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2007年1月の34件の投稿

特別サイト出来

「仮説力」の特別サイトがアップされました。

インタヴューなども載っていますので、アクセスしてみてください!

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今週末は宮崎キャンプ

本日のNEWS ZEROは、70点くらいの出来で終われたので、ホッと一安心。

ウィンドウズ・ビスタの箇所で、マイナーなミスを犯したが、次回は修正できると思う。

星野さんの隣りでやらせてもらうのは番組が始まってから二回目だが、前回も今回も、非常にやりやすかった。エネルギーを頂戴して、楽しくしゃべることができる感じだ。

実際の月を映す手はずだったが、直前になって雲ってしまい、残念ながら、「月見」としゃれることはできなかった。

ちなみに、放送では言わなかったが、実は、オレは、セレーネのメッセージを送り損ねていたのだ。名前だけ送信して、肝心のメッセージを空白にしたままだったのである。
恰好悪いので、内緒だが・・・。

***

今週末は、初の宮崎キャンプの取材。

じっくりと見てきます!

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コンサート

川井郁子さんのコンサートに行ってきた。

個人的には第一部の後半のタンゴのあたりが凄くよかった。ジャズみたいな感じで、とてもクラシックのコンサートとは思えない。もっと若い人やジャズファンにも聴いてもらいたい音楽だ。

ジャンルを無視した幅広い活動で知られる川井郁子さんだが、2月には「きよしとこの夜」に出演されるそうだ。

近々、ベストアルバムも出るそうなので、今年の活躍がますます楽しみなアーチストだ。

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重版御礼!

おかげさまで「仮説力」は発売5日目で重版が決まりました。

御愛読、まことにありがとうございます。

2月28日には新宿紀伊国屋で出版記念講演(「仮説力で頭のストレッチ」)が決定!
皆様、お誘い合わせのうえ、御参加ください!(有料で申し訳ありません・・・面白い話満載で、最後は、銀色の筆でサインさせていただきますので・・・)

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イヤホン再考

イヤホンを逆につけるってことは、要するに、スピーカーや舞台が自分の前にくるか後ろにくるかのちがいだよな。

音楽が前から聴こえてくるのと後ろから聴こえてくるのが区別できないだけじゃねえか。

・・・かなり問題かもしれねえな。

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耳・・・悪すぎ

「やはり、iPodも新調したことだし、イヤホンも良いものにしないといかんな」

そう自分に言い聞かせて、かなる高級なイヤホンを購入。(おやじギャグです(汗))

うーん、やはり、音が凄くいい気がする。デザインも秀逸だ。

だが、ひとつだけ問題がある。それは、どちらが左でどちらが右かが判別できないことだ。

オレ「なあ、どっちが左でどっちが右かわかるか?」
K妻「え? 書いてないの?」
「オレの目には見えない」
「書いてなくても、聞いてみれば判るでしょう」
「それが、両方試してみたんだが、よく判らん」
「猫に小判てことね」
「・・・」

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雨ときどき月

昼間は秋葉原で元日銀副総裁の藤原作弥さんとお会いした。

日立評論という技術雑誌の連載の仕事だったが、御著書「わが放浪」をいただいて、サインまでもらってしまった。

満州での悲惨な出来事のお話に心打たれ、幅広い見識に驚かされた。

藤原作弥さんは、元経済記者なので、科学ジャーナリズムの悩みを打ち明けると、「一流の料理人は、包丁一本でどんな料理でもつくる」とアドバイスされた。
ハッと自分に足りなかったものに気がつかされた。

きわめて温厚な紳士で、とてもよい取材になった。

***

夜は朝日カルチャーセンターで「科学インタープリター講座」の第一回目。

文部科学省の向こうを張って(笑)、一匹狼のオレが実務家の意地を見せてやろうと企画したもので、書籍、雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットといった、さまざまな媒体の話から、翻訳苦労話まで、とにかく「現場」における「本物」の科学インタープリターの生き様を紹介する。

科学技術インタープリター志望の学生さんが一人来ていた。

おそらく、文部科学省の何億円もの予算のついた講座よりも、オレの朝日カルチャーセンターの講座からのほうが、科学インタープリターがより多く巣立つことになるだろう。(実際に仕事も紹介するし(笑))

