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2007年6月の41件の投稿

念校

どうも完璧主義のところがあって、ここのところ再校で終わりにできず、三校や念校を見ることが多い。

それでも本になると、必ず誤植や記載の誤りがみつかるのだが。

さきほど、『はじめての数式処理ソフト』(講談社ブルーバックス)の念校を見終わった。CD-ROM付きなのだが、Maximaのインストーラーはウィンドウズ用しか用意されていない。

扉でそう断ってあるのだが、オレ自身はマック・ユーザーであるし、やはりマックな人々を除外するのはよくない。

だから、「Mac OS Xの場合、インターネットからMaximaとGnuplotをダウンロードしてインストールすることにより、本書の内容をお楽しみいただけます」と追記してもらうことにした。(そのサポートはおかやんさんのサイトでやってもらうつもり。)

また、親切心から、MathematicaのプログラムもCD-ROMには入れたのだが、こちらは、むろん、オレがMacで書いたものだし、プラットフォームは関係ないので、そのままMacで使うことができる。(ただし、Mathematicaが必要になるが・・・)

なかなか面白い本に仕上がった気がしている。

また、ネット書評でバッシングされなければよいが。

ご存じのとおり、いつも、科学書界、大学関係の重鎮どもから、さまざまな形で意地悪をされているのが実状だから、本当は、読者には元気づけてもらわなくては、孤立無援になっちゃうんだけどねぇ・・・。



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NEWS ZERO本日の反省点など

今日のNEWS ZEROは、いろいろ難しかった。

YouTubeの告発映像は、たしかに、ぶつけた車の所有者が極めて怪しい。ほとんど見ず知らずの人間に車を貸したとか、貸した相手の連絡先も(携帯が故障して)わからなくなったとか、まあ、通らない言い訳だ。

でも、結果的に会社をクビになり、個人情報はバラ撒かれ、警察による処分よりも大きな社会制裁を受けることになった。

こういう事例がオーケーということになると、やがて、それを悪用する輩も出てくるにちがいない。

このような結果になって、車をぶつけられた人は、気分がすっきりしたのだろうか。また、ぶつかった部分の修理費は、どうなるのだろうか。

コメントは苦慮したが、自分に正直にしゃべったつもりだ。(警察も大変だろうが、もっとがんばって、書類送検しておけば問題も起きなかった・・・というのがホンネです。)

***

光市母子殺人事件の公判だが、やはり、人権派の弁護士が21人というのは異常だと感じる。

逆にいえば、被害者側にボランティアで同じくらいの数の弁護士が馳せ参じてもいいくらいだ。(刑事裁判なので、その役割は検察が担うわけだが・・・)

死刑廃止論は世界的なレベルでもさまざまな主張がされており、(理想論としては)理解できる面もあるが、今回のような悪逆非道な事件で「死刑廃止」をアピールされると、感情的に「死刑容認」に傾いてしまう。

実際、私は、今回の事件をきっかけに、「死刑容認」になってしまった。人権派弁護士たちのアピールのせいである。感情的な反発を抑えられないからである。

この人々は、死刑論議以前に、戦略が完全にまちがっていると思う。

***

カガクのニュースでは、もうちょっとスクラロースと砂糖の分子構造の話をきちんとすればよかった。また、冒頭で「健康食品」と口走ったのもミスである。言った瞬間に「もとい、健康を考慮した食品」と言い直そうとも思ったが、そのまま流した。

やれやれ。

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ダイ・ハード4.0

ダイ・ハード4.0」、先行上映で早速観てきました!(しつこいようだが、ふつうにチケットを買った)

結果からいうと、抜群に面白かった。

まず、最初の「掴み」から迫力満点で、ぐいぐいと引き込まれていき、メリハリもうまく、いつのまにか、例の「アンチ・リアルすぎて、逆にリアル」という不思議なマジックにはまってしまった。

なぜ、ありえないようなシーンがリアルなのか、いろいろ考えてみたが、やはり、シナリオが丁寧だとしかいいようがない。

SF映画だと、「そういう設定なのだ」と納得すればリアルになるが、ダイ・ハード・シリーズも、実は、きめ細かい設定や台詞が「リアルさ」を演出している気がする。

ベタでも、ハマる・・・。

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液晶テレビその後

液晶テレビは、別に修理(というかソフトの修正?)をしてもらえばよかったのだが、親切にも新品と取り換えてくれた。

実は、美しいデザインと機能が気に入って購入した商品だったので、ふたたび顧客満足度が100%になった(笑)

