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2007年5月の34件の投稿

目がー!

先々週から悲鳴をあげていたが、とうとう目をやられた。

眼科で精密検査をしてもらったが、右目がダウンしたな。

すぐに手術が必要ではないようで、止血剤を飲みつつ、しばらく経過観察をすることになったが、自分の目ながら、ちょっと酷使しすぎた感がある。

先週は、実際にテレビやラジオの仕事にも影響が出ているのがわかったし、今後、あまりに仕事が集中したときは、スケジュールを先延ばしにしてもらわないと身体がもたないかも!

こうなると、心血そそいで本をつくっている、という感じがする・・・。

***

眼科の待合室で待っていたら、年輩の女性が出ていって、また戻ってきて、独り言を。
「あら、やっぱし・・・まだ二本あるから、足りるかしらね・・・大丈夫よね」
そして、ふたたび出ていった。

一時間半ほど検査を受けて、いよいよ帰る段になって、この女性の言葉の意味がわかった。

この人は、まちがって、オレの傘をもって出てしまったのだ。そして、その傘をどこかに放置して、眼科に戻ってきて、自分の傘をもっていったのだ。

ありえないだろ、ふつう。

だいたい、他人の傘をもっていって、どこかに置いてきてしまったのに、本数が足りるとかいう問題じゃないはずだ。

うーん、人間って、こういうときに、勝手に理由づけをして、自分を納得させてしまうんだよな。怖いよ。

***

で、その後、雨に打たれながら(笑)、少し離れた薬局にいったら、オレの傘が置いてあった。

あのなー。つまり、このおばさんは、物忘れが酷い人らしい。でも、勝手な言い訳で自分を納得させる前に、放置したオレの傘を取りにいけよ! おかげでズブ濡れじゃねえか。

ついてないねぇ・・・。



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重版御礼!

おかげさまで『頭がよみがえる算数練習帳』が重版となりました。

読者のご声援に感謝いたします。

かなり「踏ん張って」書いた本なので、編集者ともども、ホッとしている次第です。

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JAM THE WORLD

今日のJ-WAVE JAM THE WORLDは、パイレーツ・オブ・カリビアンの話題から入った。

前の日の先行上映で行ったのだが、エンドロールの最中に席を立った人が何人かいて、思わず、
「エンドロールの後に、オチがあるんだから、もうちょっと席についていたほうがいいよ!」
と、声をかけたくなってしまった。

ああ、こうやって、最後まで待てずに損をする人っているんだよなー。

ゲストは歯医者さんだったが、最近、やたらと歯医者さんと縁がある(笑)

茂木健一郎の紹介で、4月からは歯科医師会の会報に連載を始めたし。でも、「歯医者さんのための超ひも理論」なんて、どれくらいの人が読んでいるのか疑問だ(汗)

J-WAVEは、職場の雰囲気が和やかでリラックスして仕事ができる点がいい。「しゃべり」だけで伝える技術は、これまた、テレビとは別なので、いろいろ勉強にもなる。

本番のあと、歓迎会をやってくれたので、韓国料理店でまっこりをしこまた飲んでしまった!

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パイレーツ

これから、パイレーツ・オブ・カリビアンの先行上映に行く。一週間前に券を買った時点で、かなり埋まっていたから、おそらく劇場は満員だろう。

ここのところ、仕事のし過ぎで、本当に泣きが入っているので、しばしリラックスしに。

8月は「にっぱち」と言われていて、出版を避ける傾向があり、どうしても6月と7月に刊行が集中してしまう。業界特有の事情なのだが、ゲラと〆切が重なって、あっぷあっぷになってしまった。

***

ふふふ、こうなったら、人より先に映画をみて、このブログでネタバレをしてやる!←性格悪いねぇ

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あいまいな正義

愛知の立て篭もり事件で殉職された林一歩警部は、警察学校の同期でも成績がトップで、将来を嘱望された警官だった。

テレビの映像を見ていて、私が感じたのは、(多くの人々が感じたのと同じく)「なぜ、犯人を狙撃しないのか?」という素朴な疑問だった。

警官が玄関先に重傷のまま放置され続ける、という情況は、きわめて異常だ。むろん、犯人に脅されていたのだから、至近距離からさらに撃たれる恐れもあり、救出が難しかったのは理解できる。

