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2007年8月の20件の投稿

J-WAVE

J-WAVE、本日のゲストは風水のユミリーさん!

科学ではなく文化のトークになります。(結構、ハマってたりして(汗))

今週はレーティングの週といって、聴取率が測定されるので、みなさま、Jam the WorldにTune inしてくださいね!

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夕刊フジが『猫はカガクに恋をする?』(インデックス・コミュニケーションズ)を取材してくれるそうなので、今日は早めに家を出る。(媒体が夕刊フジなので、藤井かおりのほうがメインらしい(笑))

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ドタバタ

博報堂大学(社内大学=研修)のアドバイザーとして、最近、いろいろな人にインタヴューに行っている。

水、木と北海道に飛び、北海道大学の中垣さんに「粘菌の賢さ」についてお話を伺った。粘菌が迷路を解くのである。それを数式化してシミュレーションをする話も面白かった。

粘菌は動物みたいでもあり、植物みたいでもあり、組織論の比喩としても使える。

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帰りは、ホテルを出て、そのままタクシーで空港に向かったが、これが大誤算。

道が混んでいて、一時間半も時間をとっていたのに、飛行機に数分の差で乗り遅れた(汗)

タクシーの運転手さんが、お釣りをくれるのに何分もかかってしまい、おまけに「横浜に帰る」と言っているのに国際線のところに着けてしまい、領収書も忘れ、結構、頭にきた。

夏休みも最後ということで、次の飛行機は(オレの嫌いな)747で、すし詰め状態に。列のど真ん中の席で、おまけに気流が悪くて、トイレにも行かれず我慢。

うーん、6時間のマレーシアへの旅は快適なのに、1時間半の北海道への旅は不快だ。不思議なものである。

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とりあえず、取材は大成功だったので、まあ、よしとするか。

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出張

一泊で北海道へ出張。

粘菌の取材である。ワクワク。

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失望内閣

オレは政治が専門ではないので、あまり誰の参考にもならない私見だが、今回の内閣改造には失望した。

ウチに来た編集者が、いみじくも「お友達内閣から、お年寄り内閣ですね」と言ったとおり、これでは、安倍さんが総理をやる意味がない。

参議院の矢野前国対委員長には、事務所経費の問題があったとか、青木前自民党参議院会長との関係が深すぎるなど、いろいろ取り沙汰されているが、問題があるなら問題があると言えばいいのに、個別の事例については答えられない、というだけで、安倍総理のムニャムニャ癖がまた出たか、という印象。

かなり、安倍内閣に対しては、「ガンバレ」コールを発してきたつもりだが、今回の改造で、オレとしては終わった。

国民の怒りや希望が、いっさい、感じ取れないのは、安倍さんという人の感受性に問題があるのだろう。小泉さんの感受性と比べて、あまりの鈍感さに、大多数の国民が匙を投げたのだろう。

なーんて、書いていたら、内閣支持率が次回調査では上がったりして(笑)

いや、個人的に、もう応援はしない、というだけのことです。

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てんてこまい

昨日は、中村先生がタイに出張中だったため、コマネチ大学の収録は(いつもの一本ではなく)二本やった。

K妻は腰が痛くて倒れているので、パソコンと二回分の衣裳を背負って、炎天下、一人でスタジオを目指した。すると、猛暑のせいか、JR湘南新宿ラインが途中でパンタグラフの異状でストップ。慌てて駅を駆け出て、タクシーで渋谷のスタジオまで行ったが、いつもより遅れてしまい、ろくろく飯を食う間もない始末。(食べたけどな)

コマネチの二本目の収録中、ゴミが入ったのか、右目が痛くなったが、その場でコンタクトをはずすわけにもいかないので、集中力を欠き、まちがったところで発言してしまった(汗)

収録は押して、日テレ入りしたのが8時半前。いつもより一時間半も遅かった。

右目は痛くてしかたないので、とうとう、普通生活用の「牛乳瓶の底」眼鏡をして放送突入。

さすがに収録二本のあとに生放送はきつく、へろへろだったが、カガクのニュースが早めの時間に入っていたので救われた(ホッ)。

死んだようになって、帰りの車の中でウトウトしていたら、羽田付近で延々工事をやっていて、渋滞に巻き込まれた。

残暑のごとく厳しい一日だったなぁ・・・。

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理科離れが進むわけだよ

『ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書』の読者からの感想は、「よかった、参考になった」という意見が多かったが、一枚だけ、「59歳教授」からの感想だけが批判的だった。