カルチャーセンターの生徒さんのTさんからメールが来て、同じ機種を購入するとのこと。

で、肝心の画面だが、取り換えてもらったら、元通りになり、非常にきれいだ。そして、スピーカーが大きくて心地よい響きをしている。

結果的に、素早い対応で、アフターケアは文句なしだったので、機種を公表してもかまわないか・・・。

FORIS.TV

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青と黄の目をした猫

『猫はカガクに恋をする?』の感想文

売れ行きは芳しくなく、眼底出血までして念校を見た執念も実らず、やはり、世間の評価は厳しいなと、かなり凹んでいたのだが、ごく少数でも、感動してくれた読者がいることがわかり、すごく元気づけられた。

ありがとうございます!

それにしても、次の日に青と黄色の目の猫を見たって本当ですか?

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明日、J-WAVEのゲスト!

明日のJ-WAVE、JAM THE WORLDのゲストは、アイドルレスラーの風香さんです!

痴漢に足蹴り、その後、逃げた痴漢を百日かけて捕まえ、警察に引き渡した一部始終を伺います!

お聞き逃しなく。

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留学か・・・

猫のコタロウがオレの枕を占拠しているので寝られない(笑)

加齢臭が枕にうつるのを防ぐためにタオルを敷くのだが、そのタオルを敷いて、ちょっと台所に水を飲みにいってベッドに戻ると、猫が枕の上に伸びているのだ。

オレが寝られないでウロウロしていると、K妻が、
「あたし、三ヶ月くらい、マレーシアにヨガの修行にいきたい」
と呟く。
「行けばいいじゃないか」
と返すと、
「そんなお金ないし」
と応える。

うーむ、オレなんか、7年もカナダに留学したぞ。別に金はなかったが。(奨学金もらったり、授業料を免除してもらったり、プログラマーのアルバイトなんぞして凌いだ)

そしたら、急に、月曜の講演会で好き勝手な放言をして会場を出ていった奴の言葉が頭に浮かんで、腹が立ってきた。

「竹内さんはトンデモだろう。何が言いたいのかまるっきり理解できない。本もつまらないし、竹内さん、最低だよ」

主催者の話では、むかし、物理をかじったことのある御仁らしいが、極寒のカナダでの留学生生活の苦しさと猛勉強の日々を思うと、会場で、一発、殴っておけばよかったな。他人を最低呼ばわりする前に、てめえが、もっと勉強しろ・・・ついでに、最小限の礼儀作法を親に教えてもらえ・・・バコン!てな具合に。

ウチは竹内流の古武術の家柄だが、親父がオレに何も伝授しなかったので、オレは喧嘩が弱い。やっぱ、殴るのはダメだな。おそらく、逆にやられて終わりだ。

ブログを書きかけでベッドを覗いてみるが、コタロウは、動く気配がない。すっかり、オレの枕をねぐらにしたらしい。

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ダイハード4.0

ふふふ、土曜日に「ダイハード4.0」の先行上映があるので、早速、予約!

どうも、業界の人たちは、試写会などで、すでに見ているようなのだが、オレは、たいていの場合、自分で券を買って近くの映画館に観にゆく。

やっぱり、お金を払って、それでおトク感があるかどうかが大切だ。

(ホントはね、誰も券をくれないんだよー!)

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シエスパの事故に思う

渋谷のシエスパの事故は衝撃的だった。

いくつか感じたことがある。

まず、地下1500メートルまで掘削して出てきた「温泉」とはなんだろう、という素朴な疑問。

温泉地の温泉は、自然に湧き出した(噴き出した?)恵みだろう。

でも、千葉県などで、地下のガス田を天然ガス資源として使う場合、水は捨ててガスを売る。そして、同じガス田でも、東京では、ガスを捨てて水を「売る」。もはや、「温泉」とは、単なる名称にすぎない。

次に、スパを運営する会社もメンテナンスを請け負っていた会社も、誰も、「ガス検知器」の必要すら感じなかった、ということへの驚き。

これは、基本的な科学知識の欠如を意味する。科学技術畑の人間が、現場に一人でもいたならば、絶対に「あの、ガスが洩れたら危険だと思います」と進言できたはず。

おそらく、まともな科学知識をもった人間がスタッフの中に一人もいなかったのだろう。

あらためて、どんな組織にも多様なバックグラウンドをもった人材が必要なのだな、と感じた。

***

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしたい。

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ブックオフ的・グッドウィル的精神

ブックオフの坂本会長が辞任

ようやくか、という気がする。もともと、本に対する愛情など皆無の人物であり、一部マスコミは騙されていたようだが、最初から正体は知れていた。

出版界には再販制という大きな問題が存在し、それは、いずれ、改革が必要だろう。

また、現代日本において、家庭内の本の数が多くなりすぎて、なんらかの形のリサイクルが必要になったことも事実だ。

でも、再販制の見直しと本のリサイクルは、同時に進めないといけない問題であって、法の抜け穴みたいな形で新古書という商売を始め、本の作り手である「作家」からの利益の収奪に終わった坂本商法は、悪徳としか言いようがない。

