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2007年4月の32件の投稿

重版御礼!

おかげさまで「熱とはなんだろう」(講談社ブルーバックス)が重版となりました。

読者のみなさまのご声援に感謝いたします!

ブルーバックスは、7月刊予定のMAXIMA本、さらには「絵本」が年内に刊行予定です。

乞うご期待!

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読書

かなり前に「ロンググッドバイ」は読了し、さらに「風林火山」も読了。両方ともかなり満足度が高かった。

科学書になるが「ひとりぼっちのジョージ」を読書中。
これは、かなり面白い。
ガラパゴス諸島のゾウガメが、いつ、どこからやってきて、どうして島によって甲羅の形がすごく違うのか。

ピンタ島最後のゾウガメとなったジョージ。捕鯨船の乗組員の食料として乱獲された悲惨な過去から、メスに興味を示さない理由、そして、最新のDNA解析の結果など、非常にスリリングな科学読み物だ。

そして、人間によって「絶滅」させられる種の「現場」を見せつけられ、胸が熱くなる。

読もうと思わないのに、いつのまにか先を読んでしまう。

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ドラマだ!

ドラマにはまっている。

まずは「風林火山」。何気なく見ていたら、だんだんと面白くなってきて、毎回見ないと我慢できなくなった。井上靖は好きな作家で、「あすなろ物語」は小6のときに読んだ覚えがあるが、「風林火山」は読んでいなかった。遅まきながら原作も読み始めた。

昨日は、やはり何気なく野球の続きで「バンビーノ!」を見た。漫画の原作があるということで、たしかにストーリーもキャラクターも素晴らしい。こちらも続けて見るだろう。

小説もテレビドラマも、案外とハマるほうで、ふだんは時間がなくなるので避けているのだが、ニュースのような現実世界の生々しい情報だけだと精神のバランスが保てなくなるので、やたら、フィクションの世界を求めるようになる。

学校に通っていたころ、試験が近づくと、試験勉強とは関係のない本を読みたくなったのと同じかもしれない。

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重版御礼!

おかげさまで「99.9%は仮説」が重版となりました。

みなさまのご声援、本当にありがとうございます!

光文社の編集担当の柿内さんとは、すでに次の本の企画を進めております。
乞うご期待!

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笑っていいとも!

明日、茂木健一郎が「笑っていいとも!」のテレホンショッキングに出るそうなので、急きょ、お花を贈る手配をした。

時間までに届くといいが(笑)

念のため、明日、もう一度「午前中に届かないと意味がないから」と電話を入れるつもり。

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J-WAVE二回目

J-WAVE「Jam the World」は二回目の生放送が無事(?)に終了。

先週はいろいろと嫌なことがあったが、心機一転、楽しく盛り上げていくつもり。

自分の放送を聞き直してみると、それでも課題山積といわざるをえない。

もうちょっと、ゆっくりめにしゃべってもいいかもしれない。まだ、焦りが見え隠れする。

いちばん気になるのは、リスナーからのメールへの反応。
まだ、うまく返事ができていない。
オレとリスナーをつなぐ重要な要素なので、今後、メールへのフォローをもっと細やかにしていきたい。

声の出し方は、徐々によくなってきていると思うが、どんどん練習しないと。

「竹内ラボ」では、これからどんどん竹内節で持論を主張していきたい。乞うご期待!

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ねこのきもち

本日はO商会が神戸で開催したソリューション・フェアで90分間、仮説思考と発想法について講演。

驚いたのは、「ねこのきもち」の連載をもってきてくれて、そこにサインをしてくれと言われたこと。

こういうのは、何気なく嬉しい。

連載の約束が、あと三回になったのだが、おかげさまで好評らしく、もしかしたらもう少し続くかもしれない。

現在、仕事に追われている関係で、連載はなるべくお受けせず、質を保つべし、と自らに言い聞かせているので、どうすべきか悩んでいるところ。

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風邪なのか花粉症なのか

例年、二月末に私を襲う微熱+咳+鼻水+α。

何年も風邪だと信じ続け、お医者さんからも風邪薬をもらって治療していたが、三年目あたりから、期日が常に二月末であることに気づき、症状も同じであり、どうやらアレルギー反応であることが判明。

