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ニュース雑感

ニュース雑感。

東京電力の社長が「消防がもっと早くくると思った」とか、「想定外の揺れ」といった発言を連発したことは、企業のトラブル処理としては、最悪のやり方となった。

トラブルが起きてしまったことは(ある意味)仕方がない。問題は、今後、同様のトラブルを起こさないためには、「具体的にどうすればいいか」なのであり、過去の「言い訳」をしても火に油を注ぐだけである。

トラブル後の社長の「言い訳」や「他人のせい」発言で、潰れた企業がいくつあっただろう。

なぜ、自ら率先して、矢継ぎ早に対策を出してくる人が社長にならないのか。実に不思議である。会社が潰れる前に、社内における人材登用のシステムを改革すべきではないのか。

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麻生外務大臣の「アルツハイマー」発言にも驚かされたが、安倍政権の閣僚に共通しているのは、いつも差別発言や問題発言をしているのに、身近にいる人々が誰も注意しない、という状況ではないのか。

昨日のJAM THE WORLDでは、麻生さんの差別発言が「ホンネ」であり「意識」改革が必要だ、と強く言ってしまったが、実際のところは、御本人も「差別」という意識はないのだろう。

作家稼業でもブラックな表現というのはあって、常に難しい選択を迫られるのだが、少なくとも閣僚の発言には馴染まない。

個人的には麻生さんのことは嫌いではないので、もうちょっと、人々の痛みを知ってもらいたいと願うばかりだ。

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原発の問題は、日本のエネルギー政策の問題であり、科学的な見地からは、「電気を貯めておけない」という状況が問題なのかもしれない。

多様な電力源に移行するためには、「電気を貯めておく」技術の開発が必須だ。

最近、度重なる原発の問題に接して、私の考えも少しずつ変わりつつあるが、現状で、原発を減らすことは日本経済にとって自殺行為であり、代替エネルギーも「代替」にはならない、という分析は変わらない。

私は原発が好きなわけではないし、もっとクリーンなエネルギーに移行できれば、それに越したことはないと思う。

核融合は「夢」だが、他のエネルギー源を活かすには、電力の貯蔵技術を開発するしかあるまい。そのキーワードは「水素」なのだろう。

今後30年のエネルギー政策は、大幅な見直しが必要かもしれない・・・。

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