あくまでも個人的な実感である。

商売というのは、第一に消費者、第二に生産者、第三に流通業者が潤わなくてはいけないと思う。坂本商法は、第一に流通業者(=ブックオフ)、第二に消費者、そして、生産者(=作家)は完全に捨て置かれた。

市場原理主義者は、坂本商法にごまかされたかもしれないが、実のところ、再販制(=定額販売制)という法律がある状態で、市場原理がはたらくわけもない。

***

グッドウィルの折口会長も同じようなタイプの人間に見受けられる。

他にも大勢いるけどね。

***

こいういった人物を「見抜く」かんたんなコツがある。

それは、「商品やサービスを愛しているかどうか」である。それを「夢」という。

金の亡者は、決して、自分の仕事の商品やサービスを愛することがない。それを観察するだけで、その人物が、社会的に貢献をする人物か、自らの利益しかかえりみない人物であるか、わかろうというものだ。

坂本商法をもちあげたマスコミ関係者は反省してもらいたいものだ・・・。

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しばらく

しばらく(楽天が秋葉原OG商会の詐欺事件で顧客に全額補償する決定をするまで)楽天での買い物はやめだ。

それにしても、オークションは補償制度があるけれど、ショッピングはない、というのは解せない。

でも、物理的にお店があったり、あるいは大手の会社が運営しているネット通販しか利用できないとなると、かなりネットでの買い物は制限されちゃうよね・・・。

ホント、三木谷さん、フュージョン買収してる場合じゃないよ。まずは、本業をしっかりやろうよ。

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クレーム処理?

液晶テレビの会社に電話をかけて文句を言ったら、工場の人が中身を見たいので、とりあえず、別のテレビを運んでくるそうだ。

ま、オレはクレーマーじゃないので、ただ単に、ふつうの明るさに調整できるテレビがあれば異存はない。

メールの対応時には心配だったが、電話の応対はきちんとしていた。

ホッ。

***

それはそうと、今日のNEWS ZEROでやったのだが、楽天の問題は大きいよね。

オレなんか、昔はプログラマーで生計たててたし、今でもヘビーなネットユーザーだけれど、案外とネットの買い物には不用心だったりする。
で、楽天で買い物をする理由は、

1 クレジット情報は楽天にあり、個々のお店には拡散しない
2 楽天の看板で売っているのだから、いざというときには、楽天が責任をもってくれる

と信じているからにほかならない。

でも、2については、約款を見たら、楽天は責任はもたない、と明記してあった。

もし、本当にそうなら、もっと大きく、「トラブルの際、楽天は責任をもちません」と明記しておかないと、社会倫理的に問題だと思う。ほら、タバコに「タバコを吸うと癌になる確率が高くなります」って明記してあるではないか。(ちょっとちがうか?)

楽天は、おそらく全額補償に踏み切ると思うが、万が一、補償しないとなれば、一気に顧客を失うことになるだろう。オレも含めて。それが商売における「信用」というものだ。

今の時代、クレーム処理を一歩まちがうと、どんなに大きな会社でも潰れちゃうぜ・・・。

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明るい画面が見たい

液晶テレビの会社のホームページを見ていたら、3月に制御プログラムの不具合で、画面が映らなくなる不具合が出ていた。

おそらく、他にも制御プログラムのバグが残っているのだと思う。あるいは、バグを直したときに、別のバグが発生していた可能性もある。

リモコンに隠れボタンがあれば、それで工場出荷状態に戻せばいいんじゃないのか。

なにしろ、画面が白と黒のチェッカーみたいになったりしてたんだからさ。

メールでは埒があかないので、明日、電話してみるつもりだが、なんだか、嫌な予感がする・・・。だって、このバグは、まだ、会社でも把握していないから「検証できない」んだろう? 

