物理オリンピックの問題
今年の物理オリンピックの問題を見ていたら、BLUE問題は、ブラックホールとホーキング放射だった。
これって、『熱とはなんだろう』の189ページ以降で紹介している、次元解析とブラックホールの熱力学と同じ内容だぜ。
出題者は物理学者のはずだから、選ぶトピックスがホーキング放射というのもよく心理がわかる。また、まともな計算ではなく、あえて次元解析でやらせるのもセンスがいい。
おそらく、オレが本を書いたときに参考にしたベケンスタインの論文が「タネ本」だな・・・いや、ちがう、Daniel V. Schroederの熱力学の教科書にも似たような問題が載っていたな。きっと、あの本だ。
でも、これって、大学院入試レベルだと思うんだが、高校生で解けちゃうんだね。凄いよ・・・。(オレが高校のときは、絶対に解けなかったと思う(汗))
脱帽です。
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