さすがに似すぎている?
コマネチでもお馴染みの中村先生の『インド式計算ドリル』(普遊舎)の類似品が相次いで出版されて、新聞でも採り上げられる騒ぎになっている。
うーん、表紙を見るかぎりでは、たしかに、読者を混乱させるよな。「インド式計算ドリル」の部分だけ大きくしたのは、まずかったのではなかろうか。
実は、中村さんの本は、もともと、普遊舎の編集者のAさんからオレのところに「書け」という依頼があって、「コマネチで交代で解説をしている中村さんのほうが適任だ」と、仕事自体を中村さんに振った経緯があり、その縁で帯で推薦もさせてもらった。
中村さんの本が売れて、ウチでもK妻と一緒に喜んでいたのだ。なにしろ、コマネチの問題選定などでも、中村さんに負荷をかけっぱなしだし、たけしさんとオレとの共著のコマネチ本も、中村さんの出番がなくて、申し訳ない気持ちで一杯だったからだ。
中村さん自身は、照れているのか、あるいは数学者仲間からの評価を気にしているのか、喜んでいる素振りは見せないが、とてもいい人であるし、とにかく、ベストセラーになってよかったね、と言いたい。
ところが、ここにきて、ご覧のように酷似本が出版されて、まずいことになったよなぁ。
ちゃんと「棲み分け」をしてくれれば、相乗効果で問題なかったと思うのである。
二社とも表紙だけデザインをし直したらどうだろう?
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