そのため、外出するときも厳重にマスクをつけ、帰宅したら鼻も喉もシャワーで流して、とにかく目に見えない敵から身を護ってきた。

だが、今年は事情が違ってきた。

二月末ではなく、今現在、例の症状に悩まされているのだ。

しかも、先週は明らかに喉が腫れていたから、風邪からアレルギーに移行したような雰囲気でもある。

喉の痛みは一段落したが、咳が出て困る。これが、風邪によるものなのか、はたまた、アレルギーによるものなのかも定かでない。

今日は神戸に出張で声を使う仕事だし、明日はJ-WAVEの二回目である。

どうしろっちゅうんじゃ!

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小説推薦

Tech総研に「元エンジニア作家推薦の20冊」がアップされました。

ご覧ください!

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砕けた刀

私は一匹狼だが、いざというときは腰に差している刀で身を守ることができる。

私と一緒に旅をしているKは、同じく一匹狼だが、刀をもっていない。

私は長年、Aという組織と仕事をしてきた。Aは私のような芸人を招いては、自分の舞台で芸をやらせる。担当者のJとも仲良くやってきたつもりだ。

いつものように仕事の打ち合わせをしていて、たまたま私とKが一緒に舞台にあがることになった。

だが、後日、Jから連絡があり、私を他の有名人と共演させたいと言う。

「Kはどうなりますか」

担当者Jは、Kは舞台に立たせないつもりだと言う。

「それはKにとっては、まるで頭上から刀を振り降ろされるような状況です。どうでしょう、大劇場ではなく、小劇場を使い、当初の案どおり、私とKで舞台をやらせてください」

だが、担当者Jは、自分は別に刀を振り降ろしてなどいないし、組織Aの会議の結果は絶対で変えることはできないと言う。

そうなのだ。

大きな組織とそこで働くJには、単なる会議の結果が、Kのような武器をもたない人間にとって凶器になることがわからない。実際、彼らの目には、自分たちの決定が「刀」には映ってなどいない。だが、私には見える。それがKを切り刻んでしまうことが・・・。

Kの頭上ではなく、少しずらして、刀の切っ先を地面に落としてくれさえすればよい。お願いだ。そうしてくれ。

だが、私の嘆願は組織AとJの耳には届かなかった。

私は、だから、自分の刀を抜いて、振り降ろされつつあったJの刀を思いきり振り払った。

私の刀は粉々に砕け、周囲に飛び散った。その破片は、Jを傷つけ、Kを傷つけた。それぞれが、どれほど深く傷ついたのかは、定かではない。また、周囲にいて破片が降りかかってきた人たちは、さぞ迷惑だったことであろう。

Jに悪気はなかったはずだ。そもそも刀が見えていなかった・・・というより、Jの視点からは、いまだにどこにも刀など存在しないのだ。

結果的に、Kが独りで深手を負うのではなく、JとKの二人が、それぞれの傷を負った。

組織Aの裁定は単純明快なものだった。

いきなり刀を抜いた罪により、狼藉者の私を舞台から追放する。この処分は、組織Aの地方の舞台についても同様である。以上。

***

初めから刀が存在しなかったのであれば、なぜ、私の刀は砕け散ったのだろう。

***

人の心とは難しいものだ。

***

私の腰に刀がないのに気がついたマネージャーさんが、新しい刀をもってきてくれた。前より靱(しなやか)で美しい刀だ。

「新しい刀もお似合いですよ。舞台だって他にいくらでもありますから」

そうかもしれない。

できれば、もう、刀は、抜きたくない。

でも、遅かれ早かれ、また、私は刀を抜くことになるのだろう。

もしかしたら、それが私の人生なのかもしれない。

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病院で飲んできた

今日は五反田にある病院で体験入院ならぬ体験試飲(?)に挑戦。

少し出てきたお腹に電極を貼って、「ミクロの決死圏」を体験。

今週が取材の前半で、来週は診断結果をお医者さんに聞くことになる。

医療技術の進歩は、カガクのニュースで採り上げる話題にピッタリだ。

何を飲んだかは、放送でのお楽しみ(放映日未定)