いくら金をバラまいても、「科学インタープリター魂」と縁がない教授どもが抽象論を教えていては、一人の科学インタープリターも育てることはできまい。

英語がしゃべれない先生に教わっても、生徒が英語をしゃべるようにならないのと同じである。

オレは、単なる予算消化の道具である、文部科学省の科学技術インタープリター養成講座に、自分が半生を賭けてがんばってきた職業を踏みにじられた、という気持ちが強い。
だから、絶対に「金や権力にまみれた教授どもより、一人の侍の志のほうが強い」ところを見せつけてやるつもりだ。

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特集企画

反省は反省として、攻めるべきは攻めるべきということで、そろそろ私もNEWS ZEROで特集をやってもらえないかと、来週は、企画をオフィス・トゥー・ワンのプロデューサーと相談する予定。

もともと、話術についても、短距離走よりは中距離走くらいが得意なわけだから、あるテーマについてじっくりと取材して、今、この国が抱えている問題点などを指摘していく企画は視聴者にも歓迎されるのではあるまいか。

個人的には、日本の将来を危うくする問題として、エネルギー問題と食糧問題の「実状」を取材してみたい。

また、宇宙やナノテクや量子コンピューター、量子テレポーテーションのような分野も面白いよね。あるいは、低公害車なんてのも大いに興味がある。

まだ、自分の得意分野でのキャラが出し切れていないので、がんばって特集の企画を練るつもり。

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天神様の季節

一瞬、自由な時間ができたので、NEWS ZEROの反省テープをもって、鎌倉の実家へ。

ところが、午前11時だというのに、駅の構内はごったがえし、駅前にもひとだかりができていて、おまけに修学旅行生が大勢たむろしていた。

ようやくタクシーに乗って、
「なんで平日の午前中なのにこんなに観光客であふれてるんですかねぇ」
と、運転手さんに訊ねたら、
「ああ、荏柄天神に願掛けでしょう」
という答えが返ってきた。

ナルホド。

観光客と修学旅行生じゃなくて、受験生とその家族だったのか。

鎌倉の荏柄天神社は、実は、太宰府天満宮と京都の北野天満宮と並んで三大天神に数えられるのだそうだ。
「だそうだ」というのは、もちろん、これが伝聞情報にすぎないからで、ネットで「三大天神」で検索をかけてみると、太宰府と北野は共通なのに、三番目については、意見が食い違うことが判明(笑)

うーん、たしかに、東京にだって湯島天神があるし、各地にも有名な天神様がいらっしゃる。

どこの天神様が銅メダルなんだろうね・・・もっとも、神様は、みんな同じだから、あまり意味のない詮索かもしれないが・・・。

***

実家の家族にも見てもらって、NEWS ZEROの「カガクのニュース」の反省点を洗い出してみた。

なんだ、ディレクターのKさんが掲げてくれているカンペ(=私の場合は台詞はないので、触れるべきポイントをまとめたもの)ではなく、目の前の紙に視線が落ちているじゃないか。でも、火曜日は、アレルギー性結膜炎で、目薬ばかり差していたせいか、細かい字が見えなかったんだよね(汗)

それに初っぱなから声も出ていないよな。元気がない。瞼は腫れている。こういうのを英語で「LONG FACE」という。能面顔ともいう。

元気よく、ディレクターのKさんと映像と村尾さんたちに視線を切り替えて、次回は修正を試みる。

コマネチでは、もっとずっとリラックスして解説しているんだから、同じようにできればいいのだが・・・番組の最後の一分で焦らないようにしゃべるのは、意外と難しいのだ。

「焦らず、最後をうまく決められますように」

荏柄天神に願掛けに行くか(笑)

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オレはグルメじゃないが

ここのところ新宿でテープ録りの仕事を終えたあと、みんなで立ち寄る「墨繪」という店がある。

西口のメトロ食堂街という、ちょっとタイムスリップしたような空間で、実に居心地がよく、味も、とろりと美味い。

シャレた洋風キッチンといった趣なのである。

たとえば冬の献立はこんな具合だ。

いろいろな組み合わせが可能なので、月に何度足を運んでも飽きが来ない。

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iPod

また、衝動的にiPodを買っちゃった(汗)