しばらくの間、古いアナログテレビに戻すしかないか・・・(ため息)。

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夕学五十講

300人収容のホールで、ほぼ300人。

おかげさまで盛況のうちに終了しました。

かなりディープな話題まで立ち入って、しまいには、ゼータ関数(そのものではないが)の「くりこみ」のエッセンスまで解説。

終了後のサイン会もたくさんの方に来ていただいて嬉しかった。

***

質疑応答のときに、最初の質問者が、なんだか怒っていて、いったい、何に腹を立てているのかわからなかったが、
「あなたの言っていることは、まったく意味がわからない」
とか
「竹内さんのブルーバックスも全然わからない」
とか
「現代物理と宗教の話なんかして、竹内さんはトンデモ系だろう」
とか、どこかで聞いたことのある(?)ような個人攻撃が始まり、こちらも思わずキレそうになった。

***

「いったい、どこの方ですか」
と、この迷惑モノに訊ねると、
「いつも来ている。司会者に聞け・・・竹内さん、最低だよ」
と、名乗らずに、捨て台詞を吐いて、会場を後にした。

いったい、なんだったんだろう。

人前で喧嘩売るなら、ちゃんと名乗れよ。名乗れないなら、人前で怒りをぶちまけんじゃねえ。みんな迷惑だ。それにしても「最低だよ」と言われるほど酷い講演だったかなぁ、ぶつぶつ。

でも、この人が出ていったあと、質疑応答で、みなさんが、

「私はブルーバックス好きです」
とか、
「非常に楽しく聞かせていただきました」
などとフォローしてくれたので、助かった。

終わりよければ全てよし。

みなさま、ありがとうございました!

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だから不具合はあるんだよ

うーん、液晶テレビは画面が暗くて、人の顔がよく判別できない(笑)

メールでサポートに詳しい症状を送ったら、返事がきた。

「早速ですが、ご指摘症状におきましては、弊社で検証したところ同
様の症状は確認できませんでした。
しかしながら、お客様の液晶TVには何らかの不具合がある可能性
もございます。」

最初からリモコンのボタンがちがうことをしていたのに、いったい、どうやって「検証」したんだろう。

で、オレの目は少々調子が悪いことは確かだが、最初は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDがちゃんと見れたのに、今は画面が暗くて顔が判別できない以上、「可能性も」という表現は少し失礼だよな。

昨日も若手科学者二人にアドバイスをもらいながら、映像設定をいろいろいじってみたが、結論は、「明るさ調整がおかしい」だった。

とはいえ、「お好み」にして、明るさを100%にしたら、それなりに見られるようになったが、とにかく、当初の明るさは戻っていない。

うーん、この会社から買ったことを、後悔し始めている、オレ・・・。

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夕学五十購

準備終了!

慶應丸の内シティキャンパスにおける講演は、前半はビジネスにおける仮説力、後半はモノ=コト論を話す予定だ。

前半はアタマの柔らかさ、後半は思考の飛躍がテーマ。

今日はゆっくり寝て、明日も一日、がんばるゾ!

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恥ずかしい科学技術立国

今日は横浜で中経文庫のカガク本の打ち合わせ。

東大に勤める若手の科学者ふたりと編集者と食事をしながら。

一年前の企画だが、ようやく始動だ。

若手科学者は大変だと思う。

欧米だったら、サイエンスライティングの才能があれば、研究と同時に科学書の仕事をすることに、なんら支障はないはずだが、日本には、旧弊が残っていて、
「研究もせずに、一般書なんぞにうつつをぬかしおって」
という風潮が邪魔をする。

国民の血税で科学を研究させてもらっている、というアタマさえあれば、「一般書なんぞに」という言葉は出てくるはずがない。

本当は、科学者たるもの、研究も教育も、そして、国民へのわかりやすい言葉による「報告」も、みんな大切なのだ。

サイエンスライティングは、主に年輩の科学者たちから、「卑しい職業だ」と思われている。

その証拠に、私は、ある人から、「竹内さんは、×××××××××のような番組のゲストに呼ばれないけど、やはり、サイエンスライターは低く見られてるからねぇ」と言われたし、別の人からは、「サイエンスライターは○○○○○○○賞は受賞できないね、まず、大学に勤めて肩書きをもたないと、いくら本を書いてもニュースでがんばってもダメだね」と言われた。(ホントの話だ)

若い科学者たちが、実名を隠さないといけない仕事って、いったい、なんなんだろう。

哀しいかな、これが、科学技術立国の正体なのである。

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てゆーか

やっぱ、週末なのに徹夜してんじゃねえか、オレ。

7月刊行の本が二冊あり、そのゲラの〆切がぴったり重なっているのだ。

明日の日曜も昼に別の編集者と打ち合わせが入っている。

こちらは、共著者と一緒に昼食をとるので、プレッシャーはない。でも、さすがに東京に出かけていくのは身体的に不可能なので、みんなに横浜に来てもらうことにした。

どこかで本当に休養を入れないと、死んじゃうぞ、オレ。

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夕学五十講

18日月曜日は慶應丸の内キャンパスにおいて、「夕学五十講」の講演を行ないます。

たっぷり二時間、面白い仮説の世界を中心に話をするつもりです。

空席が残り僅かの模様です。みなさま、お誘い合わせのうえ、ご来場ください!