***

依然として目が充血していて、昨日もらった花粉症の人のための目薬をさして撮影に臨んだ。

「そういえば、ほとんど掃除してなかったわ」

K妻が、朝、掃除機で家じゅうを掃除してくれた。掃除は、本当はオレの分担なのだが、ここのところ時間がなくて掃除をさぼっていたのだ。

アレルギーテストの結果によれば、オレは、ハウスダストにアレルギーを示すのである・・・。猫の毛にも少々(笑)

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花粉症

どうやら風邪ではなく花粉症のようだ(涙)

目が真っ赤に充血していて、NEWS ZEROの前の打ち合わせで「風邪なのにそんなに目が真っ赤になるのは変だ」と言われ、たまたま衣装さんが持っていた花粉症の人のための目薬をもらったら、赤目が白目になった。

なんだよ、毎年、二月末にやってくる「風邪みたいで咳が出て死にそうになる花粉症」の再来かよ。なんて、四月に入ってから襲ってきやがるんだ。

本日のZEROでは、本番後の「猫好きカガク作家のウラ話」で、鈴江さんから発声法のレッスンを受けた。毎朝、お腹から声を出す練習をするといいのだという。J-WAVEのプロデューサーにもアドバイスされたので、本気で練習しようっと。

***

ここのところ雑誌の原稿が多い。

ネイチャー・ダイジェストには日本法人の20周年記念の原稿を寄稿したし、中央公論には「文系のための科学入門30冊」を寄稿。

かなりがんばって書いたので、機会があったら読んでみてください。どちらも来月かあたり刊行予定)

***

本日は早朝から病院でNEWS ZEROの特別企画の取材・撮影。

体を張った取材なので、今からお腹に何も入れることができない。水はオーケーなのだが。

***

明日は神戸で講演予定。無論、日帰りだ。

***

朝カルのドタバタ劇は、一点だけ、もともと紹介してくれた茂木健一郎には申し訳ないことをしたという思いが強い。

せっかく紹介してくれたのに、オレが辛抱できずに喧嘩してしまったわけだから。

ごめんな。

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へこたれてたまるか

朝カルに対しては、新宿校とは感情的な行き違いが大きすぎて決裂したが、横浜校のほうは朝日カルチャーセンター全体との決裂を避けるために、対談企画をやることを提案した。

オレは、別に頭がおかしいわけでもないし、喧嘩が好きなわけでもない。たびたび、妥協案を提示しているのだ。金銭問題でもめているわけでもない。

昨日の新宿校の責任者との話では、「横浜は別組織なので、引き続きやってくれ」という話だった。

でも、さきほど横浜の担当者から電話がかかってきて話した感じでは、オレへの話と、内部でのやりとりは少々話がちがうようだ。「新宿は本社ですので・・・」だって。

ここまで発言内容がちがうと、正直なところ、ちょっと怖い感じがする。

***

この話、最終的にどうなるかわからないが、朝カルの生徒さんたちから続々応援メールをいただいて、なんだか、涙が出てきちゃったよ。

オレは、いつも、講義が終わった後の生徒さんたちの反応が気になって、拍手をもらったときは、「今日はうまくできた」と安心し、拍手がなかったときは、「何が悪かったろう」と悩みながらがんばってきた。

いただいたメールの中に、自分が参加しているNPOの「市民大学」で対談企画をやったらどうか、というものがあり、「汚い教室ですが」と書いてあった。これまで渾身の力で続けてきたオレの講義を、生徒さんたちは、ちゃんと感じとってくれていたんだなと、急に元気が出てきた。

大事なのは相手(=オレの場合は生徒さん)に対する「心」なんだ。

オレは、その心を失っていない。

アリナミンVを飲んで、今日もがんばるゾ!←とりあえず笑ってください

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近刊予告

少し間があいたが、5月、6月、7月と刊行ラッシュになりそうだ。

5月刊予定「サイエンス夜話」(ソフトバンク新書)は、コピーライターの叔父との酒飲み談義である。完全文系を自任する叔父、原田章夫が、「137億年の宇宙」から「最小作用の原理」までを酒の肴にする(?)

