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2007年7月の45件の投稿

選挙雑感

参院選の民主党の大躍進はいったい何を意味するのか。

都市部は別として、公共事業が地元経済に大きな比重を占める地域では、公共事業を削減してきた自民党の旗色が悪く、「だから復活させましょう」という民主党の勝利が目立った。

国民の多くは、なんだかんだいって、小泉改革以来、生活が苦しくなったのではなかろうか。

その一方、なんとかファンドとか、なんとかウィルとかいう、訳のわからない連中が、改革による自由化を利用して、何十億円も私腹を肥やしていて、そういった場面が連日、新聞やテレビで報道される。

真面目に働いている大多数の人々は、「ふざけるな」と感じても不思議ではない。

どこかの市営バスの運転手さんが高給取りで驚かされ、逆に、夜行バスの運転手さんの給料がどんどん減って、家に帰る暇もないとなると、あまりの不平等に「不条理」という言葉も吐きたくなる。

オレは、科学作家で15年やってきたけれど、ほとんどは真面目で売れない「縁の下の力持ち」みたいな仕事だった。駆け出しの頃、丸々一冊、書き下ろしで書いた本が、まったく別人の名前で出たこともあった。いわゆるゴーストライターというやつだ。ずーっと、苦しかったよ。

今、ようやく、収支がプラスに転じたわけだが、かといって、なんとかファンドやなんとかウィルみたいに、他人からピンハネして、ボロ儲けしてるわけじゃない。

数年前まで、延々と続く閉塞状況と苦しさのため、こんな国、クーデターでぶっ倒してしまえばいいと考えていた。

なんで、大多数の人が不幸になっちゃうんだろう。なんで、ごく一部の暴利を貪る連中が社会を牛耳ってるんだろう。

選挙戦を見ながら、意味もなく、そんなことを考えていた・・・。

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選挙雑感

選挙報道を見ていて、なんだか安倍さんが可哀想になってしまった。

でも、国民は、「いい人」じゃなくて「強い人」を求めているのかもしれない。

大臣が悪すぎたのだろうか。もっと「デキる」人材は自民党内にもいるだろうに、どうして、ああも失言の多い人ばかり任命してしまったのか。

赤城農水大臣の訳のわからない答弁と大きな意味不明のガーゼが最後の一押しをしたのだろうか。

強いリーダーシップとは、結局のところ、誰を任命するかにかかっているわけだ。

どんな組織も同じだよね・・・。

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重版御礼!

おかげさまで『脳のからくり』(新潮文庫)が重版となりました。

単行本のときは全く売れなかったのに、文庫になったら4刷、もうすぐ4万部です。

大勢の読者に読んでいただいて、著者としても、凄く嬉しいです。

ありがとう!

(本書は、生物学や医学を専門に勉強した方のためではなく、一般の方向けの入門書です!)

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原発報道

イタリアのセリエAのカターニアが来日を中止した。海外での報道の不正確さが浮き彫りになった。

柏崎刈羽原発の放射能洩れは、東京電力の情報開示とトップの対応のまずさにより、日本国内でもネガティヴ・キャンペーンの様相を呈している。

実際の放射能洩れは、人体には全く影響がないわけだが、人間の原初的な心理(=恐怖)だけが、増幅されて、独り歩きをしている。

NEWS ZEROでは、努めて「それでも原子力発電に頼るしかない」現状を付け加えるようにしているが、各局のコメンテーターの中には、「原発はやめて太陽光発電にすべき」などと安易な発言をする人もいる。

日本にお金と土地が有り余っているのであれば、それでかまわないと思う。

しかし、現状では、石油は(地球温暖化に歯止めをかけるために)やめろ、原子力発電は怖いからやめろ、ということになり、その代替案が太陽光発電と風力というのでは、あまりに無責任な発言といわざるをえまい。

おおまかな試算だが、参考になる数字がある。

原発一基分の発電をするのに、太陽光発電だと費用が6兆円で、必要な面積は山手線の内側全部。風力発電だと費用が1兆円で、面積は山手線の内側の3.5倍。

原発一基のコストが3千億円であることを考えると、今の時点で、太陽光発電と風力発電が「代替」にならないことは明白なのだが、この事実を認識している人は驚くほど少ない。

単なる試算じゃないか、という意見もある。たしかにそうだ。だが、そうならば、この試算の「桁」がまちがっている、という科学的・経済的な説明をしてもらいたいのだ。

技術革新で太陽光発電や風力発電のコストが大幅に下がり、必要とされる面積が何桁も小さくなるのであれば、原子力発電から太陽光発電に切り替えることに大賛成である。電力各社も、国民の潜在的な恐怖を払拭できて、好都合だろう。

日本のエネルギー政策は、「にっちもさっちもいかない」状態に陥っている。エネルギーが足りなくなれば、経済は崩壊する。だが、みんな、原発への恐怖は感じているが、経済崩壊の危険は感じていない。

核融合が実用化されれば、こういった問題は、すべて解消されるだろうが、道のりは遠いようだ。

実は、個人的には、水素社会というシナリオが、実は「代替案」なのではないか、と考え始めているのだが、本当に代替になるのかどうか、まだ見極めがつかない。

ちょっと勉強が必要だ。

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闘う物理学者!

『闘う物理学者!』(日本実業出版)は明日発売予定です。

本屋さんで手にとってみてね!

(ミニ講義をまとめた本です)

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重版御礼!