いや、タダで文字を刻印してくれるっていうからさ・・・ついつい・・・。初代から数えて、もう4つ目だぜ。

ほとんどビョーキだよね。

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アドリブか段取りか、それが問題だ

テレビも講演もカルチャーセンターも同じなんだが、常に「アドリブか段取りか」という鬩ぎ合いがあって、その兼ね合いがうまくできると、トークは成功し、気持ちがブレると失敗する。

先々週の講演は、段取り(もちろん頭の中でつくる)がダメで、ネタの出し方の順番がまちがっていたため、アドリブの効果が落ちてしまった例。

前回のコマネチ大学の収録(素数)は、(たぶん)段取りとアドリブの兼ね合いがうまくいったので成功。

昨日のNEWS ZEROは、段取りと時間を気にしすぎて、肝心のアドリブがうまく入れられなかったので失敗。

ここのところ、「焦らずに、段取りとアドリブのバランスをうまくとる」というのが一つの「壁」として浮上してきていて、いまだ、自分の中でうまく調節ができていない。

科学インタープリター業も、リアルタイムで伝える技術に関しては、まだまだ未熟で、勉強が必要だ。

コマネチ大学は、始まってから10ヶ月で、NEWS ZEROは4ヶ月だ。

やはり、歳のせいで、柔軟な適応力も衰えてきているのか、コツを完全に掴むのに半年はかかる気がする。

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三角関数の魅力

「コマ大数学科特別集中講座」は、発売一ヶ月の間、コンスタントにamazonで200ー300番台を動いていて、ジュンク堂の在庫も土日には数十冊減っていたので、売れ行きは悪くないと思っていたが、先週、早々と重版がかかった。

小飼弾さんがブログで辛口批評をしてくれたが、その直後に増刷が決まった(笑)

この本の魅力は、まさに「北野武」、「ビートたけし」、「数学」という意外な三角関数・・・じゃなくて三角関係にある。私は、その秘密を解き明かすべく、聞き手としてがんばったつもり。

とはいえ、収録された問題数が6問にとどまったため、不満を抱いた方も少なくないようで、できれば、「コマ大数学科 全問題」(中村先生監修)という本もありかと考えている。
問題集企画は、読者のニーズがないと実現しないので、欲しいと思った方は、是非、出版社にリクエストをお送りください!

「たけしのコマネチ大学数学科」を応援してくださっている視聴者・読者のみなさまに深謝。

4月からもがんばりますので、どうか、応援よろしく!




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出来不出来が激しい

今日のNEWS ZEROは、久しぶりにやっちゃったよ(汗)

最後の「カガクのニュース」が、かなりまずかった。

このコーナーは、毎回、出来不出来が激しくて、マネージャーさんともいろいろと失敗の原因を分析してみたが、どうやら、「映像」をきちんと見て解説しているときは比較的出来が良く、「説明文」を読むことにはしるとマズイことがわかった。

今日は大失敗だったので、次回は、修正していかないといけない。

***

一つの課題はコンディション作りかもしれない。

ここのところ朝早く起きてしまい、夜の11時に脳ミソがいちばんよく働く状態にもっていけていない。

できれば、お昼頃までぐっすりと寝ていて、それから活動を開始して、夜の11時に全開にしたいものだ。

今日は、いろいろな面で課題が残ったな・・・。

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重版御礼!

おかげさまで「コマ大数学科特別集中講座」は、先週、重版となりました。

みなさまの御声援に感謝いたします。

また、番組も4月以降も続行が決まりました。

問題選定と解説も、より一層、力を入れてがんばりますので、今後もよろしくお願い申し上げます!

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GQ Japan

本日は雑誌「GQ Japan」の取材・撮影で渋谷のスタジオへ。

新書の大特集をやるそうで、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の著者・城繁幸さんと対談をやりました。

かなり盛り上がったので、GQ Japannの掲載号(4月号)が楽しみ。

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じわりと浸透?

