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それがやってきた

それは、ある日、前触れもなく立ち現れ、気がつくと、毎日にように私を訪れている。

それは、毎年、この時期になるとやってくる。

(そして、ある日を境に、それは、急に姿を消してしまい、その行方は杳として知れない。)

それは、十円玉のようでもあり、小石のようでもあり、熱っぽく、徐々に私の身体表面を覆ってゆく。
まるで、成長する苔のように。
まるで、増殖するアメーバのように。

「かゆい、かゆい、かゆーい! もう、全然、我慢できないよー!」
「今日、お医者さん、お休みよ」
「ううう、ど、ドリエルがどこかにあっただろ」
「昼なのに寝るんですか」
「ちがう! 抗ヒスタミン効果があるから飲むんだよ」

そう、それの名は「蕁麻疹」(じんましん)。
毎年、花粉の季節とともに、私の身体に襲いかかる、未知の生命体・・・だと私は思う。

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