6月刊予定「猫はカガクに恋をする?」(インデックス・コミュニケーションズ)は、藤井かおりとの共著第二弾。そもそも「恋愛カガク啓発書」なるジャンルが存在するのかすら不明だが、科学者が大勢登場する楽しい本。本屋さんの棚は「エッセイ」になるらしい。

7月刊予定「MAXIMAで描く物理の世界」(講談社ブルーバックス)は、もともとMathematicaで私が書いたプログラムをおかやんさんに移植してもらい、ついでにMAXIMAの基本知識も提供してもらい、ようやく刊行にこぎ着けた。(三年越し?)お待たせしました!

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冷や水

ベッドに横たわって、笑うヨガを実践していたら、厳しい視線を感じた。

ふと目線を上に移すと、そこには、三匹の猫の姿が・・・。

びっくりした目、小馬鹿にした目、呆れた目。

なんだ、なんだ、おまえたちは。
オレは、頭がおかしくて笑っているわけではない。
風邪を治そうとして、無理に笑っているのだ。

うーむ、とたんに白けてしまい、笑う気がなくなったぜ。

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笑うヨガ

喧嘩にのしすぎで、免疫が下がったようで、大量の発熱にあえいでおる。

***

かなり昔のことだが、藤沢のさるデパートの駐車場で喧嘩をしたことがある。三千円(だっけ)の買い物をすると二時間、駐車料金がタダになる、というシステムだったが、食事もしたので、時間がギリギリになってしまった。

いつも出口にいる係員だと、数分の超過は大目に見てくれるのでオレは安心していた。

ところが、出口で、バイトのおばさん風の係員が、
「あーら、一分、超過しちゃってるわ・・・ちょっと待ってね・・・ハイ、五百円いただきます」
と言って手を出したのである。

喧嘩といっても、「いつも買い物に来ているのに、一分くらいまけられないのか」という程度だが、相手が「規則ですので」と言ったので、それきり、このデパートには行かなくなった。

実にくだらない。嫌になる。

熱にうなされながら、あの係員のロボットのような顔を思い出した。

***

マレーシアのヨガの先生に教わった「笑うヨガ」を実践してみる。

笑えば熱も下がるだろう。

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北澤書店の想い出

昨日の取材・撮影の場所だった神保町の北澤書店は、学生時代に入り浸っていた洋書専門の書店だ。レトロな雰囲気でいつも本を買っては、近くの喫茶店で読んでいた憶えがある。

同じく神保町の明倫館は、理工系の古書店で、ここは、通路が狭くて、いつも人が一杯で動くのが大変だった(笑)

最近は、めっきり神保町にも足を運ばなくなってしまったが、やけに懐かしかった。

北澤書店は、今では一階は絵本・児童書の店になっているが、昔は、一階も二階も洋書がびっしりと詰まっていた。

洋書は、古書も含めて、ネット販売が大きくなり、縮小せざるをえなかったのだろう。ちょっぴり寂しい気がした。

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心ない対応に怒り倍増

新宿の朝日カルチャーセンターからメールが来るたびに怒りが倍増する。

こちらの「心」の問題なのに、客観的な説教みたいな文面を送ってくるのだ。
心ない対応に、踏みにじられた、裏切られた、タダで利用されていただけだ、と感じたから、辞めるのである。

会議の結果だ、と言ってきたので、こう言い返してやった。
「私も頭の中で会議をしてみました。さまざまな角度から検討した結果、全会一致で辞めることに決まりました」
こういう文面を送られたら、どんな気持ちになるのか、わからないのだろうか。

組織の中にいると、それが外部の人間をいかに傷つけるかがわからなくなり、不感症になってしまうことがある。あまりの鈍感さに呆れて物が言えない。そして、会議で決まったことは、外部の個人であるオレの見解よりも「客観的」で正しいのだという。

実際は、狭い職場の「常識」は、社会的な「非常識」である可能性だってある。

その証拠に、うまく調整しようとして、オレのほうから妥協案を提示したのに、まったく受け付けようとしなかったではないか。組織の硬直化の極みである。

オレは、ロボットじゃないんだ。

人を馬鹿にするのも、いい加減にしろ!