オレが本の中で理科離れの一因として、楽しい実験をしなくなったことをあげたことに対して、
「すべての事象について実験するのは不可能である。だから、理科離れが実験をやらなくなったため、というのは短絡的だ」
と、憤慨しているのだ。

バカヤロウ。てめえのような59歳教授たちが、理科離れを招いた張本人だろうが。

少なくとも、オレが小学校のころは、楽しくたくさん実験をやらせてもらっていたんだよ。そして、理科は輝いていた。

すべての事象ってどんな言葉遣いしてんだよ。

なぜ、理科離れが進んだか、改めて、その元凶を理解するとともに、オレの発言が、60歳くらいの教授どもから忌み嫌われている点も理解した(笑)

やる気がなくて、文句ばっかり言いやがって。そんな暇があったら、ひとりでも理科好きを増やす努力をしたらどうなんだ・・・。

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ブコウスキー

渋谷のシネセゾンで「酔いどれ詩人になるまえに」を観てきた。

20年くらい前からブコウスキーのファンだったので堪能。

絶望の淵における笑いの世界。

ただし、あまり一般の文芸ファンにはオススメしません。

主演のマット・ディロンは中年の渋味が出ていて素晴らしかった。「ターゲット」(85年)や「死の接吻」(90年)の頃とちがって、完全に脱皮した演技で驚いた。

総勢5名で観に行ったが、そのうち4名は喜んでいたので、あなたが、その4名と似ているのなら、是非、観に行くべきだ。残り1名だと拷問かも。←意味不明

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これじゃ、お盆やすみだ

完全ダウン中だが、抗生物質と胃腸の薬を飲んでずっと寝ていたら、少し復活気味。

ここのところ、体重を80キロから75キロに落とそうと計画し、一日一食という無理なダイエットをしていたので、風邪で胃腸をやられたのかもしれない。

診断書には急性胃腸炎と書いてあった。二十年ぶりくらいに、食べたものを全て吐いてしまって、脂汗が湯水のごとく出て、冗談じゃなく死ぬかと思った。

オレ「ゲロゲロゲー」
K妻「どうしたんですか」
オレ「ウゲー」
K妻「二日酔いですか」
オレ「酒なんか呑んでないだろ!」
K妻「今日は、ビリー、やらないんですか」
オレ「あのな・・・ウッ(以下省略)」

***

吐きまくって、高熱で苦しんでいるのに、気にくわないトラバがあったので速攻削除(笑)

トラックバックって、なんのためにあるのか、理解していない人が多いような気がする。

読んで不快だったら、消すしかないよね。

もちろん、一方的な広告とかアダルト関係は削除するが、そうでないものは、基本的に感覚で対処するしかない。

***

『99.9%は仮説』の感想で、アラーの神のところに反応する人が異常に多いのが気にかかる。
もちろん、私は宇宙の根源に神様がいても、「無」からの宇宙創成でも、どちらでもかまわない。
ただ、友人のイスラム教徒が、素粒子の原因として、物理学の時間に「アラー」と言ったから、それは物理学じゃない、と注意したまでだ。

アラーの神という表現もいけないらしい。アラー=神だからだ。

読者に真意を伝えるのって、意外に難しいねぇ(ため息)

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仮説

『99.9%は仮説』は、中学校から大学まで、多くの学校で入試問題に使われたせいか、ここにきて使用許諾の書類がたくさん送られてきてちょっぴり悲鳴をあげている。

基本的に入試問題集に収めたり、模擬試験に使ってもらって全然かまわないのだが、いちいち、書類に必要事項を記入してハンコを押して返送しなくてはいけないので、十数通目あたりから「もっと組織的な方法はないのか」と首をかしげるようになった。

入試問題集を出している出版社や予備校が一括して事務処理をして、私みたいに「どうぞ使ってください」という著者には、いちいち書類を送らずに済ます、ということはできないのだろうか。

***

それはそうと、不思議な現象がある。

企業の社長さんが『99.9%は仮説』を読んでくれている率が高い、というのである。実際、社長さんのオススメ本として、いろいろなところで採り上げられているらしい。

入試と社長さん・・・何か共通点があるのだろうか。

まだ、仮説が思いつけないでいる(笑)

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映画三昧

先週、今週と立て続けに「オーシャンズ13」と「トランスフォーマー」を見てきた。

オーシャンズは、(記述トリック満載だった)12と打って変わって、オーソドックスな泥棒映画に仕上がっていて、余は満足じゃ。(なにしろ、泥棒映画には目がないからねぇ)

