幸福の暗号
いわくつきの本である。
かなり前に徳間書店から出た本で、村上和雄さんに私がインタヴューをした。
第一巻は「ナイトサイエンス教室」と銘打ったが、あまり部数が伸びず、第二巻は「幸福の暗号」という題名になって、かなり焦った憶えがある。(「生命の暗号」と題名が酷似していてサンマークの人は怒っていたが、もともと村上先生の本なので、問題にはならなかった。あたりまえだが)
この本が、なんと、台湾で違法出版されているというのだ。海賊版ということである。
それ自体が驚きで、これから法的に対処するそうだが、なんとも面白い事件ではある。
ここのところ、私が関係した本が韓国語と中国語に翻訳されることが相次ぎ、なんとも不思議な感覚だ。英語のバイリンガルなのに、本は、やはりアジアへと拡がる。いや、案外といい傾向かもしれない。
海賊版が出たことがきっかけで、「幸福の暗号」は文庫に入ることになった。
不幸なのか幸福なのかビミョーな線である。
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