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薄型テレビ、買ったんだけど

ついに液晶テレビを導入!

奇妙なことに、ウチの(横浜のほうの)マンションは、これまでケーブルテレビが入っていなかったのだ。

いろいろな理由があるらしいが、かなり変則的な状態だったのだ。

今月になり、ようやくケーブルテレビが開通したので、それに合わせて薄型テレビの購入に踏み切ったような次第。

ところが、なにやらリモコンがおかしい。
ボタンを押すと、表示とは別の動作をしてしまう。
いろいろいじっていたら、英語の表示が出てきて、「function」というところを選んでなにやら操作したら、どうやらリモコンのボタン操作は直った。

ところが、今度は、画面が暗いままで、映像設定をいじっても一向に明るくならない!

***

K妻「買ったその日に壊すとは、さすがですね」
オレ「なんだ、その言い方は? 正しくは、壊れる、だろう」
「でも、あなたがいじったから壊れたんでしょう」
「ちがわい、最初からリモコンのボタンがズレてたんだ。シーザー式の暗号じゃねえんだぞ」

「操作中に英語の表示が出てきた時点で何かがおかしいことに気づくべきじゃないの」
「なんでよ」
「だって、日本製なのに、英語の表示が出てくるというのは、本来、顧客がいじってはいけない部分にアクセスしてることにならない?」
「オレは帰国子女なんだよ!」

***

ったく・・・これじゃあ、「風林火山」が見られねえじゃねえか・・・古いテレビに戻して見るしかないか・・・土日じゃ、メーカーのサポートも休みだろうしな・・・ぶつぶつ。

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社保庁のどこが問題なのか

テレビやラジオでは言えないことだが、社保庁の構造的な問題については、事情通の人が指摘する点が二つある。

1 歴代の長官は、厚生労働省の出世コースからはずれた「元」エリートであり、そもそも、本気で年金の仕事をやる気などない

2 労働組合が強く、なるべく仕事をしないための「闘争」に明け暮れていて、外部から来た幹部職員も、匙を投げてしまう

ようするに、長官は、早く退職金をもらって、それから何箇所も天下りの「渡り」を続けて、次々と退職金を得る算段しかしていないのだ。

労働組合が、組合員の労働条件を守るのはあたりまえのことだが、その結果、仕事が「ずさん」になり、国民が被害をうけるとなれば、そんなものは、もはや「労働」とは呼べないだろう。

いずれの要因も、「本末転倒」なのである。

***

となると、天下りではなく、外部から「やる気のある」人をトップに起用することが肝要だし、労働組合については、旧国鉄の解体と同じような手法で「手術」するしかあるまい。

まじめに働いている職員もいるのだから、悪い構造を改革すべきだと思う。

なお、友人のソフトエンジニアによれば、一年で5000万件の照合なんて不可能だそうだ。(てゆーか、原本が破棄されているわけだし・・・)

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江村哲二さんの死

作曲家の江村哲二さんは、私と同い年だ。

以前、何度かメールをやりとりしたことがあり、ブログにトラックバックしてくれたこともある。

一度、茂木健一郎に呼ばれて芸大で講義したときに、講義後、一緒に公園で酒を呑んだ憶えがある。

突然の死に驚きを隠せない。

出来たばかりの本を送っていただいたのに、御礼もできず、実に心残りだ。

ご冥福をお祈りしたい。

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ピッチャーの気持ち

最近、野球のピッチャーの気持ちがわかる(?)ようになった。

以前は、先発ピッチャーが崩れたりコントロールが定まらなかったりしたら、
「それでもプロかよ。ちゃんと調整してこいよ。一週間に一回だけ働きゃいいんだろうが」
などと、テレビの前で毒づいていた。