だが、テロが横行し、銃が氾濫する現代社会において、それでも「狙撃」ができない理由が警察には存在する。

私もこの事件でようやく思い出したのだが、1970年の瀬戸内シージャック事件が全ての始まりだったのだ。

先週は私もJ-WAVEで番組をやっていて、番組中に犯人が投降して、臨時ニュースを入れたりしたが、スタッフの間でも「どうして狙撃しないの?」という話になり、調べてみたら、1970年の事件により警察は(事実上)狙撃できない状態であることがわかり、かなり驚かされた。

瀬戸内のシージャック事件では、胸を撃たれた犯人の映像がテレビで放送されて世論が形成され、その後、人権派の弁護士が狙撃手を「殺人」で訴えたため、警察は、最終手段としての「犯人狙撃」を封じられてしまった。(その後の狙撃については上のリンクをご覧いただきたい。)

70年代、私はまだ十代だったが、たしかに世論の趨勢は「人権」であり、それは、今から振り返れば、犯人のための行き過ぎた人権だったのかもしれない。

人を殺(あや)めても、あるいは、さらに犠牲者が増える可能性が高くても、犯人の命を守ることが「正義」なのか、それとも、重傷で倒れている警官を救うために、すぐ側で銃を構えている犯人を狙撃することが「正義」なのか。

世論が警察の手を封じ、四半世紀も「正義」の意味があいまいなまま放置された結果、林一歩警部は殉職した。

しかし、この私も、十代の頃は、あまり考えもせず、「警察は、犯人を殺さなくてもよかったのにね」などと言っていたにちがいないのだ。

林警部の殉職に対して、やりきれなさと同時に、一抹の罪の意識を感じているのは、はたして私だけだろうか。

林一歩警部のご冥福をお祈りしたい。

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事程左様

作家稼業をやっていると、たまに転機になる作品を書くことがある。

それは、客観的にみれば、別になんでもないかもしれないのだが、本人の中で何かが変わるような作品なのだ。

私の場合だと、処女作は(忘れたい過去なので)別として、ブルーバックスの最初の本(ペンローズのねじれた四次元)はかなり大きな転機になった。意欲も動機も元気もあったし、いまだに出来は悪くないという自負がある。

小説でいえば、「宮沢賢治の星座ものがたり」、「シュレディンガーの哲学する猫」、「虚数の眼」、「百人一首 一千年の冥宮」は、試行錯誤と悪戦苦闘の連続で、その揺り戻しが「脳をめぐる冒険」だと思うが、今回上梓する「猫はカガクに恋をする?」は、ようやくバランスのとれた佳作に仕上がった(気がする)。

すでに表紙も出来ていて、いい感じだ。

とはいえ、初刷の部数がかなり少なめなので、まったく注目されずに終わる恐れもある。

本というのは、不思議なもので、「脳のからくり」にしても、単行本のときはほとんど話題にもならなかったのに、文庫になったら、何度も重版がかかって驚かされた。

事程左様(ことほどさよう)に、判型と価格と「棚」により、売れ行きが左右される業種なのだ。

「脳をめぐる冒険」は、残念ながら脳の棚に置かれてしまい、著者が読んでもらいたかった読者層には触れずに終わった感がある。だから、「猫はカガクに恋をする?」は、販売の反対を押し切って、文芸(女性エッセー)の棚に置いてもらうことにした。

本当は小説なのだが、いろいろと理由があって、小説の棚には入れないのだそうだ。(縄張りという奴ですな)

もともと、恋愛科学小説などという珍妙なジャンルの本は、私のような人間でないと書かないだろうし、とにかく、フツーっぽい作品じゃないことだけは確かだ。

猫と科学と恋愛のライトノベルズ。

はたして、読者に受け入れられるだろうか? それとも、完全にそっぽを向かれるだろうか?