おかげさまで『はじめての数式処理ソフト』は重版になりました。

みなさまの御声援に感謝いたします。

アマゾンの書評は、消えましたね(汗)
作家稼業の性(さが)か、毎回、過剰反応してしまいます・・・。最近、本の売り上げは最初の一週間でほとんど決まるので、神経質になってしまうんです。どうか、お赦しを。

気がついたら、ブルーバックスも7冊目。今年は、もう一冊、がんばるつもりです(絵本に近いもの)。引き続き、応援ヨロシク!

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いただく本

いろいろな方から本をいただくことが多い。

そのままツン読状態になることもあるが、きちんと読むこともある。拾い読みして、「ナルホド」と感心させられることもある。

自分で本屋さんに行く場合、ほぼ、棚が決まってしまうから、いただく本は「通常なら出会わない本」という意味で貴重な体験でもある。

最近は、村尾さんの『「行政」を変える!』をいただいて読んだが、村尾さんの「過去の戦い」が前面に出ていて、大幅にイメージが変わった。
三重県の総務部長で出向しているときに「デーモン村尾」と恐れられて、どんどん改革をしてしまったエピソードなど、とても面白い。
しょっぱなに出てくる「岐れ道」(わかれみち)は、鎌倉の猫神亭のすぐそばだ。岐れ道にある魚三は、いつも猫神亭に御用聞きにくる魚屋さん。

高校の大先輩にあたる溝口秀昭さんの『病は「血」から』は、血液の本だが、ふつうだったら絶対に書棚に近づかないジャンルの本なので、ためになった。食わず嫌いってあるよね・・・。

国土地理院の小白井さんの『行列で最小二乗法を理解しよう』は、行列と最小二乗法と「測量」の本だ。「境界杭の位置決め」とか言われると、興味津々だ。とりあえず、行列と最小二乗法の部分はおいておいて、測量の知識を身に付けるために後半を読む。

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99.9%都是假設

『99.9%は仮説』の中国語版の表紙を香港の読者が送ってくれた!

こんな感じ。

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帯が面白い。

推薦人がたくさんいるみたい。ありがたいです。

あれれ? 調べてみたら、4月3日に出版されているのだが、まだ現物をもらっていないゾ? 自分で買うか(笑)

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ドットPC

アスキー「ドットPC」の取材。デジタル履歴書。

スケジュールの都合で、日曜に自宅まで取材に来てもらい、申し訳なかった。

主にマック事始めから、現在にいたるデジタル履歴をしゃべった。

どんな記事になるか、楽しみだ。

10月号(8月23日発売?)の掲載か。

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ちゃんと命令を打ち込んでくれ

『はじめての数式処理ソフト』のアマゾン評に、いきなり「著者がかわいそう」とか書いてあるけれど、できれば、きちんとMaximaを起動して、本に沿って命令を打ち込んでみて、それから感想を書いてほしかったよな。

何年も準備して、ようやくできあがった本なので、パラパラっとめくっただけで、感想を書いてほしくないんだ。

Maximaの入門になるか、ならないか、そんなにすぐわかるものなのか。
そもそもMaximaも数式処理もほとんどやったことがない人のための本なんだから。
もっとレベルの高い人向けには、すでに分厚い入門書が出ているわけだし・・・。

毎回、アマゾンの評は、著者のやる気をなくさせるものが多くて厳しい。
まあ、いつも文句をいう癖がある人がたくさん書く傾向が強いのだろうが。

出版賞の選考委員とアマゾンの書評だけで、作家を一人殺すには充分だよね・・・。落ち込むよ。

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99.9%中国版

『99.9%は仮説』は台湾版が出たようだ。

まだ本をもらっていないので知らなかったのだが、香港の読者からメールが来たのだ。

台湾版だけど、香港でも売っているらしい。

オレが「まだ見てない」と返事したら、月曜に表紙をスキャンして送ってくれるそうだ。

なにげに嬉しいゾ!

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はー

PK戦、勝ってよかった。

U20の二の舞いかと思ってハラハラしちゃったよ。

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PK戦

PK戦、絶対、勝ってくれ!

オシム監督はロッカールームに去ったが・・・。

ホント、心臓に悪いよ、これ。

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ニュース雑感

ニュース雑感。

東京電力の社長が「消防がもっと早くくると思った」とか、「想定外の揺れ」といった発言を連発したことは、企業のトラブル処理としては、最悪のやり方となった。

トラブルが起きてしまったことは(ある意味)仕方がない。問題は、今後、同様のトラブルを起こさないためには、「具体的にどうすればいいか」なのであり、過去の「言い訳」をしても火に油を注ぐだけである。

トラブル後の社長の「言い訳」や「他人のせい」発言で、潰れた企業がいくつあっただろう。

なぜ、自ら率先して、矢継ぎ早に対策を出してくる人が社長にならないのか。実に不思議である。会社が潰れる前に、社内における人材登用のシステムを改革すべきではないのか。

***

麻生外務大臣の「アルツハイマー」発言にも驚かされたが、安倍政権の閣僚に共通しているのは、いつも差別発言や問題発言をしているのに、身近にいる人々が誰も注意しない、という状況ではないのか。

昨日のJAM THE WORLDでは、麻生さんの差別発言が「ホンネ」であり「意識」改革が必要だ、と強く言ってしまったが、実際のところは、御本人も「差別」という意識はないのだろう。

作家稼業でもブラックな表現というのはあって、常に難しい選択を迫られるのだが、少なくとも閣僚の発言には馴染まない。

個人的には麻生さんのことは嫌いではないので、もうちょっと、人々の痛みを知ってもらいたいと願うばかりだ。

***

原発の問題は、日本のエネルギー政策の問題であり、科学的な見地からは、「電気を貯めておけない」という状況が問題なのかもしれない。

多様な電力源に移行するためには、「電気を貯めておく」技術の開発が必須だ。

最近、度重なる原発の問題に接して、私の考えも少しずつ変わりつつあるが、現状で、原発を減らすことは日本経済にとって自殺行為であり、代替エネルギーも「代替」にはならない、という分析は変わらない。