トランスフォーマーは、最初の「掴み」の部分のあまりの凄さにノックアウト。
途中からアニメの設定に戻った感じで、人によっては、リアル感を殺がれるかもしれないが、全体としてユーモアがあって好感がもてた。
CGは凄すぎて、見終わったあとに頭がクラクラしちゃったよ。

今週末は単館上映のブコウスキーを観に行くつもり。その後はジャッキーの「ラッシュアワー3」だな。

夏休みはゼロなので、せめて、映画や野球で憂さを晴らすのだ!

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なぜMaximaだったのか

『はじめての数式処理ソフト』では、いつも私が使っているMathematicaではなく、フリーソフトのMaximaを使うことになった。

私が書いたMathematicaのプログラムをおかやんさんにMaximaに移植してもらったのだが、案外と、批判もあるようだ。

そこで、こうなった経緯を説明しておこう。

当初は、Mathematicaのままで行く予定だったのだ。ところが、Mathematica側との交渉の結果、お試し版もCD-ROMには入れられない、ということだったので、苦肉の策として、フリーソフトを使用することになったのである。

Mathematica側が、この本の出版を販促の機会ととらえなかったことは大変残念だが、それは商売の方針なので、私がどうこういう問題ではない。

フリーソフトなのでCD-ROMもいらないじゃないか、というご意見もあるようだが、若い世代にはそれでいいが、読者は若い人だけじゃない。(年輩の数学ファンも大勢いる。)ネットからのインストールは意外とできないものなのだ。

Mathematicaは学生は3万円で買えるようだが、読者の半分は学生ではないので、30万円というのは大きなネックとなる。

ようするに、なるべく広い読者層のために「はじめての数式処理」を体験してもらうのが最大の目的であり、Maximaに落ち着いた理由もそこにある。

MathematicaのファイルもCD-ROMには入っているのに、なぜ、Mathematicaユーザーから文句が多く寄せられるのか理解しがたい。まさか、Mathematicaを売っている人が文句を言っているのだとは思いたくないが、ちょっと疑ってしまうよね。

フリーソフトを敵視するのではなく、そこから入って、より高性能のMathematicaを購入する人を意識したほうが、商売上もいいのではないだろうか。

いずれにせよ、短絡的な文句が目立つようなので、ネガティヴな発想からは、何も生まれないことを指摘しておきたい。

やれやれ。

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香港からのスケッチ

香港の読者のWagnerさんからスケッチが送られてきた。

これは拡大して壁に飾るといいかもしれない。

Wagnerさんは、昔、香港スケッチ協会の会長をしていたのだそうだ。

いい絵で気に入った!

(本人の許可を得て、掲載)
Ah_kung_ngai_2
Star_ferry

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夏の光

田村優之さんの『夏の光』を読書中。

田村さんは、数年前、某カルチャーセンターで「科学ミステリー講座」をやったときの生徒さんだ。

とはいえ、後に判明したのだが、当時、すでに田村さんは開高健賞を受賞していて、作家活動を始めるかどうか迷っていたらしい。

受賞歴がゼロの私のところに受賞者が授業を受けにくるというのも、世間的には理解し難い構図だと思うが、私は読者に支えられて作家活動を十五年以上続けているので、田村さんは、作家として生きるための秘訣を学びに来たのかもしれない。

実際、田村さんの提出作品を見て、私は驚いた。私もプロのはしくれなので、(自分でうまく書けるかどうかは別として、)文章を見れば、それがものになるかどうか、ある程度の検討はつく。田村さんの持ち味は、「ソフト」で「心温まる」文章表現にあった。文章表現に関しては、「けれん」についてアドバイスしただけで、後は何も教えることなどなかった。

田村さんの文章は、読んでいて心地よい。

今回、ポプラ社から単行本が出て、本当によかった。

田村さんは、おそらく、まだ未発表の原稿をもっているはずなので、できれば、次もまた本の形で読んでみたい。

まずは、『夏の光』を読み終えたら、ここに感想を書きますから、みなさま、参考にしてください。

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物理オリンピックの問題

今年の物理オリンピックの問題を見ていたら、BLUE問題は、ブラックホールとホーキング放射だった。

これって、『熱とはなんだろう』の189ページ以降で紹介している、次元解析とブラックホールの熱力学と同じ内容だぜ。

出題者は物理学者のはずだから、選ぶトピックスがホーキング放射というのもよく心理がわかる。また、まともな計算ではなく、あえて次元解析でやらせるのもセンスがいい。

おそらく、オレが本を書いたときに参考にしたベケンスタインの論文が「タネ本」だな・・・いや、ちがう、Daniel V. Schroederの熱力学の教科書にも似たような問題が載っていたな。きっと、あの本だ。

