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恥ずかしい科学技術立国

今日は横浜で中経文庫のカガク本の打ち合わせ。

東大に勤める若手の科学者ふたりと編集者と食事をしながら。

一年前の企画だが、ようやく始動だ。

若手科学者は大変だと思う。

欧米だったら、サイエンスライティングの才能があれば、研究と同時に科学書の仕事をすることに、なんら支障はないはずだが、日本には、旧弊が残っていて、
「研究もせずに、一般書なんぞにうつつをぬかしおって」
という風潮が邪魔をする。

国民の血税で科学を研究させてもらっている、というアタマさえあれば、「一般書なんぞに」という言葉は出てくるはずがない。

本当は、科学者たるもの、研究も教育も、そして、国民へのわかりやすい言葉による「報告」も、みんな大切なのだ。

サイエンスライティングは、主に年輩の科学者たちから、「卑しい職業だ」と思われている。

その証拠に、私は、ある人から、「竹内さんは、×××××××××のような番組のゲストに呼ばれないけど、やはり、サイエンスライターは低く見られてるからねぇ」と言われたし、別の人からは、「サイエンスライターは○○○○○○○賞は受賞できないね、まず、大学に勤めて肩書きをもたないと、いくら本を書いてもニュースでがんばってもダメだね」と言われた。(ホントの話だ)

若い科学者たちが、実名を隠さないといけない仕事って、いったい、なんなんだろう。

哀しいかな、これが、科学技術立国の正体なのである。

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