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やはり風邪ひいちゃったよ

本日は神保町の北澤書店で雑誌「BRIO」の取材・撮影。

その後、学士會舘に場所を移して撮影。

***

月曜は、中公新書のテープ録りと別件の打ち合わせが入っていたが、依然として喉が真っ赤でヒリヒリするので、先延ばしにしてもらった。

うーむ、外を歩くときは、ほとんどマスクをして、インフルエンザの予防接種もして、手洗い・うがいも徹底していたつもりだが、やはり、風邪をひくときはひく(汗)

***

朝カルを辞めた、とブログに書いたら、茂木健一郎が心配して電話をかけてきた。

ご存知のように朝日カルチャーセンターは、文化事業であり、講師は奉仕活動に近い形態で仕事をしている。

でも、オレが抜けても、文化奉仕活動をしてくれる講師は大勢いるから、影響はないはず。

オレは、新しく始まったラジオのリスナーや、お茶の間の視聴者や、読者のために、別の場所でがんばるよ。

***

明日は、ゆっくり自宅で静養だ・・・。

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フラストレーションがたまる

新宿の朝日カルチャーセンターを辞めたので、10月からの鈴木光司さんとの対談をどこか別のカルチャースクールに話さないといけなくなりそうだ。なにしろ、本にする企画だから。

来週あたり、伝手をたどって、他の場所をあたってみるつもり。やれやれ。

***

最近、本当に喧嘩っ早くなっちまったなぁ・・・というか、やりたいこと「も」やらせてくれるところとだけ仕事をする、という調整期間に入りつつあるのだと思う。

ほんと、会社組織って、外部の個人に対して仕事を依頼するとき、ものすごく「身勝手」になることがあるのに、気がつかないんだよ。担当者に恨みはないけどね・・・。

以前は嫌なことがあっても自分の中で三度まで我慢していたから、「仏の竹内」と呼ばれていたが、最近は、初仕事の相手だと、下手すると一度目でキレることがある。

長いつきあいの相手の場合、一度は我慢して調整するよう努力しているのだが、二度目には、机をひっくり返してしまうようになった。

時間のせいで、そんなに抱えて調整ばかりしていられない、というのが大きいように思う。相手は前と同じペースでやっているのかもしれないが、オレは、今現在、何度も調整している時間はないから、腹が立つのだと思う。

オレは、もう、「喧嘩竹内」になったようだ。やれやれ。

 

***

話は全然変わるが、黒川紀章さんって、石原都知事への個人的な恨みが滲み出ているように思うが、いわゆる「かわいさ余って憎さ百倍」という感じで、見苦しい。個人的な感触にすぎないが。

 

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週末は

本日は5月刊予定の「サイエンス夜話」のゲラと格闘。

コピーライターの叔父との対談形式で、まさにサイエンス夜話という感じ。

図版多し。科学の「ココロ」みたいなものをしゃべったつもり。

そろそろ表紙が上ってくるそうだが、本の仕事は、いつも、この段階が楽しみだ。本が形になって、徐々に完成に近づいていく過程を見るのが気持ちいい。

***

明日は雑誌「BRIO」の取材。ちょいと洒落た恰好で撮影予定。

ちょい悪親父は絶好調だぜ。

***

新宿の朝日カルチャーセンターは、今回の「おもしろ数学塾」で卒業させてもらうことになった。(生徒さんのため、残り二回はきちんとやります。)

結構、長かったよなぁ。何年やったっけ?

何事にも潮時がある。それが人生だ。

最後に一言、運営体制について、文句を言おうと思ったが・・・やめた。

バイバイ!

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四十の手習い

去年あたりから、なぜか、「四十の手習い」状態になっているオレ。

テレビの仕事に続いて、ラジオの仕事を始めたが、考えてみると、一度も発声練習とか原稿読みの練習とかしたことないから、いつもぶっつけ本番だぜ。

そして、実際に、四十の手習いなので、技巧的には極めて拙い。
(もちろん、充分に自覚している!)