今のところ、書店さんからは、ほとんど無視されているので、予約が入らず、かなり厳しい情況ではある・・・読者のみなさま、応援よろしく!

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感度の問題

作家という職業は、ようするに「心」を描くのである。

それは科学作家とて同じことだ。そんなことに気づいたのは、しかし、この商売を始めて10年以上もたってからだった。

科学書というのは、通常、淡々と科学的な事実を書くものだと思われている。だが、実際には、科学者たちの戦いや葛藤や失望や夢といった「心」を描かなくては、単なるデータの羅列みたいになってしまう。

これは長年の修行(?)の末にゆきついた、私の境地みたいなものだと思っているが、心に敏感であることは、常にいいとはかぎらない。

世の中には、鈍感でないとうまくいかない場面が多々あり、そういった情況では、人の心の動きに敏感であることはよくない結果をもたらす。

科学の実験装置に喩えるならば、情況に応じて「感度」を鈍くしないと、針が振りくれてしまう、ということである。

最近、私は針が振り切れてしまうことが多くて、困っている。

どうしたらいいんだろうねぇ。

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マッサージにゆく

先週から仕事のしすぎで、正直いって、頭もボーっとしているし、身体はだるく、肩も痛いし、本当にぶっ倒れそうなので、急きょ、近くのバリ風マッサージ店へゆくことにした。

ぜい、ぜい、ぜい。
花咲ジジイは、もう若くないので、無理は禁物なのじゃ。

土日に休めないのが、ここのところの問題だのう。

オイルマッサージは、男性はダメなのだが、K妻と一緒ならやってもらえるのである。

テレビやラジオで上手くしゃべれないというのは、ある意味、「危険信号」が出ているので、強制的に休養をとらないとヤバい。

***

うーん、やはり、泣きが入ってる。

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念校

ただいま念校と格闘中。

本の原稿は、入稿されると、初稿→再校→校了という流れで誤字脱字や記述の修正などが入るしくみだが、場合によっては、再校→三校→校了ということもある。

「猫はカガクと恋をする?」は、さらに三校→念校→校了という流れで、念には念を入れて、目を皿のようにしてチェックをしている。

念校までやったのは、これまでではネイチャーの本だけ。

表紙もとてもいい感じにしてくれた。

意外といいかも。

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泣きっ面に・・・

NEWS ZEROは、毎回、終わってみて、上手くいったときとダメだったときがあるのだが、今日は、相当な大失敗で、かなり凹んだ。

初めて、Qショットというのをやらされたのだが、カメラの動きとの連動がうまくいかず、しゃべりも事前に(自分の中で)確定していなかったため、まちがって、言い直して、台無しになった。

***

帰宅後、7月刊予定の本の原稿が40頁分足りないから月末までに追加してくれ、というメールが入っていて、さらにブルーになる。

うおぉおお! 別の7月刊予定の本の原稿の直しが半分までしかいっていないので、早い話が、月末に二本の大きな〆切が入った計算になる。

***

ここのところ、仕事の量が尋常でないので、はたして五月を乗り切れるかどうか不安だ・・・。

さすがのオレも泣きが入ったな。

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収録

本日はフジテレビの「プレミアA」の数学解説の収録。

明日、もしかしたら1分くらい放映されるかもしれないので、お時間のある方はご覧ください。toto BIGの確率の「からくり」みたいな解説。

念のため、事前に、数学科出身のMさんと計算結果をつきあわせて確認した。(確率の計算って、意外とまちがうことが多いからな・・・)

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重版御礼!

おかげさまで『「ファインマン物理学」を読む』(講談社サイエンティフィク)の力学編が重版となりました。

地味な本ですが、読者のみなさまの応援に対して心から御礼申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします!