あるいは、救援のピッチャーが火だるまになると、
「バカヤロー、いつ出番が回ってくるか計算して、ちゃんと肩を温めておけよ!」
と、評論していた。

ところが、テレビとラジオの生番組に出ることになって、急に他人事でなくなり、野球のピッチャーに同情するようになった。

「ま、一週間に一回というのも、調整が大変なんだよな。毎日出ている野手とちがって、一週間ごとにピークをもってこないといけないんだからな」

「いったん、肩を温めて、出番がなくて、しばらくたって、肩が冷えたころ、急にマウンドに行かされて、救援陣も大変だよな」

火曜のテレビと金曜のラジオに合わせてコンディション調整をしているつもりなのだが、結構、出来不出来が激しく、コマネチ、NEWS ZERO、Jam the Worldと3つとも出来がいい週はほとんどないことに気づいた。
よくて二勝一敗、下手すると一勝一敗一分けなんてこともある。

ちなみに、今週は一勝一敗一分けだった(涙)

生放送は、当日のその時間の身体コンディションと精神テンションで99.9%、出来が決まる。

もうちょっとがんばらないとな・・・。

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産経新聞に連載

今日から四回の予定で、「科学・時事放談」と称して、科学エッセーを産経新聞土曜版に連載します。

新聞の連載エッセーは(実は!)初めてです。

みなさま、どうか、ご一読をお願い申し上げます。

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噛み噛みだ!

今日のJ-WAVE「Jam the World」は、せっかく茂木健一郎にゲストで来てもらったのに、初っぱなから「噛み噛み」で冷や汗が出た。

ラジオでこれだけ噛んだのは、ここ一ヶ月半、なかったので、ちょっぴりショック。

番組後の反省会でも「今日は、前半、噛み噛みでしたね」と言われてしまった。

皮肉なことに、今日のテーマは「あなたがプライドが傷ついたと感じるのはどんなときですか?」だったのだが、そこも噛んでしまい、オレのプライドは傷つきっぱなしだ(笑)

***

昨日、埼玉県に取材で出かけたのだが、そのときもインタヴューで噛んでばかりいたから、体調の問題としかいいようがない。

ここのところ、枕を取っ換え引っ換えしているのも、肩凝りが激しく、首がほとんど動かないような状態に陥ったからなのだ。

うーん、疲労と睡眠不足で、かなり厳しいよ。

***

とはいえ、茂木が登場した15ミニッツのコーナーからは、いつもの調子に戻って、後半は、いつものようにしゃべれたので、ホッと一息。

あまり落ち込まないで、という応援メールもたくさんいただきました・・・ううう、ありがとうございます。

来週は、噛まないようにコンディションを整えて本番に臨むゾ!

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茂木健一郎がゲスト

金曜日のJ-WAVE Jam the Worldは、茂木健一郎をゲストに盛り上がる予定です。

みなさま、是非、お聴きください!

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重版御礼!

おかげさまで『ゼロから学ぶ量子力学』(講談社サイエンティフィク)が重版となりました。

ロングセラーにしていただき、読者のみなさまに感謝いたします!

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ドラゴン桜公式副読本

ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』ができました!

みなさま、どうぞ、本屋さんでご覧ください。

16_1

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いい枕・悪い枕

オレ「うう、首が痛くて寝られない」
K妻「Zzzz...」
オレ「枕のせいだ!」
K妻「は?」
オレ「目を醒させてしもうたか」
K妻「そんなに大きな声で文句言ってたら目も醒めるでしょう。いったいどうしたんです」
オレ「枕が悪くなった」
K妻「またですか」
オレ「オレの首を痛くする悪い枕だ」
K妻「いつも、買ってきたばかりのころは、いい枕なのに、すぐに悪い枕になっちゃんだから」
オレ「この職業は、身体、特に頭から肩にかけてのコンディション調整が欠かせないのだ」
K妻「はいはい、わかりましたから、枕なしで寝てください」

いや、この妻の発言には問題がある。

しばらくの間、西川のエクセルピローを使って満足していたのだ。だが、もともと汗かきのうえに手入れが悪かったので、さすがに半年もたつと、新しくせざるをえなくなった。ところが、洗濯したら中身が壊れてしまい、あとで見たら「洗濯できません」と書いてあった(汗)

しかたないので、近くのスーパーで「つなぎ」の枕を買って、一晩寝たら、もう首が痛くて痛くてしょうがない。

だから、オレが「悪い枕」と評したのは、西川のいい枕ではなく、スーパーで買った安物の枕のことなのだ。

***

冗談でなし、商売にさわるので、さきほど、東急ハンズに行って、MOGUというのを買ってみた。

ちょっと寝てみたが、かなりいい感じだ。もし、このままいけそうなら、このまま使い、万が一ダメだったら、西川のエクセルピローを注文するつもり。(だって、今見たら、改良されて、洗濯できるって書いてあるんだもん。)

***

それにしても、枕って、本当に難しいよね。みなさん、そう思いませんか?