「99.9%は仮説」の役割理論の部分が大谷大学の推薦入試の小論文に使われたのだそうだ。

その部分が引用してあり、それを読んで、自分の意見を800字以内にまとめる問題。

うっ、オレが受験生だったら、おそらく落第だ(笑)

***

中村先生から連絡があって、「数学教育の会」という中高生の数学の先生の集いで「たけしのコマネチ大学数学科」について講演をしたそうだ。

そして、聖心女子学院では、番組のビデオを使って、実際に問題も生徒に解かせたのだと。

深夜帯で録画も多いため、視聴率には反映されないけれど、社会的にインパクトのある番組で、じわっと浸透している感じがする。

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仮説力

「仮説力」の見本が届いた。

ビジネスマンが主なターゲット層だが、「99.9%は仮説」の「演習」版というか、いつも講演でしゃべっている内容をまとめたもの。

かなり読みやすくなっているはず。

25日には本屋さんの店頭に並ぶはずです。
どうか、お手に取ってご覧ください。

2月28日(水)の午後7時から新宿紀伊国屋本店で「仮設力」の講演会をやります。
オフィシャルサイトでも告知するつもりですが、皆様、お誘い合わせのうえ、御来場をお待ちしております!(有料です(汗))

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重版おめでとう!

コマネチ大学で交代で解説をしている中村先生の本が重版になったそうです。

ディープでためになる本なので、是非、本屋さんでお手にとってご覧ください!

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最終防衛ライン「80」

現在、攻防戦の真っ只中。

その鍵となる数字は「80」。

まず、愛用のMacBookのハードディスクが80ギガなのだが、その99.9%を使い切った状態のため、常時、警告が出続けているのだ。
その度にメールのごみ箱を削除して、いらない写真を削除して、あまり聞かない音楽も削除して・・・がんばって、1%ほどの空き容量を捻出するのだが、予断を許さない膠着状態なのである。

アプリケーションだけ見ても、MathematicaとかPhotoshopとか、大容量のものが多いのだが・・・あれ? iMovieなんて一度も使ってないな・・・削除。

とにかく、日夜、80ギガを巡る攻防を繰り広げている。

***

もう一つの攻防戦は、言わずと知れたオレの体重(笑)

現在、80キロの大台を直前に鬩ぎ合いの最中。

***

これは、最終防衛ラインである。
このラインをわずかでも突破されたとき、われわれの敗北は決まる。

80。

それは、オレが人類でいるための、そして、Macがパソコンであるための最終防衛ライン・・・。

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なぜ勉強するのか?

日本は世直しが必要だと思うが、「国家の品格」とか「美しい国」じゃなくて、鈴木光司さんの「なぜ勉強するのか?」でも読んだほうがずっとためになる。

いずれ、きちんと書評を書きますが、非常に納得できる内容なので、まずはブログで本だけ紹介しておきます。

いつも昼食を一緒にとりながら論じていることなども書かれていて、鈴木光司さんの子育ての持論が、歯切れよく、論旨明快に出ているなぁ、というのが正直な感想。

なぜ、鈴木光司さんの本が、最初にあげた二つの本よりもいいかといえば、そもそも知性はバランス感覚が命だと思うからだ。バランスが崩れたほうが知性だと思う人は、最初の二冊で満足していればいい。逆だと思う人は、鈴木光司さんの本を読めばいい。私は個人的に後者に軍配を上げる。この選択で、あなたが、どちらの世界に棲んでいるかが判明する。

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ZERO3

新年早々、むしゃくしゃしてばかりなので、とうとう、例のビョーキが出た。

そう、ヨドバシカメラに行って、ついつい、プチ電化製品を買ってしまうオレ。

今回は、まず、4つもっていた携帯とPHSの電話番号を2つに減らして、一見、倹約しているかに見えたのだが、その実、新しい端末を購入したので、出費がかさむという恐るべきパターンに相成った(汗)

DDをやめて、W-ZERO3[es]を導入した。

同じW-SIMなので何が変わるというわけでもないが、単体でブラウジングができるし、単体でパソコンでやりとりしていたメールも処理できるから、身軽に出かけたいときには便利かな・・・などと無理矢理こじつけて購入。←いつも言い訳多いゾ

ゆくゆくは、これだけ鞄に放り込んで、講演会場でPPTを映し出したい。かなり、楽になるゾー。

***

オレ「もしもし」
K妻「もしもし」
オレ「よく聴こえるか? PHSは音がキレイなはずなだが」
K妻「わかりません」
オレ「そっかなー。たしかに鮮明に聴こえるゾ」
K妻「同じ部屋ん中でしゃべってて、音の良し悪しを論じても意味ないでしょ!」