私は原発が好きなわけではないし、もっとクリーンなエネルギーに移行できれば、それに越したことはないと思う。

核融合は「夢」だが、他のエネルギー源を活かすには、電力の貯蔵技術を開発するしかあるまい。そのキーワードは「水素」なのだろう。

今後30年のエネルギー政策は、大幅な見直しが必要かもしれない・・・。

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買ってよかった電機製品

去年から今年にかけて買ってよかった! と感じた電機製品。

まずは、自動掃除機のルンバ

仕事柄、編集者や雑誌の取材の人が来ることが多いので、「残り30分」で家じゅうを掃除しなくてはいけないときに大活躍。
通常の掃除機と分担して「手伝ってくれる」感覚だ。

もともと高校の同級生が持っていて、その感想を聞いて「口コミ」で買ったのだが、大当たりだった。

次に、ネコの自動トイレのパフォーマ・ジャンボ

ウチのにゃー君(ちん)は、ある時期から、家じゅう、ところかまわずおしっこをするようになり、お客さんが来るたびに「ネコのおしっこの匂いがするかもしれません・・・」と言い訳をしていた。

ところが、パフォーマを導入して以来、この粗相がピタリと治まったのだ。

もちろん、砂の形状が細かくなったせいかもしれないが、とにかく助かった。

しかし、パフォーマは、あちこちのレビューを見ていると、「故障、くしが引っかかる」といった苦情が多いようだ。たしかにウチの機械も、かなりの頻度でくしが途中で引っかかって停止していた。

そこで、元科学者(笑)の本領発揮。

どういう状況で、どこで引っかかるかを観察してみて、くしがあたる上フタの曲がり角が黒くなっていることを発見。どうやら、ここの摩擦係数が大きすぎるらしい。そこで、ウチにあった(表面がツルツルの)ガムテープを左右の二ヶ所に貼ってみたら、くしは全く引っかからなくなった。改良終了!

まあ、本来、製造元が、あらかじめその部分に摩擦係数の低いテープを貼っておくか、販売会社が注意書きを一枚入れるだけで、ほとんどの「くしが頻繁に引っかかる。故障だ」という苦情は防げるはずだが・・・。

もし、同じ症状で悩んでいる方がいたら、是非、お試しあれ。

あと、忘れてはならないのが、ウォシュレットだ(笑)

型落ちで安いベーシック機能のものだが、自分で設置した。これがないと、痔になっちゃうよ。

***

それにしても、「自動」が好きな性格だぜ。

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J-WAVE、福岡伸一さんをお迎えして

J-WAVE Jam the Worldは、生命科学者の福岡伸一さんをお迎えして、とてもいい「15 Minutes」になった気がする。

生命が単なる自己複製機械ではなく、それこそ「方丈記」の昔から知られている「流れ」であること。生命は、エントロピー増大の法則に抗うために、自らを構成する「部品」を常に交換していること。

半ば冗談、半ば本気で、去年の科学出版賞の話をしたが、いい作家に出会って、なんだかせいせいしちゃったよ。

***

来週のゲストはアグネス・チャンさんです! お楽しみに!

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さすがに似すぎている?

コマネチでもお馴染みの中村先生の『インド式計算ドリル』(普遊舎)の類似品が相次いで出版されて、新聞でも採り上げられる騒ぎになっている。
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India_l うーん、表紙を見るかぎりでは、たしかに、読者を混乱させるよな。「インド式計算ドリル」の部分だけ大きくしたのは、まずかったのではなかろうか。

実は、中村さんの本は、もともと、普遊舎の編集者のAさんからオレのところに「書け」という依頼があって、「コマネチで交代で解説をしている中村さんのほうが適任だ」と、仕事自体を中村さんに振った経緯があり、その縁で帯で推薦もさせてもらった。

中村さんの本が売れて、ウチでもK妻と一緒に喜んでいたのだ。なにしろ、コマネチの問題選定などでも、中村さんに負荷をかけっぱなしだし、たけしさんとオレとの共著のコマネチ本も、中村さんの出番がなくて、申し訳ない気持ちで一杯だったからだ。

中村さん自身は、照れているのか、あるいは数学者仲間からの評価を気にしているのか、喜んでいる素振りは見せないが、とてもいい人であるし、とにかく、ベストセラーになってよかったね、と言いたい。

ところが、ここにきて、ご覧のように酷似本が出版されて、まずいことになったよなぁ。

ちゃんと「棲み分け」をしてくれれば、相乗効果で問題なかったと思うのである。

二社とも表紙だけデザインをし直したらどうだろう?

