東京電力に注文したい
新潟中越沖地震は、原子力発電所の耐震基準(M6.5、273ガル)を大幅に上回る大地震(M.6.8、680ガル)になり、柏崎刈羽原発は対応に追われた。
正直いって、耐震強度の2.5倍という大きな揺れに本体は耐えたわけで、「よくもちこたえた」と思う。
しかし、どうにも解せないことがある。
これまでの耐震基準は、はたして、甘かったのか、それとも、近年、地震の規模が格段に大きくなったのか?
地震学や耐震強度の専門家ではないので、ここら辺の詳しい事情はわからない。
それにしても、東京電力は、なぜ、放射能漏れの報告が、こんなにも遅いのだろう? おそらく、現場から政府・自治体ではなく、まず、会社の上層部へと「縦方向」に報告が上ってゆき、最上部に達したところで、初めて「横方向」、つまり外部への報告になるからだろう。
このままでは、国民の原子力発電に対する信頼を取り戻せない。
縦ではなく、横方向への報告ができるようなシステムを早急に検討してもらいたいものだ。
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