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牧師さんのこと

そういえば、日曜の結婚式の牧師さんは良いキャラだった。

とかく、チャペルでのリゾート・ウェディングといえば、怪しい牧師さんが登場して、名前もナントカ・ウィリアムズとかいうのが多い。(ええと、外国の人を差別しているわけではありません。ただ、日本人の牧師さんがたくさんいるのに、なぜ、あえて西洋生まれの牧師さんなの? という素朴な疑問。)

K妻の従弟の結婚式では、ある意味、普通の日本人の牧師さんだったので安心した。

だが、式が始まるや否や、牧師さんのテンションは徐々に上ってゆき、しまいに、教会の中は興奮のるつぼに包まれた。
(す、凄いよ、この人)

オレは母親がカトリック(=キリスト教の旧教)なので、これまでに幾度もキリスト教の結婚式に出席した覚えがあるが、これだけ感動的な式は初めてだった。

まさに「型破り」であり、儀式の「形」よりも「心」を優先した式の進め方だったのだ。

牧師さんは、最後に、
(通り一遍の式にしたくなかったのです)
と言ったが、それは、まるで、自らの引退をほのめかすかのような意味深長な発言だった。(オレの考えすぎだろうが・・・)

一球入魂という言葉があるが、この牧師さんの場合、一式入魂だよなー。

いや、勉強になりもうした。

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結婚式行ってきた

妻の従弟の結婚式は伊豆修禅寺のラフォーレというところで行なわれた。

遠いし疲れてしまう、という読みで、前日からそこのホテルに宿泊。
ふつうの温泉のほかに水着で入れるプール温泉もあって、ゆっくりと暖まることができた。

風呂から出て、ひとりで廊下を歩きながら、窓に映るおのれの体形を見て、
「貴様、そのポッコリお腹、いずれ、なんとかせねばなるまい」
と、時代劇調で呟いて、たぬきのようにお腹を勢いよくポンと叩いた瞬間、数メートル先の暗がりに人の気配が!

見ると、電気の消えた喫茶店の椅子にアベックが寄り添うように座って、こちらを見ているではないか。
二人の表情は、嗤っているようにも見え、また、凍りついているようにも見え、いずれにせよ、あまりオレのことを尊敬していない目つきであった。

あのなー、どうして、そんな営業終了後の喫茶スペースに座ってるわけ?

まあ、独り言の癖をもっているオレも悪いのだが。

むかしから、夢想癖があり、小学生高学年のときも、飛行機になって「ブーン」と言いながら道を飛んでいたら、後ろを歩いていた女子高生に大笑いされて、ハッと我に返った苦い想い出がある。

部屋に戻って、その報告をすると、K妻が、
「暗がりで顔は見えなかった?」
と訊ねるではないか。
「あまり見ないでそそくさと帰ってきた」
「実はね、このホテルは周りにコテージがあるのよ」
「ふむ」
「新郎新婦は、コテージに泊まっているらしいのよ」
「それで?」
「ホテルに泊まっているアベックなら、自分の部屋で寄り添えばいいわけよね」
「・・・」
「コテージに泊まっている新郎新婦が、ホテルのプール温泉にやって来て、その帰りに涼んでいた可能性もあるから」
「・・・」

翌日の結婚式で、新郎新婦が、わざと視線を逸らしていたり、通常ではない笑みを浮かべたいたように感じた。

かなり疑心暗鬼なオレ。

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もろもろ

日経新聞の「今週の三冊」の候補を五冊くらい購入。

毎回、日曜版との重複がないことを担当のUさんにメールで確認しつつ、どれを最終的にメインにするかを決めている。

うーん、今回は、イチオシが二冊あって、どちらにするか迷うところだ。

場合によっては、二回に分けてメインにしたほうがいいかもしれない。サブの扱いだと、どうしても、売れ行きには大きく反映されないようなのだ。メインだと、かなり書店で動くことが多い。

いい本は、なるべく応援しなくては・・・それが結果的には読者のメリットにもなる。

***

読者といえば、ラジオならリスナーということになるが、そろそろ「メールへの反応」でリスナーとのふれあいを進めていかないといけない段階だ。

昨日のJ-WAVEは、メールが百通くらいきて、ほとんどは紹介しきれなかったが、なんらかの形でフィードバックしてあげないといけないな、と感じた。

もう少しメールの紹介や、前の週のラボへのメールなども読むようにしていきたいものだ。

***

週末は妻の親戚の結婚式なので泊まりがけで伊豆へ。

ゆっくりと温泉にでもつかりたいものだ。

***

来週発売予定の「サイエンス夜話」の見本が届いた。ぶ、分厚い(汗)