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科学ジャーナリスト

昨日のNEWS ZEROでは、打ち合わせのときにチーフ・プロデューサーから、柏崎刈羽原子力発電所について、「科学ジャーナリストとして、どういう結論を出しますか」と訊かれて、思わずハッとした。

火曜担当キャスター(科学担当キャスター)であるからには、これまでの「作家」とは全く別の対処をしないといけないことに(今さらながら)気づいたからである。

まるで、「それでもあなたはプロですか?」と訊ねられた気がしたのだ。

はたして、耐震基準は甘かったのか、それとも、誰にも予期できない揺れに見舞われたのか、そして、耐震基準の2.5倍の揺れに現実に遭遇した以上、今後、柏崎刈羽原発は停止すべきなのか。その場合、首都圏への電力供給をどうするのか。

実をいえば、ニュース番組をやるようになって、一つ変わったことがある。作家専業だったときは、基本的にどのような仕事でも引き受けていた。自らが「売文屋」であることに誇りをもっていたからだ。

だが、特定の(利益)団体に偏らずに、完全に市民の目線でニュースを分析しなくてはいけなくなり、断る仕事が増えた。特定の宗教や信条や業界団体からの仕事の依頼は、受けられないことがある。

その線引きも難しい。

オレの中には、もしかすると、少しずつ、ジャーナリスト魂が育ちつつあるのかもしれない・・・。



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東京電力に注文したい

新潟中越沖地震は、原子力発電所の耐震基準(M6.5、273ガル)を大幅に上回る大地震(M.6.8、680ガル)になり、柏崎刈羽原発は対応に追われた。

正直いって、耐震強度の2.5倍という大きな揺れに本体は耐えたわけで、「よくもちこたえた」と思う。

しかし、どうにも解せないことがある。

これまでの耐震基準は、はたして、甘かったのか、それとも、近年、地震の規模が格段に大きくなったのか?

地震学や耐震強度の専門家ではないので、ここら辺の詳しい事情はわからない。

それにしても、東京電力は、なぜ、放射能漏れの報告が、こんなにも遅いのだろう? おそらく、現場から政府・自治体ではなく、まず、会社の上層部へと「縦方向」に報告が上ってゆき、最上部に達したところで、初めて「横方向」、つまり外部への報告になるからだろう。

このままでは、国民の原子力発電に対する信頼を取り戻せない。

縦ではなく、横方向への報告ができるようなシステムを早急に検討してもらいたいものだ。

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ブートキャンプ凄いぞ

週末はビリーのブートキャンプ三昧。

といっても、オレの主な問題は、たるんだ「お・な・か」。

嫌だねぇ、中年のぶよぶよとたるんだ、「お・な・か」。鏡に映ると、思わず顔をそむけたくなるぜ。

なんとか、こいつを退治せにゃ。

だから、集中的に2006年版の「腹筋」の巻だけを繰り返しやっている。バンドは使わないけれど、結構、きつい。滝のような汗が、オレのお腹の脂肪を消費する!

一点だけ、後半の寝てやる部分は、マットがないとお尻が痛くなります。

驚くべきことだが、週に三回くらいしかやっていないのに、お腹が少しずつ「割れてくる」のがわかるんだよ。目の錯覚かと思って、いつもは辛口のK妻に訊ねたところ・・・。

K妻「うーん」
オレ「どうだ」
「たしかに割れてきてるわね」
「なんで、そんな残念そうに言うんだよ!」
「だって、ポッコリお腹をからかえなくなるじゃない」

ふわぁーはっはっは! 勝利は近い! 

ビリーの決め文句を引用しておこう。
「Where I'll be tomorrow, is where my mind puts me.」(明日のオレのお腹がどうなるかは、オレの意思にかかっている。)←竹内超訳

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「妖怪教授」が仕上がらない

去年から執筆中の「妖怪教授」だが、どんどんブラックユーモアに染まってしまい、このままだと出版できなくなりそう(笑)

現実問題として、諌早湾の干拓で海苔には影響が出ない、という学術調査をした御用学者や、学部長を殺して土をかけた素粒子物理学者などをブラックユーモアで料理することが、出版という形態で許されるのか、正直いって、ギリギリだと思う。

日本にもブラックユーモアの文化は存在したが、オレの感覚では、筒井康隆さんの断筆宣言事件以来、表だってブラックユーモアで押していく作家は少なくなったように思われる。

社会がブラックを理解しない・許容しないのか、それとも、作家と出版社が、過敏になっているのか・・・。

***

「妖怪教授」の原稿のため、ここのところ、件(くだん)の文部科学省の課長さんが、3年限りという条件で東大に天下って、双方に何のトクがあるのか、「からくり」を考えている。課長さんも、定年まで15年というのなら天下ってもメリットはあるが、たった3年じゃ、その後の生活に困るだろう。また、東大にとっても、どうして、わざわざ特任教授で来てもらうことに意味があるのだろう?・・・となると・・・どんなウブな人間が考えたって、双方がトクする「取引条件」があるにちがいない。天下りの見返りに文部科学省が東大に新たな予算をつけるわけか・・・。

そういった不明朗な取引により、国の予算が東大に注入される「裏」の仕組みがあるとしたら、他大学にとっては、たまったもんじゃないだろう。

オレは、根が単純で善人(笑)だから、単に自分の職業が冒涜された、と怒っていただけだったのだが、「妖怪教授」の執筆に合わせて、いろいろと調べていくうちに、去年の件は、そんな甘い構図ではないのだと考えるようになった。

薬害エイズ問題のとき、郡司元課長の役割が大きな問題となったが、よくよく考えてみると、彼も東大医学部教授に天下っていた。それについては、ほとんど誰も問題にしていなかったが、厚生(労働)省の役人が、なぜ、東大医学部に天下っていたのであろうか。

***

うーん、「妖怪教授」でブラックに笑うには、ちょっと重すぎるかもしれない・・・このままだと、母校を告発する報道番組でもつくらないといけなくなっちゃうよ・・・オレは社会派ジャーナリストじゃないんだけどねぇ。

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数式処理本完成!