でも、中年のずうずうしさのせいか、平気で「やってみよう」という気になる。

旧弊の残る科学出版界から、なかば追い出される恰好で、テレビやラジオに「科学インタープリター」の活路を見出したわけだが、狭い「井戸の世界」から飛び出してみたら、下手は下手なりに、毎日がスリリングでやり甲斐があるので驚いている。

しかし、技巧面では、やはり、二十代や三十代に少しでも似たような訓練を受けていたら、ずっと楽だったろうな、と感じることは多い。

この歳になると、頭ではわかっていても、なかなか身体と口がついていかない。

風邪が治ったら、発声練習を開始する予定だが、「お腹から声を出す」というのが実感できるまでには、かなり時間がかかるだろう。

それまでは、オレのユーモアのセンスで楽しく番組を盛り上げるしか方法はない。

まあ、下手でも漫画を描いている人もいるし、文章が拙くてもベストセラーを出す作家だっているからな・・・あくまでも前向きで適度に鈍感なオレ・・・。

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初日

いやあ、J-WAVE初日は、冷や汗ものでした(汗)←文字通り

リラックスしていたつもりだったが、いざ、始まると、それなりに緊張していたらしく、身体的なコンディションも最低だったので、かなり厳しいスタートとなった。

風邪薬を呑んで、喉ぬーるスプレー(とかいうやつ)を吹きかけて、なんとか凌いだ。ぜい、ぜい、ぜい。

明日は、完全休養・・・できないか・・・午前中はゆっくり寝ていよう。

来週は、もう少しマシなコンディションで放送に入れると思うので、応援、ヨロシク!

(発声練習も始めます)

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チャンドラー

高校の同級生のFくんからメールがきて、オレが書いていたチャンドラーの「one and a half」について、仕事相手のアメリカの弁護士に訊ねてくれたそうだ。

その答えは、「I believe it means that she did a "one and a half somersault" from the high board into the pool, it is from a technical diving term when people do it for sport.  Great writing!」というもの。

「おそらく、飛び込みの回転のことだろう」ということだ。

ちょっぴり安心しました。

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軍団が動かないと困る

どうも、6月刊の小説の販売と関連企画に不安が募る。

たまにあるんだが、オレだけ「よし! がんばるゾ!」とテンションが高くて、周囲がついてこないことがある。

ものごとは、なんでも、やらなくては始まらない。

やらなければ、怪我もしないが、そのうちジリ貧で消滅する。

ちょっと、がんばって、ムーブメントを起そうよ!

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喉を開ければいいそうだ

オレ「うー、死ぬー、死ぬー」
K妻「いったいどうしたというのですか」
「もうダメだ、喉を痛めた。この世の終わりだ」
「喉を閉じて、こもったままで無理にしゃべり続けたからですよ」
「そんなこと言われてもな、アナウンサーの訓練なんか受けたことないんだぜ」
「明日は、喉を開いてしゃべれば、切り抜けられます」
「そ、そうか、喉を開くにはどうすればいいのだ」
「ほら、あなたの嫌いな×の×に×××の歌手みたいに声を出せばいいんですよ」
「え? オレの嫌いな×の×に×××を歌うのか?」
「それしかないでしょう。どっちにしろ付け焼き刃なんですから」
「ところで、おまえ、今日はどうして、ですます調なんだ?」

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喉が痛い!

ダメだ、完全に喉をやられた。

今日の朝カルは、極力、しゃべらないようにして、ボードに書くしかない。

飛行機の中でも、帰国後も、マスクをして気をつけていたのだが、ダメなときはダメだね(ため息)

最近、感じるのが、コンディション調整の大切さだ。
実際、コンディションさえよければ、たいていのことはうまくいく。

明日までに喉の調子が戻ればいいのだが・・・。

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恋愛+カガク=シュレ猫?