でも、これって、大学院入試レベルだと思うんだが、高校生で解けちゃうんだね。凄いよ・・・。(オレが高校のときは、絶対に解けなかったと思う(汗))

脱帽です。

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マクスウェル

そういえば、マクスウェルの翻訳の続きだが、すでに粗訳はあがっていて、集中して二週間ほど手を入れれば、第二弾の原稿は完成する状態にある。

ところが、ここのところ、なぜか、連続して原稿の直しに集中する時間がとれず、長い間、放置してある。

地味な仕事で、誰からも評価されないが、ま、一匹狼のオレらしい仕事とも言える(笑)

去年は、業界の爺さんと婆さんに立て続けに意地悪をされて、情けないことに、書くことに集中できなくなってしまったんだ。

そのせいもあって、テープ録りを中心に仕事をしてきたのだが、ここにきて、もう一度、「書く」勢いが戻ってきたようが気がする。

この勢いなら、マクスウェルの原稿にもかかることができるかもしれないゾ!

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99.9%、ネコが好き!

『99.9%、ネコが好き!』(仮題)の原稿が完成したので送った。

今のところ、全部で四章からなるエッセイで、そのうち一章は「ねこのきもち」の連載に加筆修正したもの。

残りの三章は完全な書き下ろしで、うち二章はジュヴナイル風、一章はカガク風となった。

かなりいい感じにしあがった気がしているが、ネコの写真をたくさん入れてもらうので、いまからどんな本になるか楽しみだ。

うん? 考えてみると、猫好き科学作家、初の猫エッセイだよね。10月発売予定だそうです。乞うご期待!

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仕事してもお金を払ってくれない人々

ゑび庵さんからメールが来て、なんと、単行本化が決まっていた漫画が、雑誌の休刊とともに白紙になってしまったのだと。

出版界って、実は、こういうのが多い。

かくいう私も、これまでの5冊ほど、勝手にお蔵入りにされて、それっきりになった本がある。

修行時代だったら「出しても売れない」とか、いろいろな理由をつけられても仕方がない面があるが、ある程度、仕事が順調に進んでいるときでも、「ぶっち」されて損害が出ることがある。

ほとんどの場合は、出版社内部の編集者と上司との関係が原因だったりして、「おまえらなぁ」と、社会常識の欠如に呆れるしかない。

今までで一番酷かったのは、丸々三ヶ月かけて書いた本で、散々、書き直しを指示してきたくせに、「会社の都合で出せなくなった」で終わり(笑)
もちろん、なんの補償もないから、三ヶ月間、無駄働きをしたことになる。

その後、この編集者から別の本を書くように依頼が来たが、丁重にお断りした。まったく、何を考えてんだか。

仕事に対して、金を払わなくても、別のところで一冊やれば帳消し、という感覚らしいが、じゃあ、その一冊の仕事は、誰がやるんだよ。

あ、このままだと、金がもらえなかった仕事依頼のオンパレードになってしまうので、ここらでやめておこう。

ゑび庵さんの前に出たe-Bookはココココ)です。みんな、応援してあげてね!

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重版御礼!

おかげさまで『99.9%は仮説』が重版になりました。

ベストセラー本のはずなのに、ロングセラーとなって、ありがたいかぎりです。

応援してくださったみなさまに深謝。

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小林まどかさんブログ

Jam the Worldのお相手の小林まどかさんのオフィシャル・ブログがスタートした模様です。

リンクも貼りますが、是非、一度、アクセスしてみてください!

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ハトシェプスト

今日のNEWS ZEROは、エジプトのハトシェプスト女王のミイラの話。

カルチャーコーナーと合体した「サイエンス・カルチャー」だったが、ビデオ映像がうまく出ずに、ちょっと困った。

とはいえ、得意のCTスキャンの話だったので、話す内容は憶えていたから、適当にごまかしつつ、しゃべることは全てしゃべった。

というわけで、本番が少し混乱気味だったので、ブログで補足しておきました。是非、ご覧ください。

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