講談社のAさんから『はじめての数式処理ソフト』(講談社ブルーバックス)の見本が送られてきた。

オレはMathematicaユーザーなので、プログラムは全てMathematicaで書いて、それを(掲示板でもお馴染みの)おかやんさんにMaximaに移植してもらった。

初歩から始めて、モンテカルロをやったり、微分や積分をやったり、コマネチの問題を解いたり、そして、ツイスターやカラビ=ヤウ空間を描いたり・・・結構、楽しい本に仕上がった気がする。

これまで15年、苦しい場面も多く、途中で何度も書くのをやめようと思ったが、毎回、編集者がいい本に仕上げてくれて、オレの本を喜んでくれる読者の声を聞いて、次もがんばろう、と思い直してきた。

やはり、オレは、根っから、本の仕事が好きなんだな・・・。

出来上がったばかりの見本に頬擦りして、インクの匂いを嗅いでみる!

今回の本は、初めてのCD-ROM付の本になった。若いころ、プログラマーで生計をたてていたというのに、なんだか、不思議な気がする。

たくさん売れる本じゃないけれど、数学と数式処理のノウハウが一杯詰まった一冊だ。

本屋さんで手にとってみてね!

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猫エッセイ執筆中

現在、笑って泣ける、猫エッセイを執筆中。

題名は、『99.9%、猫が好き!』(仮題)

10月に小学館文庫から刊行予定也。

半分はユーモアと情緒に富んだ猫の写真(古瀬惠一さん撮影)を入れてくれることになっている。

題名は、もちろん、『99.9%は仮説』のパクリなので、編集のKさんに断っておかないとやばい。

現在、「ねこのきもち」(ベネッセ)に連載中の「シュレ猫の言い分」も一年半分を収録する予定。

もうちょっとで書き終わります。乞うご期待!

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ちなみに、

JAM THE WORLD、福岡伸一さんの次の週のゲストはアグネス・チャンさんの予定。

ユニセフの大使としての活動を中心にお聞きします。

(竹内薫、社会派ジャーナリストに転向か?)

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元町へ買い物に

台風が近づいているというのに、横浜元町まで買い物に。

コマネチの和服の衣装でお世話になっている元町プラザの「秋乃」へ。
ここはアンティーク着物・リサイクル着物のお店で、手頃な値段で、洒落た着物を探してくれるお店。

明日15日の横浜の花火は、雨天順延かと思いきや、中止が決まった。

30万人の人出をあてにしていた飲食店は大変みたいだ。

***

本日は、産経新聞と日経新聞のコラムと書評を執筆。もう一つ、超心理学の訳書の解説記事の〆切もあるが、雨の音を聞きながら、それなりにゆっくりと執筆に励む。

雨の日の猫は寝ているのがふつうだが、台風が近づいているせいか、猫たちもウロウロと家の中を徘徊している。

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で、

来週のJAM THE WORLDのゲストの福岡伸一さんは、素晴らしい科学者であり、科学インタープリターであり、(ボクシングでいえば)超一流の選手だ。

オレがこの日記で批判しているのは、いわばプロモーターの連中であり、選手たちに一切問題はない。

はたして、オレが、福岡さんを一人の素晴らしい「選手」として番組にお迎えし、『生物と無生物のあいだ』にまつわる面白い話を引き出して、リスナーに楽しんでもらえるかどうか。

ベストを尽くすつもりだ。

応援よろしく!

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ほとぼりも醒めたから書く

去年は、いろいろあったわけだが、二年連続の出版賞の落選は、前代未聞だったし、明らかに一部の選考委員の嫌がらせ(あるいは職業蔑視)だったように思う。

でも、もっと酷い事件もあったりする(笑)
もう、ほとぼりが醒めたから、書いてもいいだろう。

実は、東大から科学インタープリター養成講座の特任教授として3年間、やってくれないか、という打診があったのだ。

オレは仕事は順調だったし、特任教授を受けてしまうと、本を書くペースも遅れるし、収入は半減してしまう。おまけに、3年だけやって、それでおしまい、というのである。(教授じゃなくて「特任」教授だからだ)

かなり悩んだが、職業的な重要性が認知されていない「科学インタープリター」を本気で養成することができれば、と考え、思い切って引き受けることにした。

ところが、取材旅行から戻ってみると、「あの件は忘れてください」という連絡が入っていた。「本社からお偉いさんが天下りで来ることになりました」という。本社とは文部科学省のことである。その現役の課長が科学インタープリター養成講座の特任教授になるから、竹内さんは忘れてください、というのである。

ふーん、東大の「本社」は文部科学省なのかー。問題だよねー。

怒髪天を衝くとは、このことだ。

ようするに、本気で科学インタープリターを養成するつもりなんかなかったんだよ。で、オレの科学インタープリターの技量は、お役人をやっていた素人でもできる程度のもの、と評価されたわけだ。

科学技術振興調整費というところから予算が出ているらしいが、もともとは国民の血税である。それを文部科学省が自分で使ってしまうのは、まるで、相撲の行司が自分で相撲を取り始めるようなもの。いったい、どうなってんだ。

で、結果的に、東大の科学インタープリター養成講座は、専業の科学インタープリターを養成するのではなく、あくまでも学者(および学者の卵)の表現技術をブラッシュアップする、というのが主目的となったらしい。

でもさ、学者の文章技術を向上させるために、億単位の予算を組む必要なんかないんだよ。自分で技術を磨けばいいだけの話じゃねえか。

小難しい専門用語ばかり並べてしまう科学者と、血税で研究を支えている市民との間を「つなぐ」役割を担った、専業の科学インタープリターを養成するのが本来の趣旨じゃなかったのか?