朝の5時だというのに徹夜で明日の「面白数学塾」の問題を選定中(汗)

マレーシアから帰ってきたら、いきなり気温が31度から11度まで落ちたので、どうにも身体がついていかない。

喉が痛いのだが、金曜からはJ-WAVEなので、なんとしても治さないといけない。

アパートの下のお医者さんに行って風邪薬をもらってきた。

***

仕事の依頼が多いのは嬉しいことだが、質が落ちるのはまずいので、今後、一回だけの執筆の仕事などは、場合によっては断らないと身体がもたないかもしれない。

カルチャーセンターも7月から9月はレギュラー講座は休ませてもらうことにした。(一回講座をやる予定です)

先月、連載を一本中止にしてもらい、あと三回で「ねこのきもち」の連載も終わるので、少しは連載関係が楽になるかもしれない。

とにかく、好きな読書や映画鑑賞がままらないのが辛い。

***

6月には久々の小説(恋愛カガク小説)を共著で発表する予定。

ライトノベルス風で、笑って、泣けて、科学者の素顔も学べるという意欲策。ストーリーは、あえて「ベタ」にした。

現在、科学書の棚ではなく、文芸のエッセーの棚あたりに置いてもらえるよう、版元と交渉中。題名も思案中。

この本に賭けるオレの意欲はかなりのもので、万が一、売れなかった場合は、印税をいっさいもらわない、と編集長に大見えを切ってみせた(笑)←本気である

つまり、営業担当者は、この本を科学書として売りたいのだが、オレは、この本をライトノベルスとして売りたいのだ。

だから、「センセ、この恋愛部分、なんとかなりませんかね」と言われて、「ちがう、ちがう、これは、第一に恋愛小説であり、次にカガク小説なのだ。つまり、以下のような公式が成立する:

恋愛+カガク=シュレ猫

わかったか?」と応じたのである。

どうしても営業サイドが科学書にしたいというのなら、原稿を引き上げて他の出版社にもっていく、とまで脅しをかけた(笑)

***

作者の気持ちが読者に伝わるかどうかは、版元が、どれくらい本気で「媒介」してくれるかにかかっている。

オシャレな恋愛カガク小説で、受け入れられないのであれば、オレは切腹するしかない。

シュレ猫と同じで、生きるか死ぬかの大きな賭けなんだよ。

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業務連絡(もろもろ)

マレーシア話はNEWS ZEROの動画でご覧ください(笑)

明日4月5日(木)は新宿の朝日カルチャーセンターで「コマネチ大学未採用問題を解く」をやります。三回講座です。楽しく問題を解きましょう!

明後日4月6日(金)からJ-WAVE JAM THE WORLDのナビゲーターを始めます。ラジオ初体験なので、今からドキドキです。応援、ヨロシク!

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潰れちまった二つの夢

マレーシアは、マハティール元首相のもとで、驚くべき経済発展をなしとげたが、ヘッジファンドという妖怪のせいで、一時は挫折を余儀なくされた。

今回の訪問で私が感じたのは、ヘッジファンドとは別に、アルカイーダによる2001年のアメリカのテロ事件がマレーシア経済に及ぼした影響だ。

イヴリンというフィリピンからの移民がいる。彼女は、単身、フィリピンから外国に出稼ぎにゆき、いくつかの国を経て、マレーシアのランカウイ島に行き着いた。そこで結婚し、長年貯めたお金で、町に小さな工芸品店を開いた。

店はマレーシア経済の発展とランカウイ島の観光の発展により、順調に売り上げを伸ばしていた。
そして、もう少しで開店資金などを回収できる、という時に、「それ」はやってきた。

アルカイーダのテロを機に、欧米からの客足は一気に遠のき、イヴリンの店にも客はやってこなくなった。

独立して店をもとうという彼女の小さな夢は、彼女の努力とは全く関係のないところで起きた事件により、泡のように潰れた。

小さな夢のあとに残ったのは、借金と、売れ残った工芸品だけ。

フィリピンの家族に仕送りを続けるために、彼女は、ホテルに再就職した。

***

「神の手」をもつJはもともとマレーシアの生まれだ。

彼は充分な教育を受けることができなかったが、マッサージの勉強をし、そこに自らの才能を発見する。
やがて、タイ式マッサージ(「怠け者のためのヨガ」)の勉強から、本格的にヨガにのめりこんでいった。