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アッカさん最高!

J-WAVEのJam the Worldは、ベルナール・アッカさんをゲストに盛り上がった。

笑い転げて、あまり質問できなかったよー。さすがお笑い芸人!

サインもしっかりともらいました。

アッカさん、次のK1もがんばってね!

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猫はカガクに恋をする?

『猫はカガクに恋をする?』竹内薫+藤井かおり(インデックス・コミュニケーションズ)は、恋愛カガク小説です。もちろん、シュレ猫も登場!

昨日発売されました。

久々の小説なので、かなり、力(りき)入ってます。ライトノベルス系です。

応援よろしく!

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猫の自動トイレ導入は成功だった。

あちこちにおしっこをしてしまい、こまっていたニャー君(にゃあちん)が、ちゃんとトイレでおしっこをするようになったのだ。

これは大きい。

ウレタンの入ったソファを風呂場で丸洗いして、数日かけてベランダで乾かす必要もなくなった。

ただし、ニャー君がトイレ以外でおしっこをしなくなったのが、トイレが自動になったせいなのか、それとも、猫砂が細かいものに変わったからなのか、理由は定かでない。

***

オレ「自動トイレの導入で気苦労が一つ減ったな」
K妻「おしっこの掃除、しなくてよくなったものね」
オレ「わーはっは! どうだ、オレの決断は正しかったろう」
K妻「見直したわ」
オレ「ふわぁーはっは」(ふんぞりかえる)
K妻「あなた、そろそろ、自動トイレの袋を交換してくださいね」
オレ「あ? うん・・・そうだな・・・たまには、おまえやってくれよ」
K妻「あたしは機械類は苦手ですから」
オレ「そうか」

そうだ、オレは、一つ重大なことを失念していた。

これまで、猫のトイレは、ほとんどK妻が掃除していたのだ。

だが、自動トイレの導入以後、袋の交換も、砂の交換も、はてまた自動トイレそのものの定期的な掃除も、すべてオレの役回りになってしまったのだ。

オレ=機械いじりが好き、K妻=機械類が苦手、という、単純極まる分類による、恐るべき罠にオレはハマッた・・・。

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明日のゲスト!

おっと! 明日のゲストは、お笑いの塩コショーの「塩」、そして、格闘技家のベルナール・アッカさんの予定!

明日もJ-WAVE Jam the World、元気でいってみよう!

金曜夜8時は81.3 J-WAVEにtune inしてね。

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最終講義

最終講義。

朝カル側は誰もあいさつにも来なかったが、以前の講座の生徒さんたちが何人も駆けつけてくれて、最後も拍手で送ってくれた。

礼節と心と・・・人間の基本だよね。

***

やはり胸くそ悪いので、朝カル関係のメールは全てマックから削除。ついでに記憶からも消去。

あばよ!

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過去の記憶

右目を痛めてから、急ぎの原稿依頼を断っているのだが、カルチャーセンターの準備をしていて、ふと、十年前の出来事を思い出した。

成城大学の非常勤講師をしていたのだ。

日本に帰ってきたとき、どこにも就職口がなくて、ようするに「干されていた」のだが、黒崎宏先生に拾っていただいて、毎週一回、成城大学で科学史と科学概論を教えていた。

数年の間、楽しく仕事をしていたが、ある年を境に学生の質がガラリと変わった。

授業中の私語が絶えなくなり、宿題の出来も落ちて、しまいには、オレの目にレーザー光線を当てる奴まで出てきた。面白半分に講師にレーザーポインターを当てていたらしい。

オレはその犯人を特定することはしなかったが、その次の年に非常勤講師を辞めた。

黒崎先生も退官され、オレの立場は注に浮いており、ちょうど潮時だったのだ。

今の学生は、元に戻っているだろうか。それとも、前より酷くなっているのだろうか。

潮時といえば、今日がカルチャーセンターの最後の日だ。

オレが喧嘩したり、辞めたりするとき、そこにはオレが求める「人間味」が欠如していることが多い。
心とか情熱とか、やる気とか・・・そういったものが欠けているとオレは哀しいし、怒りを感じてしまう。