かなり丁寧につくってくれた。

かなり難しい話を「酒飲み談義」(という設定)でやったわけだが、誰か買ってくれる人がいるのだろうか。ちょっぴり不安ではある。

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韓国語版

ここのところ韓国語版と台湾版の打診が多く、実際に韓国語版は二冊(「99.9%は仮説」と「脳をめぐる冒険」)が出版された。

基本的に前払い金があるかどうかで、本当のビジネスかどうかがわかるようだ。

前払いをするということは、本気で翻訳出版する、という意味だからである。

今回、「仮説力」も前払い金の提示とともに韓国語版の翻訳出版の打診がきたので、(当然だが)快諾した。

長年、英語の本を日本語に翻訳し続けてきたが、ここにきて、自分が書いたものが別の国で翻訳されるようになり、感慨深いものがある。

もっと他の言語にも翻訳してくれると凄く嬉しいなぁ・・・。←プチ願望

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満身創痍

今日は東大の駒場に行って、学生の進学ガイダンスで「科学史・科学哲学」という分野の魅力を熱弁。

昔とちがって、大学も学生を「お客さん」と位置づけて、宣伝と呼び込みに奔走しているようだ。それは、いい傾向だと思う。適度な競争原理は場を活気づける。

帰りに渋谷駅で湘南新宿ラインの時間がぎりぎりだったので、早足でホームまで歩いていって、最後、駆け足になった途端、左脚の脹脛(ふくらはぎ)に異変を感じた。

ビキッという鈍い音とともに、オレの脚は・・・。

***

帰宅後ーー。

オレ「脚が! 脚が! オレの脚が!」
K妻「はいはい、大変でしたね」
「事態がわかっておるのか? 脚が・・・」
「運動不足だから、つったんでしょうが」
「おまえにこの痛さがわかるか?」
「あたしはいつも運動してるからつらないもん」
「おまけに寝違えた首も痛い! 痛い! 痛い!」

そのとき、仔猫のニャー君(ちん)がソファに座っているオレの傍に寄ってきた。
「お、おまえはオレの痛みがわかるのか? ニャー君・・・」
すると、ニャー君は、オレの隣で、そのままジョーっとおしっこをして、何事もなかったかのように去っていった。

ううう・・・満身創痍・・・四面楚歌・・・おじさんの孤独な戦いは続く。

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猫のトイレ

猫馬鹿が高じて、とうとう自動式トイレを導入した。

とはいえ、猫は気紛れゆえ、これまでのトイレを横において、そちらは掃除せずに放置して、「猫が嫌いになる」よう仕向けないといけないらしい。

猫は、これまでのトイレが徐々に嫌いになり、横においてある新型トイレに移行するのだという。

はたして、うまく移行してくれるだろうか・・・。

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本日

横浜駅近くのイタ飯屋で鈴木光司さんと昼食。

日曜日の午前のBSで放送される「地球特派員2007 フランスは産んでいる」のパリ取材のお話など伺う。

いつも同じ店で昼食をとりながら、いろいろな話をするのだが、周囲で聞いている人には、全く意味不明だろう。なにしろ、生命の起源とか、銀河と恒星とどちらが先にできたか、とか、男性名詞と女性名詞の話などをしているからだ。

今日も斜交いの席で男性客が怪訝そうな顔でこちらを睨みながらスパゲティをすすっていた。

***

「戦う物理学者たち」のテープ録りは本日が最後。すでに原稿の直しを同時進行で進めているので、早めの出版となりそうだ。

ラストスパートである。

今日のお題は「アインシュタイン 対 ボーア」。

***

夕食時に筑摩書房のMさん来訪予定。

久しぶりに家でビールでも飲むか?(ふつうは家ではアルコールは飲まないのだ。お客さんがいらしたときだけ飲むのである。)

***

昨日はNEWS ZEROのカガクのニュースの出来が最悪だったので、自己嫌悪に陥って、よく寝られなかった。

昔から試験の後でも、悔しくて眠れないことがある。

「試験で赤点をとる」夢を見た(笑)

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中央公論

中央公論6月号に「学び直す人のために教養案内 文系のための科学入門30冊」を寄稿しました。

是非、ご覧ください!