オレの怒りの理由、少しはわかってもらえますか。

***

東大には、最初にオレを声をかけてくれた友人がいるので、あからさまに状況を開示することを控えてきたのだが、もう過去のことだし、現時点で個人のブログに書いても問題はないだろう。

それに、考えてみると、その友人は、意思決定に参加する立場にあったわけではなく、腐った上層部から「圧迫」されているのであり、あまりに理不尽だ。

オレが、これを書くことにより、万が一、その友人が学内的に(さらに)「圧迫」されるようなことがあれば、もっと公な場所で告発するからね。(本気です)

科学技術振興調整費は、以前も、元早稲田大学の松本教授の問題があったが、かなり、腐っている。

税金が、こんなふうに使われたんじゃ、国民もたまらないよね・・・。

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作家活動は続けますよー

あ、引退宣言というわけではなく、今後も作家活動は続けますからね(汗)

出版賞なんてどうでもいいと思われるかもしれない。
実際にそうだと思う。

最終選考にノミネートされるたびに、「仕事は順調なんだから、かまってくれるな」と心から思う。

日本のサイエンスライターのほとんどは学者が兼業している。在野(?)のサイエンスライターが生計をたてるには、科学雑誌がたくさんあることが必要だが、イギリスやアメリカとちがって、今の日本には、そういう具体的な「受け皿」がない。

だとすると、単行本で勝負するしかないが、現実問題として、それは大変厳しい。

そんな中で、オレが去年まで出版賞にこだわっていた理由は、「専業のサイエンスライター」という、学者からは常に蔑視されてきた職業を日の当たる場所へ出してやりたい、という一念からだった。

結果は、三回、出版賞(M出版文化賞とK社科学出版賞)にノミネートされ、三回とも最終的には「学者が書いた科学の本」が受賞した。

つまり、オレの力では、「科学書は科学者が書くべきものである」という選考委員たちの古い常識をくつがえすことができなかったのだ。

「サイエンスライター」という素晴らしい仕事は、現実には、学者からは、一段低い仕事だとみなされている。同時に、文章を書く難しさや技術といった側面も「誰でもできる技能」程度にしか評価されていない。

職業差別を打破するには長い時間がかかる。オレは、科学書界の古い因習を変えることができなかった。それが「負け」の意味だ。

出版賞の選考委員の世代が交代し、在野の「サイエンスライター」の仕事の意義を認める時代が来ることを切に願う。

てなわけで、今後も「猫好き科学作家」は続けますのでご安心(?)ください。

ま、ぶっちゃけ話、笑っちゃうよね。いい加減にしろ、って感じさ・・・。

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買うべきか、買わざるべきか

うーん、Mathematicaの新バージョンは、かなり革新的らしいが、アップグレードが13万8千円なので、考え中。

うーん。

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試金石

今日、J-WAVEでスタッフの人たちと雑談していて、あることに気づいた。

オレはボクサーと同じような人生を歩んできたらしい。

オレが15年のサイエンスライター人生で書いた本は50冊。

これは、15年のボクサー人生で50試合を戦ったようなものだ。

ボクサーは観客を楽しませると同時にタイトルを狙う。サイエンスライターも読者を楽しませると同時に賞を狙う。

ボクシングのレフリーは、出版賞の審査員と同じだ。

オレは、15年間に三回、そのタイトル戦に出た。そして、三回ともチャンピオンに破れ、タイトルを取ることができなかった。

一昨年と去年と二年連続のタイトル戦の失敗で、オレは、心の中で引退を決めた。だから、去年の四月以降、オレが書くものは、バリバリの物理本ではなくなった。お客さんの中には、そんなオレを責め立てる人もいるが、50試合と3回のタイトル戦の敗退は、オレの心から闘争心を奪い去った。

猫好き科学作家・・・花咲爺さん・・・オレは、もう、自分では「サイエンスライター」という肩書きは使わなくなった。科学書界でのオレの仕事は、終わったからだ。

でも、ボロボロになっても、悪いことばかりじゃない。負けて「引退」したおかげで、今、オレはテレビとラジオでの新たな「表現」の可能性に挑戦している。

***

来週のラジオのゲストは、実をいえば、去年の「タイトル戦」のオレの相手だった人だ。最終候補が二冊残り、オレは負け、福岡さんが勝った。オレは科学書界を去り、今、ラジオのナビゲーターとして、チャンピオンになった福岡さんをゲストに迎える。

来週、うまく番組をナビゲートできたら、おそらく、オレはラジオの世界で「プロ」の道を歩み始めることができるのだろう。

テレビとラジオで、オレは今、いろいろな企画を考えて、ディレクターに提案し始めているところだ。

文章の神様はオレを見捨てたが、しゃべりの神様が拾ってくれた。(よくこんなに下手なのに拾ってくれたよねぇ。)

その神様が、来週、オレを試そうとしている・・・。

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JAM THE WORLD、来週のゲスト

J-WAVE、JAM THE WORLD、来週のゲストは、福岡伸一さんです!

最新刊のベストセラー『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)について、わかりやすくお話を伺います。

ラジオで科学の話なんて、金曜日のJAM THE WORLDじゃないと、なかなか聴けませんゾ。

乞うご期待!

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アレルギー全開

毎年、梅雨の時期になると、アレルギーが酷くなる。

お医者さんからアレグラという抗アレルギー剤をもらっていて、我慢できなくなると一錠飲むことにしている。

だいたい、皮膚の敏感なところから、プクっと出始めて、放っておくと身体じゅうが一過性の「おでき」みたいになって、かゆくて大変なことになるのだ。

アレグラを一錠飲むと、だいたい、十分もすれば、スーっと消えてゆく。

原因は不明で、ハウスダストや猫の毛も一因らしいが、梅雨というのは説明がつかない。

今日のJam the Worldは、出だしが元気が出なかったが、昨日、かなりアレルギーが酷くて、アレグラを二錠飲まないと治まらなかったので、少々頭が重く、そのせいもあるかなぁ。

梅雨よ・・・早く、去れ!