Jのヨガは、独特のオリジナリティをもっている。

それは、彼のマッサージ同様、天賦の才としか形容することができない。

K妻はプロのインストラクターで、都内と横浜でヨガを教えているが、彼女はJから学ぶことが多いという。

そんなJにも小さな夢があった。自分のヨガ教室を開くことである。実際、彼は、マッサージで貯めたお金を元手にヨガ教室を開いた。現地の生徒も外国からの生徒も集まった。

だが、やはり、アルカイーダのテロを機に、小さなヨガ教室に外国人はやってこなくなった。貨幣価値の関係で、外国人の生徒なしではヨガ教室はなりたたない。

彼は、教室を閉じて、ホテルのマッサージ師に戻ることを余儀なくされた。

***

彼らの上司は、学歴はあるものの、独創性に欠け、人間の中身よりも肩書きだけで判断するような類いの人々だ。

そういった才能のない、だが、肩書きのある人々から頭を押さえつけられて、彼らは、潰れてしまった小さな夢とともに、毎日を必死に生きている。

テロを政治的な観点から正当化する人がいるが、そういう連中は、潰された小さな夢など、眼中にないのだろう。

***

「いつかまた、工芸品店が開ける。絶対にできる」

「ヨガのマスターの資格をとったら、日本でオレが本を出せるよう出版社を何軒でも廻る」

二人は私の友だちだ。

彼らは、いつも、私と妻の潰れてしまいそうな心を救ってくれる。

だから、私は、恩返しとして、彼らの夢をふたたび軌道に載せる手伝いをしたいのだ。

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休暇から戻りました

強行日程のマレーシア旅行から帰国。

火曜日のNEWS ZEROが終わったあと、午前一時半頃に成田空港の近くのホテルに到着。
三時に寝て、七時に起床・・・のはずだったが、ほとんど寝られず。
マレーシア航空の午前の便でクアラルンプールへ。
クアラルンプールで乗り換えて、さらにランカウイ島へ。

島のホテルに到着したのは22:00ちょっと前くらい。

飛行機の中で眠ればよかったのだが、異常に目が冴えていたので、映画を二本も見てしまった。(カジノロワイヤルとファンタスティック4=どちらも、まあまあの出来だった)

***

ランカウイ島は、マハティール元首相の出身州にあるため、島全体が免税で観光産業が盛んだ。

私はいつもTanjung Rhu Resortというホテルに泊まる。

日本人も結構来ていて、とにかく、ゆっくりできるのが気に入っている理由だ。

ホテルには2つの大きなプールがあり、3つのレストランがあり、スパがあり、一週間いても退屈はしない。

私と妻のお目当ては、ここのJiva Rhu Spaだ。ここに我々が「神の手」と呼ぶマッサージ師兼ヨガ教師がいる。彼のマッサージを受けると、言葉では形容できないほどの気持ちよさで、「生き返る」ことが実感できる。

百人以上のマッサージ師にマッサージを受けてきた私だが、彼以上の凄腕には、お目にかかったことがない。

こういうのを天才というのだろう。

***

このホテルは、昨年11月に滞在したときは、少々サービスが劣化していて、ホテルのマネージャーに文句を言ったくらいだが、今回は、すべての面において改善されていて、元に戻っていた。

私は土日も原稿書きをしているから、ほとんど休みという休みがない。働きづめで、「もう限界だ」と思ったとき、私は、この南の楽園へと「生き返り」に行く。

通常、日本の旅行代理店でパッケージで申し込んでしまうのだが、さほど高くないのが驚きだ。(無論、安くはないが!)

「神の手」の持ち主の名前は、ここには書かないが、Tanjung Rhu Resortを訪れて、スパで生き返りたい人は、メールをください。内緒でお教えします。

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業務連絡

"pe...boys-girls...ny"さま、

メールをいただきましたが、アドレスが無効とのことで返信できませんでした。

ご連絡ください。

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