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カプセル内視鏡

ここのところ、カガクのニュースは比較的うまくいっていたのだが、本日は(特に前半が)ダメダメだった。

ちょっとゲストの「B'z」に気を取られたか(笑)←B'zはニュース番組の生出演は初めてだそうだ

ま、こんな日もあるさ・・・と楽観的に忘却し、次回をがんばるようにする。

猫好きカガク作家のウラ話」でいろいろ補足しておきましたので、是非、ご覧ください。

本日は疲れたので、もう寝る・・・Zzzz

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花咲じいさんの意味?

最近、いろいろな人から訊ねられるので、わしが、なぜ「花咲じいさん」と呼ばれているか、みなに教えてしんぜよう。

わしは、昔から、あまり自分の立身出世とかには興味がない。(そんなはずはなかろう、と笑う人は、立身出世に興味がある人だと思うが、世の中には、いろいろな考えの人がいるものなのじゃよ。)

身近な人が幸せになると、わしは、気持ちがいい。だから、仕事もお金も、できるだけ身近な人の幸せのためにやる・振る・使う。

身近な人というのは、家族に始まり、友人関係のことをいう。(そんな狭い了見でどうする、と笑う人は、宗教家になれる人だと思うが、世の中には、いろいろな器量の人がいるものなのじゃよ。)

わしの身近な人の多くは、有名になったり、本が売れたり、お金持ちになったりする。わしの文章講座に集まってくれる仲間たちも、ひとり、またひとりとデビューしつつあり、五年もたてば、何人もの売れっ子作家が活躍することになるだろう。

本当は、わしと全く関係なしに、その人の実力や運のせいでそうなるのかもしれないが、他人は、それを見ていて、「竹内翁は花咲じじいなのだ」と噂する。

この前は、テレビで実際に花咲じいさんを演じてみて、われながらはまり役だわいと笑うてしもた。

それにしても、「喧嘩竹内」という異名と、「花咲じいさん」という異名が両立するのも、奇妙な話ではある。

いや、花咲じいさんだって、なにかを護るためには、喧嘩だってしなくちゃならんのさ。それだけのことじゃよ・・・。

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今日のNEWS ZERO

今日のNEWS ZEROは、大事件が勃発しなければ、先月、2日にわたって取材した「あるもの」をカガクのニュースでやる予定。

ヒント:ミクロの決死圏

いや、昔の映画の名前ですよ。

乞うご期待!

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オフィシャルサイトを運営してくれているGRIPENさんが自作でパソコン(ウィンドウズ)をつくってくれた。

かなり高性能で、とにかく速いし、容量もでかい。

スピーカーも性能がよくて、これでジャイアンツのストリーミングも自由に見られるようになった。←それだけのためなのか!

***

今日はインデックス・コミュニケーションズの編集長と6月刊予定の「猫はカガクに恋をする?」の初稿ゲラについて打ち合わせをした。

かなりのボリュームになってしまうため、思い切って、科学解説の部分は全て、オフィシャルサイトに掲載することにした。

つまり、本には「小説」部分が残ることになる。

***

その後、中央公論のTさん来訪。

11月刊予定の「七つの思考実験」(仮題)の最終テープ録りが無事に完了。

これから半年かけて、じっくりと本をつくってゆくことになる。

うーん、やはり、しゃべらずに最初から書いてしまったほうが早い(汗)

しかし、話術から入って、原稿に手を入れて仕上げていったほうが、(オレの場合、)断然、読みやすくなるのだから、今は、少々手がかかっても、この方法がベターなのだと思う。

(同業者でも、テープ録りをすると簡単に本ができると勘違いしている人がいるが、実際にやってみれば、余計に手間がかかることがわかるはず。人間、何事も自分で経験してみないとわからないものだ。)