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コマネチ、次週に延期

あ、「たけしのコマネチ大学数学科」は、さすがに遅すぎるせいか、来週に放送が延期になりました(汗)

ですから、今日は録画しないでください(汗)

それにしても、録画が視聴率に反映されないのって、絶対におかしいと思う。ハードディスクで録画している人も増えているのに、ビデオリサーチ社も、少しは時代の流れに敏感になってもらいたい。

コマネチ大学は、もともと、時間内には解けない問題が多いし(笑)、おまけに放送が平日の深夜帯だから、どう考えても録画が生視聴率を上回っているにちがいない。

録画して取っておきたい、という番組のほうが、「見っぱなし」の番組より低く換算されるのは絶対におかしいぜ。

ビデオリサーチ社は、昔も、サンプル数が少なくて大問題になってから、ようやく重い腰をあげた経緯があるし、とにかく時代についていく気がないように見受けられる。

もっと「科学的」に調査しようよ!

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放送が遅すぎるゼ

本日はサッカーU20の放送があるので、「たけしのコマネチ大学数学科」は、なんと27時からの放送!

せっかく浴衣を新調して、寺子屋風で決めたのに(笑)

算額をつくろうコンクールからの問題で面白かったのにな。

みんな録画してくれ!

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ブート・キャンプやってみた

ビリーのブート・キャンプをアメリカから取り寄せてやってみた。

一回目:バンドなしで10分で挫折

二回目:バンドなしで15分

三回目:バンドを使って15分、その後、13分

ぶちっ。
オレ「あ」
K妻「あ」
「なんだ、コレ」
「無理に引っ張ったからでしょう」
「無理って言われてもな、ビリーと同じようにやっただけだゾ」
「身体の廻し方がちがってましたけど」
「ちがわないよ」
「いいえ、ちがっていました。だから切れたのよ」

ま、どうせ苦しいから、どっちでもいいけどな。オレが触るとよく物が壊れることは確かだ。

その後、週に二回から三回というゆっくりペースで「腹筋」の回だけを繰り返しているのだが、明らかに効果がある。

K妻「お腹、割れてきたわね(汗)」
オレ「(汗)は余計だろう、(汗)は」

実際に、28分やると、滝のように汗が流れるし、久々に「うぉー! 筋肉、使ってるゼ」という感触がある。

これまで、テレビショッピング系は、ことごとく失敗してきたが、初めて、効果が目に見える商品を購入した。

周囲に話を聞いてみると、挫折している人も多いが、もしかしたら、無理して毎日やろうとしないで、オレみたいに週に三回くらいの楽なペースでやることかもしれませんな。

お試しあれ。

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コンディション調整の話

本日、なぜ早起きしているかといえば、午前中に科学ジャーナリストとして取材する仕事があるからだ。

火曜日は夕方のコマネチ大学の収録の後に23時からNEWS ZEROの本番があって、金曜日は20時からJam the Worldの本番があるから、いつも午後から深夜にかけて身体と頭のピークが来るように調整しているのだが、今日みたいに午前中にピークが来ることもある。

「しゃべる」のも、運動と同じで準備体操(?)が必要で、よく観察していると、アナウンサーの人たちは、必ず自分が読むところを事前に練習している。「初見」で読むのは非常に難しいらしい。(初見の楽譜で、大勢の人前でピアノを弾くのが大変なのと同じ!)

オレも何回か痛い目に遭ったが、初見で読むと「噛む」ことが多い。

アナウンサーの人たちは、楽屋でも、口を「あーえーいーうーえーおーあーおー」と動かして、柔らかくしている。

オレはアナウンサーではないので、そこまで必要ないが、最近、口もアキレス腱も、伸ばしてから動かさないとダメである、という自覚はもつようになった。

とはいえ、睡眠時間が足りないと、もう、何をやってもダメだね(笑)

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いまさらナンだが

ここしばらく楽天からも商品を買わないでいるが、Yahooと比べて、やはり楽天のほうが便利なので、いざ使わないとなると、なかなか大変であることに気づいた。

以前、「旅の窓口」が日立造船だったとき、頻繁に使っていたが、いつのまにか楽天に買収されて、楽天トラベルになった。

「旅の窓口」をつくった人々の一部は独立してベストリザーブを設立したが、そこはライヴドアの傘下となった。

アマゾンにしても楽天にしても、一人勝ち状態が続いて、顧客であるオレは、もはや「選ぶ」という行為を放棄していた気がする。いつのまにか一箇所で買わされていたわけだから、もっと自主的な購買活動に戻さないとヤバイよね。

ビールだって、アサヒとキリンと地ビールと、いろいろ飲むじゃないか。どの店に行っても一銘柄しか置いてない状態ってのはおかしいわけだよ。

まあ、これだけ頻繁にアマゾンと楽天から買っておいて、いまさらナンだが・・・。

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アマゾンがおかしい?

あまりネット書評は気にしないようにしているのだが、ここのところ、立て続けにオレのところに「アマゾンに書評を書いたのに、一週間たっても掲載されない」という苦情が舞い込んでくる。

「せっかく本を読んで感動したから書評を書いたのに、載らない。悪い書評だけ掲載されている。なにか問題があるのでは?」という苦情なのである。

あれだけ大きな会社が、そんなおかしなことをするとも思えないが、何通も同じようなメールをもらうと、「コンピュータ・システム」の問題じゃなくて、「人間システム」の問題じゃないかと邪推したくなる。

有名な会社だって、中にはおかしな人間がいるものだ。よくそういった人が逮捕されてニュースになるではないか。アマゾンの社員は大丈夫だろうか?

