汗))←これも事実だから書く
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