***

本当は、高校時代の友人たちと東京ミッドタウンで食事の予定だったが、テープ録りの後、寒気とだるさを感じ、急きょ、ドタキャンにさせてもらった。

うーん、ゴールデンウィークの最中、ゲラと〆切が重なりすぎて、さすがに疲れが出たかなぁ。

今日はNEWS ZEROを見たら、早めに寝よう・・・。

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恐ろしい世の中

猫の切断死体が保育園の敷地に置かれた事件

おそらく異常者の犯行だろうが、警察は、一刻も早く犯人を捕まえてほしい。過去にも事例があるが、動物虐待は、やがて、人間の子供への危害へとエスカレートする可能性が高い。

不気味で恐ろしい事件だ。

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猿橋賞受賞者がゲスト

今日のJAM THE WORLDは、猿橋賞を受賞した高薮縁(ゆかり)さん。

なんと、1983年に大学卒業ということで、私の同級生(?)であることが判明。もちろん、学部がちがうので、同級生というのは言い過ぎかもしれないが。

積乱雲というと大きさが数キロメートルくらいなのに、数千キロメートルのスケールでの積乱雲の影響を計算するというのだから、恐れ入る。

やはり、人間、何事もスケールをでっかくしないと大成しないのだなぁ。

科学作家の特技を生かして、これからも、ラジオには滅多に登場しない科学者をゲストで呼べればいいなぁ。

今の日本には、やはり、カッコいい科学者が必要だ!

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憲法

最近、ニュースにコメントするとき、つとめて「科学」の視点から考えることにしている。

たとえば憲法改正についても、賛否両論あるわけで、私の意見がどちらかということは、視聴者もリスナーも読者も興味がない。

歳をとると、とかく、自意識過剰になり、自分の意見を強く表明しがちだが、専門分野でもないのに声をでかくして主張しても、恥をさらすだけで意味がない。

では、憲法改正についてサイエンスライターの視点から切るとどうなるかといえば、(J-WAVEでも数字をあげて解説したが)、世界各国の憲法改正のデータだろう。

神様がつくった完璧な法則でないかぎり、実情に合わせて修正していくのは、むしろあたりまえだと思う。憲法にかぎらず、日本は法律改正に消極的で、そのため、DNA鑑定のような科学の進展についていかれない時代遅れの法律がまかりとおっていて、人々の幸福を脅かしている。

とはいえ、唯一の被爆国として、また、第二次大戦の悲劇を教訓に「平和」を憲法の中心に据えての改正をすべきだと思う。

はたして、安倍政権は憲法改正を行なうことができるだろうか。

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脳めぐ本・韓国語版

な、なんと、「脳めぐ本」の韓国語版は去年の12月に出ていたのだそうだ(汗)

韓国の版元からさきほどオレの元に本が届いた。

凄くよく作ってあって、驚いた。カラーになってるし。

Photo_2









笑ったのは、著者のイラストの部分。

か、顔が緑色になっている・・・。オレは宇宙人か?

いや、かなり気に入りました。一所懸命作ってくれて、ありがとう!감사합니다(ガムサハムニダ)←これでいいのかな・・・。

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中村先生の本

中村先生のインド数学の本がベストセラーになっています。

みなさん、本屋さんで手にとってみてください!

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何の詐欺だろう

実家に電話がかかってきたそうな。(注:隊長=父親)

隊長「もしもし」
誰か「もしもし、竹内さんのお宅でしょうか?」
「はい、どちら様で」
「大南と申します。さきほど三時頃、竹内さんからお電話をいただいた件ですが、急に変更がありまして」
「どのようなご用件でしょうか」
「はぁ、それは直接、ご本人様にお話ししたいのですが」
「わかりました。今、本人はおりませんので、伝えるようにします」
「緊急ですので、よろしくお願いします」

実家からオレに電話がかかってきたのだが、なにしろ、(昼の)三時にはぐっすり寝ていたから、オレが誰かに電話なんぞできるわけがない。
だいたい、会社の名前を言わないとか、本人でないと話せないなんて、フツーありえないだろう。