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神の手

ところで、マレーシアで妻のヨガの師匠だったジャミールという人は、いわゆる神の手をもっている。

当初、私は半信半疑でジャミールと会ったのだが、ウルットというマレーシアの伝統マッサージをしてもらって、その腕(というか手)に心酔してしまった。

週に1度はマッサージを受けている私だが、ジャミールの手は、これまでに経験したことのない感触で、まるで身体深くにスーっと入ってくるような気がした。

いや、なにも怪しいわけでなく、手と指によるマッサージが、温度といい、圧力といい、つぼの押さえ方といい、とにかく「完璧」なのだ。

彼は「強さはどうですか?」とか、「どこが疲れていますか?」などと質問したりしない。
もともと、インドのヨギについてヨガを習得しているせいか、ジャミールは、人間の身体について知り尽くしているようで、そこにウルットを加味して、独自のマッサージをつくっている。
だから、何もいわずに手を触れて、こちらがどれくらいの強さで、どこを重点的にマッサージしてもらいたかがわかるようなのだ。

これは、もう、生まれつきの才能としかいいようがないが、ジャミールの手が私の足に触れた瞬間、思わず、「おお!」と唸り声が出そうになったほどだ。

彼のヨガも素晴らしかった。
単に「息を吸って、息を吐いて」とか「爪先立ちになって」というような指示をするだけなのだが、その言い方に独特のリズムがあり、実に心地よい。
熱帯の夜明け、鳥の鳴き声、遠くから聞こえる波の音、湿気・・・その環境の中で、道具も使わず、ひたすらヨガのポーズを取り続けていると、自分が、精神的な別世界へと誘われているように感じる。

当初、私は、彼を日本に連れてきて、このリラクゼーション・ブームの中で活躍させようと思った。
だが、よくよく考えて、それはやめにした。

彼は自らに苦行を課したりはしない。彼は自らを一介のマッサージ師とみなしている。そして、その職業に誇りをもっている。彼の手は、おそらく、あの熱帯の環境の中でこそ神に近づくことができるのだろう。コンクリート・ジャングルに連れて来るのは残酷だ。

でも、マッサージとヨガが融合した、独特の世界は、いずれ、本か映像で日本に紹介したいのである。

私は、久々に作家魂をくすぐられたのである。

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無関心と無神経さが蔓延っている

イラン人のアミネ・カリルさん一家の強制退去処分にも、私は、下に書いた「無神経な権威主義」と同じ臭いを感じている。(「無神経な権威主義」は自己嫌悪に陥ったので削除しました。)

前に、仏頂面でやる気のない入国管理官が成田空港の「顔」であることの無神経さについて書いたことがあるが、あの体質は、法務大臣から始まり、法務省全体に蔓延っている気がする。

日本人なのに、日本人であることに誇りも持たず、何もやる気のない連中は大勢いる。

一方で、日本語をゼロから勉強し、日本で一所懸命に生きて行こうとしている外国人家族がいる。

「我が国にとって好ましくない外国人を強制的に国外に退去させることにより,健全な日本社会の発展に寄与しています」(入国管理局のホームページより)

そもそも、我が国にとって好ましくない外国人とはなんなのか。このイラン人家族はスパイなのか、それともテロリストなのか。

その非人道的かつ硬直化した対応により、健全な日本社会の発展を阻害しているんじゃないのか。

こういうのを「感覚の麻痺」という。

***

そんなことをいえば、毎年、何十万頭の犬・猫を窒息死させている「ペットのアウシュビッツ」だって同じ根っこかもしれない。

人間様は偉いけど、犬・猫なんて、余ったら捨てて窒息死させちまえばいい。これこそ、無神経な権威主義の最たるものだろう。

ようするに全てが「無神経な権威主義」に端を発するのだ。

そして、意味のない抽象論がまかりとおっている。

誰も具体的な行動を起こそうとしない。

***

アミネ・カリルさん一家は、このまま、強制退去処分になるだろう。
日本語しかしゃべることのできない子供たちは、イランで路頭に迷うであろう。
そして、日本人のほとんどは、それを意にも介さないだろう。

来年も再来年も、悪徳ペット業者が「生産」した犬や猫が何十万匹も「処分」され続けるであろう。
だが、悪徳ペット業者が処分されることないだろう。

***

いったい、この国のどこが「美しい」のだ?

少しずつでいいから、変えていかないと、この国は、本当にダメになっちゃうんだよ。
そう思いませんか・・・。

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週末は休養か

今週は、とうとう〆切を一本飛ばしてしまった(汗)

正月中、しