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2007年3月の22件の投稿

重版御礼!

おかげさまで「よくわかる最新 時間論 の基本と仕組み」(秀和システム)が重版となりました。

つきましては、読者のみなさまに一つお願いがございます。

重版まで多少時間がかかったこともあり、メール等でいただいていた訂正箇所のデータを紛失してしまいました。

もし、お気づきの点がございましたら、メール(kaoru@kaoru.to)もしくは掲示板(http://6813.teacup.com/gripen/bbs)までお知らせいただけないでしょうか?

よりよい本作りのために、どうか、ご協力をお願いいたします。

(ここのところ、誤植・訂正が手薄になってしまい、申し訳ありません! なるべくフォローするようにしますので、お赦しを!)

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おもしろ数学塾

4月5日から朝日カルチャーセンターで「おもしろ数学塾 コマネチ大学数学科・不採用問題を解く」が始まります。

この講座では、たくさんある不採用問題のほか、放映したものの、解説がカットされてしまった問題を再度とりあげて、詳しく解説します。

番組収録中の裏話なども含めて、楽しく数学をやりたいと思います。

曜日がこれまでの金曜から木曜に変わりました。

みなさま、お誘い合わせのうえ、ご来店くださいませ!

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J-WAVE始動

4月からJ-WAVE Jam the Worldの金曜日を担当することになった。いわゆるナビゲーターという仕事だ。

今週、スタジオに行って、シミュレーションをやった。通し稽古というやつである。

テレビとちがって、ラジオは、ナビゲーターがしゃべる時間が長いので、もしかしたら、カルチャーセンターと似ているかもしれない。カルチャーセンターでは、ずっと独りで二時間ほど話しっぱなしだし、途中で生徒さんからの質問を受けて「対話」もしたりする。
ラジオの場合は、途中でリスナーからのメールを呼んでコメントしたり、電話で専門家の意見を伺うことになる。

たしかに似ている!

ラジオとテレビの仕事が相乗効果を生む、という例が多いらしく、マネージャーさんからはハッパをかけられているところ。

がんばるゾ!

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休暇に出かけるよ

来週はしばしの休養。(といってもNEWS ZEROは休まない!)

仕事の間隙を縫って、体力をつけるために休みをとることにした。最近、本当に体力不足を感じることが多い。

***

原発の隠ぺい体質には呆れて物が言えない。

原発が日本の電力の1/3を担っている理由は、単に、代替策がない、ということに尽きる。

いろいろなところで書いているが、風力発電も太陽電池パネルも、原発一基に相当する発電量を確保するには、東京の山手線の内側程度の面積を必要とする。おまけに、コストは比べ物にならない。

個人的には、20年から30年で実用化されるであろう核融合へと移行するしか手はないと考えている。

いずれにせよ、今は、原発をやめることは不可能だ。(やめれば経済は破綻するだろう)

***

最近、身勝手な編集者からの仕事の依頼が増えて疲れてしまう。

私は、仕事上で怒ることはほとんどないのだが、今年に入って、もう二度も怒りを爆発させてしまった。

原稿料は提示しない。(こちらの仕事が終わってから決めるそうだ。)〆切は極端に短い。そして、オレに「もっと普通っぽい文章を書け」と意見する。こいつら、なんなんだ、いったい?

***

というわけで、今月は、原発をかばうのも疲れたし、傍若無人な編集者の相手をするのも疲れたし、呆れ果てて、原稿を出さずに休暇にでかける決意をしたオレ・・・。

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それがやってきた

それは、ある日、前触れもなく立ち現れ、気がつくと、毎日にように私を訪れている。

それは、毎年、この時期になるとやってくる。

(そして、ある日を境に、それは、急に姿を消してしまい、その行方は杳として知れない。)

それは、十円玉のようでもあり、小石のようでもあり、熱っぽく、徐々に私の身体表面を覆ってゆく。
まるで、成長する苔のように。
まるで、増殖するアメーバのように。

「かゆい、かゆい、かゆーい! もう、全然、我慢できないよー!」
「今日、お医者さん、お休みよ」
「ううう、ど、ドリエルがどこかにあっただろ」
「昼なのに寝るんですか」
「ちがう! 抗ヒスタミン効果があるから飲むんだよ」

そう、それの名は「蕁麻疹」(じんましん)。
毎年、花粉の季節とともに、私の身体に襲いかかる、未知の生命体・・・だと私は思う。

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制御棒

今日のNEWS ZEROでは、制御棒の説明をしたが、一ヶ所、まちがった発言をしたことに気づいた(汗)

チェルノブイリの爆発事故のことが頭にあって、「核爆発」と言ってしまったのだが、原発の燃料はウラン濃度が低いので、もちろん、(いわゆる)核爆発には至らず、「メルトダウン」(炉心の融解)により場合によっては爆発が起こる、ということを言いたかったのだ。

生放送なので、いまさらどうにもならないが、精確な言葉遣いができなかったことで、かなり反省。

ブログでは、志賀原発での臨界状態が、実際には1%程度の出力であったことなどを補足しておいたので、是非、そちらも見てください!

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チャンドラーを訳すのは大変だ

・・・と思う。

オレはバリバリの帰国子女で、大学院もカナダだったから、ニューヨークとモントリオールに足掛け10年住んでいたわけだが、それでも、オレの英語力では、チャンドラーの名文を味わい尽くせない。

こういうのは具体例をあげるのが一番だ。

***

例1 第一章 第五段落

原文「At the Dancers they get the sort of people that disillusion you about what a lot of golfing money can do for the personality.」

清水訳「<ダンサーズ>では、金にものをいわせようとしても当てがはずれることがあるのだ。」

村上訳「<ダンサーズ>は、いくら金を積んだところで人品骨柄だけはなんともならないということを人に教え、幻滅を与えるために、この手の連中を雇い入れているのだ。」

***

<ダンサーズ>というのは店の名前だ。その駐車場係が、客の幻想を解く、というのである。もちろん、チンピラの駐車場係が、泥酔客に愛想を尽かして、乱暴に扱うため、特権階級の連中が我に返るわけだ。

問題は、「golfing money」である。直訳すると「ゴルフ代金」であるが、そのままでは意味が通らない。

当時のゴルフといえば、ごく一部の上流階級の人間しかやっていなかった・・・と解釈してみよう。すると、成金連中が、上流階級の仲間入りをするために、いくらゴルフ三昧をしても、人品骨柄までは変えられない、という意味がわかってくる。

だが、これで解釈が確定するかといえば、オレは不安にかられる。チャンドラーの文章にはイディオムやスラングが頻出する。だから、「golfing money」が、そのまま「ゴルフ代金」でいいのか、それとも、別の意味があるのか、判断がつかないのである。英文学の専門家に「こりゃあ、スラングですよ」と言われてしまえば、誤読ということになるのだ。

清水訳では、こういった細かい解釈は、ぼかされているが、村上訳では、一歩立ち入って、精確な解釈を試みているように見える。

***

例2 第十三章 第一段落

原文「A moment later I saw her flash down in a one and a half.」

清水訳「一瞬後、ワン・アンド・ハーフで空中をもんどり打って落下する彼女の姿がちらっと眼にうつった。」

村上訳「それから少しして、彼女はワン・アンド・ハーフで水面に身を躍らせた。」

***

うーん、「ワン・アンド・ハーフ」って何だろう? ちょっと考え込んでしまったが、この場面は、ようするに若い女性がプールに飛び込んでいるシーンなので、「一回転半」かな、と思い至った。あとは、水着の種類(ファッション)などの可能性もあるが、そんなもん知らないし・・・。

でも、もし、オレの解釈どおりの「飛び込む際の回転」だとしても、前に回転したのか、横に捻ったのか・・・やはり、精確にはわからない!

ちなみに、「flash down」の訳し方も難しい。「一瞥」みたいな感じで、パッとプールに飛び込んだわけだが、わざわざ、この言葉を使っているところを見ると、多少、エッチなニュアンスも漂う気はする。(パンチラみたいな場面でflashは使われることがある・・・)

清水さんも村上さんも「ワン・アンド・ハーフ」とだけ訳しているのだが、もしかして、誰でも知っている用語なのだろうか? うーむ。

***

てなわけで、チャンドラーの文章の名リズムは心地よいが、細かい解釈となると、急に心もとなくなってくる。

もしかしたら、それで何度も読み返すことになって、深い味わいがあるのかもしれない。ようするに奥深い文章なのだ。

いずれにせよ、訳者は大変だ。並大抵の作業ではない。

***

ふ、それにしても、チャンドラーを読んでいると、いつも感じることだが、オレの英語力も知れたもんだな・・・(ため息)

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ゑびす屋ぼん子 さん

本日(3月17日(土))の讀売新聞の夕刊に、シュレ猫人(?)のゑびす屋ぼん子 さんのイラストが載っています。週間KODOMO新聞(五面)です。

みなさま、見てあげてください!

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深謝

横浜の朝日カルチャーセンターは、50名近くの生徒さんにお集まりいただき、おかげさまで大盛況でした。

昨日は、丸一日かけて準備しましたが、あっという間に1時間45分の講座の時間が過ぎ、どれくらい「超ひも理論」のエッセンスをお伝えすることができたか・・・。

また、機会がありましたら、一回だけの特別講座をやりたいと思います。

みまさま、本当にありがとうございました!

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不思議なことに

村上訳は、10章を過ぎたあたりから、いきなり読みやすくなってきた。単にオレが村上春樹の文体に馴れてきたからなのか、何か別の理由があるのか、わからないが。アイリーン・ウェイドの登場のせいだろうか・・・。

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チャンドラー

「ロング・グッドバイ」村上春樹訳を読書中。

そもそも英語でしか読んだことがなかったため、今さらながら、比較のために「長いお別れ」(清水俊二訳)も購入。

ほんと、自分でも呆れるくらいオタクである(笑)

英語版は、いつもVintage版を持ち歩いて読んでいるが、全集版(全二巻)も持っている。
朗読は、エリオット・グールドが吹き込んだやつを持っている。
チャンドラーの関連本の中でオレのお気に入りは、この写真集。実に雰囲気が出ていていいのだ。

***

え? 村上訳と清水訳のどっちがよかったかって?

うーん、清水訳は形容詞なんかをすっ飛ばして訳しているけれど、ハードボイルド調だと思うよ。
村上訳は精確で、あえて、清水訳と「かぶらない」ように気をつけて訳していると感じた。

原文の心地よい「リズム」を感じるためには、結局のところ、原文をそのまま読むしかない。あの不可思議な心地よさは、清水訳も村上訳も再現できていない、というのが正直な感想だ。グールドの朗読が、心地よい本物のリズムであり、誰でも比べてみれば、すぐに違いがわかる。(英語と日本語だから、あたりまえだが・・・)

もともとハードボイルドが好きな人は、文句なしに清水訳だろう。

村上春樹ファンと、上品な文章が好きな人は、村上訳を楽しめばいい。

そして、これはウルトラCの読み方だと思うが・・・村上春樹訳で一章読んで、すぐに原文を読めば、(村上訳が精確であるがゆえに)原文のリズムと語感を楽しむことができる! ついでに、グールドの朗読も聞けば、もう、あなたは、立派なチャンドラー中毒ということになる(笑)

とりあえず、オレは、訳には五月蝿くないし、チャンドラーならなんでもアリなので、素直に村上訳を楽しんでいるところ!

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ウラ話企画開始!

「ネコ好きカガク作家のウラ話」という企画が始まりました。

これは、NEWS ZEROのカガクのニュースで言えなかったこと、つまりは裏話をブログの動画で配信しよう、というものです。

毎週火曜の放送後、スタジオに居残って、鈴江アナと一緒に面白い裏話を収録します。

今回は、ボンバルディア機の胴体着陸によって、お送りできなかったネタを採り上げました。戸塚洋二・東大特別栄誉教授がフランクリン・メダルを受賞した、というニュースです。

よく、ノーベル賞の登竜門と言われたり、米国版ノーベル賞と呼ばれたりするのですが、驚くなかれ、フランクリン賞のほうが、ノーベル賞よりもずっと古くからある、由緒正しい科学賞なのです。

続きは、NEWS ZEROのサイトにて・・・。

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友情出演だったのか

オーウェン・ウィルソンのクレジットがなかった理由が判明。やはり、同じ疑問を抱いた人がいたようで、アメリカのTVガイドのサイトにQ&Aが載っていた。

主演のベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンは友だちなので、ギャラなしの友情出演なのだそうだ。

だったら、パンフレットにそう書いておくべきだ。でないと、ジャッキー映画のファンも多い日本では、大勢の人が疑問を抱くだろうに。

でも、友情出演にしては、大活躍で印象に残った。

もうひとつ驚いたのは、アメリカの映画評論のサイトなどを見ていると、意外に厳しい評価をしている人が多いこと。特に映画評論家に辛口の評価が目立つ。でも、観客は、評論家とちがって、タダの試写会ではなく、お金を払って、家族や友人や恋人と一緒に観に行くのであり、そういった人たちが四つ星や五つ星をつけているのだから、これはもう「見方」の違いだと思うな。

つまり、あなたが映画評論家か、タダで試写会に行くのであれば、この映画を見ても何も感じないのかもしれない。

オレは、単純に、自分でお金を払って見たわけだが、それは、笑いたい気分だったからであり、童心に返りたかったからであり、結果的に五つ星だった。文句あっか!

というわけで、とにかく、イチオシである。

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オーウェン・ウィルソンはどこに?

「ナイト ミュージアム」は五つ星だったが、一つだけ腑に落ちないことがある。それは、カウボーイ役で出演していたオーウェン・ウィルソンのことが、パンフレットでほとんど触れられていないことだ。

オーウェン・ウィルソンといえば、ジャッキー・チェンとの共演の多い金髪で鼻の高い俳優さんで、有名なコメディアンだと思うのだが、パンフレットのキャストで完全に無視されていた。

英語の映画データベースで調べてみたら、驚いたことに、オーウェン・ウィルソンだけ、クレジットから除外されている(uncredited)と書いてある。ふ、不思議である。なにしろ、名前のないネアンデルタール人たちでさえクレジットが出ているんだから。Jadediahという名前のあるカウボーイ役なのに無視されているのは変だぜ。オーウェン・ウィルソンって、主演のベン・スティラーと友だちじゃなかったのか?

誰か、理由を教えてくれ!



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ナイト ミュージアム

映画「ナイト ミュージアム」の先行上映に行ってきた。インターネットでチケットを買って、電車で川崎へ。ここのところ川崎チネチッタで映画を観ることが多い。横浜駅周辺は、映画となると、意外と不便なのだ。

で、肝心の出来だが、この映画は、ここ10年くらいで、一番笑えたし、童心に戻ってファンタジーの世界に感動できた。

往年の名優、ディック・ヴァン・ダイク(ほら、「チキチキバンバン」や「メリー・ポピンズ」の俳優だ)やミッキー・ルーニーも出ていて、懐かしかった。

大人も子供も楽しめる作品だ。

ほんと、ここ10年で、一番笑ったよ。最後は、背筋がゾクゾクっとくる感じで気持ちよく終わった。物凄くオススメです!

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業務連絡

今週の土曜日は横浜の朝日カルチャーセンターにて、超ひも理論の一回講義をやります。

みなさま、お誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください。

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夢の世界

前期の朝日カルチャーセンターのファイヤアーベント講義を受講してくれた生徒さんからメールがきて、

「我々は我々が住んでいると思っている真の世界のもつ特徴を発見するためには、ある夢の世界を必要としているのだ」(ファイヤアーベント)

という文句に共鳴した、と言われた。

リアルな世界で生きるために、人は、夢の世界を必要とする。

久しぶりにユングの本を読み返していて、深層心理から湧き上がってくるイメージの数々に驚きを隠せない。

若いころに読んだときとちがって、今では、ユングのいう「元型」とか「集合的無意識」というような概念が、作家の創作活動に不可欠な「深み」であり、ファイヤアーベントのいう「夢の世界」であることがわかる。

人がなぜ「創る」のか? なぜ、「表現する」のか? それは、もしかしたら、現実の世界に押し潰されまいという、ごく自然な抵抗の姿なのかもしれない。

***

それと関係あるのかどうかわからないが、ここのところ、無性にフィクションの世界に沈潜したくなっていて、今も村上春樹訳の「ロング・グッドバイ」を読んでいるし、今夜は、先行上映の「ナイト・ミュージアム」を観にゆく。

(例によって悪い病気である。チャンドラーは大好きで、英語版では何度も読んでいる。でも、村上訳と清水訳と原作を比べて読むのも楽しいのである!)

しばし、夢の世界へ・・・。

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乗り遅れたか

本日は大学の教養学科のときの同級生たちと会食。

久々に息抜きができそうだ。

とはいえ、ここ三日ほど、コマネチ大学の問題づくりに明け暮れていた(笑)

個人的に得意で好きな話題なので、珍しく、完全オリジナルで問題を考案したが、はたして、どうなることやら。念のため、中村先生に問題をチェックしてもらう予定也。

てゆーか、そろそろ出ないと電車の時間が間に合わねえゾ・・・。いや、すでに乗り遅れた・・・。日記書いてる場合じゃねえだろう!

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体力の限界・・・

昨日は、新宿でテープ録りの仕事をやった後、100メートルほど走って場所を移動して、今度はテープ録りの聞き役をやった。宴会後、家に戻って、そのまま就寝。

水曜日は、たいてい、ぐったりしていることが多いので、頭が回らないから、バナナを食べて、無理に頭を回転させている(笑)

鬱血気味だったり、肩凝りを感じているときは、基本的に頭も舌も回らない。

最近、脳トレ、脳トレと過熱ブームになっているけれど、結局のところ、からだ全体がうまく回っていないと脳も回らないというのが正直な実感だ。

今日は鈴木光司さんと昼食の予定也。

その後、ビジネス書のテープ録りの仕事がある。

終わったら、水泳クラブに申し込みに行こう・・・そろそろ体力の限界を高めないとダメである。以上。

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ようは、アドリブなんだよね

本日のNEWS ZEROは、核燃料サイクルを扱った。

いろいろと調べてみて、日本のエネルギー事情が、かなり大変な状況であることは重々承知だが、高レベル放射性廃棄物の最終処分は、なかなかハードルが高い壁であるように感じた。

安全であると太鼓判を押されても、それでも不安をぬぐい去れないのが人情だろう。

はたして、私の住居の下に埋めるゾと言われて、はい、そうですか、と承諾できるだろうか・・・。

ただし、現在、原子力発電以外に実際的な代替エネルギーは見当たらない。(これについては、何度も何度も考えてみたし、じっくりと調べてみたが、コストとエネルギー効率の面で、代替案はないというのが私の結論だ。)

核燃料サイクルを押し進める以外、現状では、選択肢はない。(あるなら、誰か教えてくれ。感情論ではなく、科学的に・・・)

とはいえ、将来的に、高速増殖炉の開発へと進むべきかどうかについては、私は、慎重派である。むしろ、核融合炉の開発に資金を投入すべきだと思うからである。クリーンな原子力である核融合が、いずれ、核分裂を元にした現行の原子力発電にとってかわることは、私には確実だと思われるし、長期的にみて、それが人類にとっても幸福であろうと考える。

***

それはそうと、今日の科学ニュースのプレゼンテーションは、またもや失敗であった。
毎回、科学ニュースの出来は不安定だ。
試行錯誤の連続である。

最近、気がついたのは、「アドリブ」がうまく入れられたときは、出来がよく、その余裕がなかったときはダメということだ。

しかし、どういう場合にアドリブが入って、どういう場合に入らないのか、自分でもよくわからない。

尺の問題もあると思うが、なんだか、別の要因もあるような気がしてならない。

もしかしたら、単純に、その日の疲労度が関係しているのかもしれない。体力が限界に近いときは、やはり、いくらがんばってもダメで、心身ともに元気な状態のときは上手くできるのかもしれない。

近くの水泳クラブにでも通って、本格的に体力をつけないとだめかもしれないなぁ・・・。

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重版御礼!

おかげさまで『図解入門よくわかる最新宇宙論』および『脳のからくり』の重版が決まりました。

前者は地味ながら健闘中です。

後者は文庫になって「大復活」を遂げ、著者としては望外の喜びです。

ご愛読、本当にありがとうございます。

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盛会御礼!

紀伊國屋ホールでの講演会は、おかげさまで、大盛会でした。

お忙しいなか、御運びいただいた皆様には、心より御礼申し上げます。

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