特定の書評だけ載せる、というようなことが可能なのかどうかわからないが、迅速に対応してもらいたいものだ。

アマゾンについては、以前、ある編集者が、「売り上げ順位もどういう計算をしているのか不明です」とボヤいていたが、いささか透明性に欠ける運営ではなかろうか。

問題がある度に「システムの問題です」という言い訳は通らないように思うのだが・・・。

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重版御礼!

おかげさまで『99.9%は仮説』(光文社)が重版(16刷)となりました。

ありがとうございます!

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J-WAVE Jam the World、来週のゲストは科学コミュニケーターの横山広美さんです。乞うご期待!

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産経新聞の土曜版(生活欄)に連載中の「竹内薫の科学・時事放談」は、好評につき、しばらく延長となりました。みなさまのご声援、感謝いたします。

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少年少女

福島聡という漫画家の最新作『機動旅団八福神』をNHK BS「マンガノゲンバ」で紹介することになったので、出ている単行本を全て読破。

作家の創作の核に迫るには、とにかく、全て読むしかない。

私も作家のはしくれだが、一冊読まれて、「こんなのより、もっとこういうのを書けよ」とか感想を言われると、がっくりきてしまう。なぜなら、「もっとそういうもの」は、五年も前に何冊も書いていたりするからだ。

いつも自分がやられて閉口しているので、今回は、きちんと全作品を読んだ上で収録に臨んだ。

2分くらいの登場なので、そういった過去作への言及部分は、すべて放送時にはカットされるようだが、それでも、いい加減な評論はできないよね。

ところで、福島聡の『少年少女』(全四巻)と『DAY DREAM BELIEVER again』(全二巻)は秀逸。面白さに引っ張られて、徹夜で読んでしまった。「少年少女」という題名は、セールスには結びつかないと思うが、連作短篇の傑作だろう。

この作家は、近いうちに大ブレークする予感がする。

ただし、『機動旅団八福神』(現在五巻まで)は、ゆっくりとしたストーリー展開に、好き嫌いが分かれる作品だと思う。まだ、福島聡の作品を読んだことがない人は、『少年少女』と『DAY DREAM BELIEVER again』あたりから読んみてね。(『少年少女』は一巻で挫折しないでください・・・)

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低解像度なんですけど

ようやくケーブルテレビが見られるようになった。

これまで、このマンションには、ケーブルテレビの回線自体が入っていなかったのである。驚きだが。ようやく6月から会社が替わって、横浜テレビ局になり、ケーブル回線がマンションに入ったのである。

で、また問題が・・・。

工事の人がデコーダーを持ってきたのだが、私はでかけており、家に戻ってみたら、HDMI端子ではなく、ふつうのビデオ入力でつながっていた(汗)

これでは、せっかくの高解像度が台無しである。

その後、電話がかかってきて、ケーブル会社がHDMIのケーブルの梱包を忘れたので、工事の人はどうしようもなかったのだという。

あのな。

もう、自分でHDMIケーブル買って、つなぐからいいよ。

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いきなり支払い期限かよ

生協で食料品を買っている。

月始めの6日に支払いで、コンビニで払える振込用紙が入ってくるのだが、毎回、支払い期限がギリギリで頭にくる。

今回も、昨日の配達時に振込用紙が来たのに、支払い期限は明日なのだ。

オレも、それなりに飛び回っているので、二、三日続けて、支払いをしている暇がないことだってある。

しかし、支払いの代行会社の名前を見て納得がいった。

ア+++?

このクレジット会社は、たしか、巨額の損失を抱えていて、そのせいで親会社の新生銀行が大変なことになっているらしい。

てゆーか、よくよく考えたら、今のマンションに入居するときに、オレの支払い能力を審査して、拒否した会社だぜ。不動産会社も首を傾げていた。(仕方がないので家賃を二年分、前払いしたわけだが・・・)

なんで、生協の支払いまで、この会社がやってんだよ。

振込用紙をもっと早く届けるか、でなければ、せめて、一週間くらいの猶予をもたせないとダメだろう。ったく・・・顧客のことをまったく考えていない会社だ・・・新生銀行もちゃんと監督してほしいもんだ・・・ぶつぶつ。



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マンガノゲンバ

本日はNHK BSの「マンガノゲンバ」の収録。

福島聡さんの最新作を採り上げる予定。

その後、インドの算数の教科書の監修の仕事。

家に帰るのは何時になるかな?

明日は久々の休暇也。

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来週に持ち越し

本日、NEWS ZEROで放送予定だった「エジプトのミイラの謎」は、久間防衛大臣の辞任と小池百合子首相補佐官のゲスト出演により、時間の関係で来週に持ち越しとなりました。

来週、是非、ご覧ください。

(本日、楽しみにしていた方は、ごめんなさい!)

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会食

昨日は作家の鈴木光司さんと昼食。

たいてい、裏横浜の隠れ家的なイタリアン・レストランで密談する(笑)

ハリウッド映画「リング」の続編の脚本を書き終えてから、しばらくヨットでクルージングに出かけていたそうで、一ヶ月前にお会いしたときと比べると、かなり日焼けしていた。

懸案の台本も完成して、いよいよ新作『エッジ・シティ』もラストスパートということで、いろいろな物理の話をした。

途中で話が脱線して、ヨットレースの話になった。日本が再びアメリカズ・カップに挑戦するのは、いつの日になるだろう。

***

本日は、今から出てNEWS ZEROの準備に入る(早!)

エジプトのハトシェプスト女王の話題をカルチャーコーナーと合体してお届けします。乞うご期待!

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