オレが一番嫌いなのは「頑なさ」だ。これだけは我慢できない。

もしかしたら、世間なんて、元からそういうものなのかもれしれない。

だとしたら、オレは、ドン・キホーテみたいだな。

ドン・キホーテは風車に跳ね飛ばされる。

それの繰り返しだ。

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ネイチャー・パーティー

ネイチャー・アジア・パシフィックの20周年パーティーが目白の椿山荘で開かれたので行ってきた。

むかしは、ネイチャー・ジャパンという名前で、最初は3人から始まり、今や50人(?)の従業員を抱える大所帯になった。

私も巻頭翻訳をやっていたし、NEWS AND VIEWSをまとめた『知の創造』も3巻出版に漕ぎ着けたし、ブルーバックスでは英語で読むネイチャーの本もやった。

翻訳者仲間は三人くらいしか来ていなかったが、ソニーの北野宏明さんと会って、
「原稿、頼みますよ!」
と歓談した。北野さんは週末からグリーンランドに行くのだそうだ。

フォーシーズンスホテルは初めて行ったが、立食パーティーにもかかわらず、食事が美味しくて、珍しくお腹一杯食べてしまった。ビフテキが美味だった。

ただし、目のことがあるので、アルコールは御法度。オレンジジュースとウーロン茶で我慢した(涙)

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ベルナール・アッカ

お笑い芸人(塩コショウ)やJ-WAVEのレポーターとしても活躍中のベルナール・アッカがDynamite!! USAで快勝

うーん、凄いマルチ人間だね、この人。『エンタの神様』も面白いけど、格闘技も半端じゃない。

こりゃ、是非一度、Jamにゲストで来てもらわねば!

(隠れ格闘技好き・・・サインもらおう・・・)

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目医者さんで検査

眼底検査のために再び目医者さんへ。

写真を撮ってもらって、また詳しく診てもらった。

すでに書いたが、8月は出版界は刊行が極端に少なくなる。
その直前の2ヶ月に5冊も単行本が重なったため、ゲラと原稿の〆切が相次ぎ、心身の疲労が限度を超えちゃったみたいです。

5月に入ってから、毎週、土日に徹夜、というような状態が続いたので、先々週あたり、自分でも「もたないなー」と感じていて、案の定、テレビでは(初めて巡ってきた)Qショットを失敗し、数日後に目をやられた。

一週間に一日くらいは、休まないと、さすがに心身がもたないよね。

事前に仕事が重ならないように計算していたのだが、さまざまな事情により、今年は交通整理がうまくいかなかった。

***

ようやく仕事のピークを越えたので、今後2ヶ月くらいは、急ぎの原稿依頼はお断りして、土日に休養できるようにするつもり。

倒れちゃったら、元も子もないからな。

(ええと、断筆宣言じゃありません! 念のため)

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アマゾンの書評

たまにアマゾンの書評を読んで、いろいろ反省したり、独り言で反論(笑)したりする。

久しぶりに『世界が変わる現代物理学』の書評を見て、思わず苦笑い。

基本的にアマゾンの書評は、「感想文」の人と、プロ並みの「書評」の人がいて、その差が激しい。

酷評の感想文が一つあったが、それを読んで、
「ああ、オレの本じゃ、この人の<世界>は変わらなかったんだ」
と、この人の脳髄を「掴めなかった」ことに落胆を覚えた。

そういえば、この本は、鈴木光司さんと友だちになるきっかけになった本でもあり、また、『99.9%は仮説』の編集者が会いに来てくれたきっかけにもなった。

つまり、よくもわるくも「プロ」に評価された本だったんだ。

そういう本って、過去にも何冊かあったけれど、「いい本」って、いったい誰のために「いい本」なのか、いつも悩むところだ。

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重版御礼!

おかげさまで『99.9%は仮説』が重版となりました。

ロングセラーとなり、著者としても嬉しいかぎりです。みなさまのご声援に感謝いたします!

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核融合の記述に疑問符

カガクのニュースで、そろそろ未来のエネルギーとして「核融合」を採り上げたいな、と思って検索していたらウィキペディアの項目が出てきた。

しかし、読んでいて、頭に疑問符が浮かぶ記述内容だった。

高レベル核廃棄物がなくなることや、連鎖反応がないので暴走しない点などのメリットと同列に欠点が書いてあったが、著しくバランスを欠いているようにしか(私には)思えなかった。

物理の基礎知識がない人が書いたのだろうか。

科学には定性的な議論と定量的な議論がある。もっとも困るのは、定量的であるかのごとく「数値」をあげているにもかかわらず、実質的には感情論になっているような場合だ。

英語版に飛んでみたら、かなりバランスよく性能評価をしていて、やはり「科学関係は日本語のウィキペディアは危ないな」という思いを強くした。

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