それにしても暇な詐欺師だ。おおかた、学校関係の名簿か何かで調べて電話をかけまくるのだろうが・・・。

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犬猫顔ナビ

とっくに大勢の人が考えているであろうことだが・・・最近のデジカメに必須の機能は「顔ナビ」とか「顔認識」だろう。

しかし、オレのような猫馬鹿や犬馬鹿(失礼!)のために動物の顔を認識してくれるカメラがないのはなぜだろう。

顧客のニーズに敏感なデジカメ各社も、当然のことながら、これくらいのことには気づいているのだと思う。いったい、どの会社が開発中なのだろう。

毛並みのちがいもあって、ブルドッグからシャム猫までを認識させるのが技術的に難しいのかなぁ。

あいかわらず、くだらない発想で申し訳ないが・・・。

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再び本の塔

書評の仕事やなにやらで本が増える。

好きで買う本+仕事で読む本+漫画本=本の塔。

誰でも知っている公式だ。

横浜のオレの書斎は小さく、あふれた本は鎌倉のオレの部屋へと運べばいいのだが、大量の本の輸送など面倒くさくもあり、ここにきてスライド式書棚を追加で導入することを検討中。

部屋が変則的なつくりで、一部、天井が低かったりするので、文楽シリーズは導入できない。

したがって、今回は、ベストセラーモデルにするか、三重スライド式を初めて試してみるか、思案中。

会社などでは、ペーパーレスが進んでいるようだが、オレのウチは、なかなかブックレスにはならないようだ(汗)

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パットのコンサート

ふふふ。

深夜なのに笑いが止まらない。

実は、今年9月に来日するパット・メセニーのコンサートのチケット抽選に当たったのだ。

パットのコンサートは、どんなことをしてもチケットを手に入れることにしているので、今回も先行予約抽選に周三郎(=妹)まで巻き込んで、申し込んでいた。

NEWS ZEROの仕事を終えて、ヘロヘロになりながら家に戻ると、メールが入っていて、東京のNHKホールのチケットが当たったことを知った。(タダという意味ではない。お金を払って買う権利の抽選である。)

だから、こんな時間だというのに、今度はヘラヘラと笑っているような次第。

いやぁ、お馬鹿だねぇ・・・。

(ちなみにオレはダフ屋じゃないので、余分に手に入れたチケットは近い友人に配って、みんなでコンサートに行くことになる)

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禁漫画宣言

今日はコンディションが悪かった。

どうにも身体がだるく、頭の回転も、滑舌も悪かった。

しかし、その原因ははっきりしている。

オレは読書三昧に耽ることもあるが、たまに漫画三昧になってしまうことがあるのだ。少年のころから漫画漬けだったせいか、今でも気を許すと、ぶっ続けてで何十巻も漫画を読んでしまうことがある。

かなり前に深夜番組の「アカギ」で福本伸行の麻雀漫画にハマった。(麻雀もできないのに・・・)その後、編集者に奨められて、同じ作者の「銀と金」を徹夜で読破してしまい、かなり仕事に影響が出た。

一年ほど控えていたのだが、別の編集者との会話で「最強伝説 黒沢」が登場し、やはり徹夜で全巻読破してしまった。そのときも仕事に影響が出た。

そこで、反省しきりで、しばらく漫画を読まないよう努力していたのだが、最近のあまりのゲラの多さに「現実逃避」をしたくなり、とうとう、残っていた「カイジ」シリーズに手を出してしまったのだ!

かくて、ここ一週間で、オレは、「カイジ」の黙示録篇13巻を徹夜で読破し、続いて、破戒録篇13巻までも徹夜で読破してしまったのだ。(一週のうちに二日も徹夜)

当然のことながら、フラフラとなり、コンディションが悪いのである。

本日も反省なり。

これは、もう禁煙や禁酒と同じ類いの悩みなのであり、漫画を絶っても、今度は小説という誘惑があるので、活字・漫画中毒のオレに救いはない。

だが、少なくとも、漫画はしばらく禁止である。

竹内薫は、ここに禁漫画宣言をする!

(いつまで続くことか・・・)

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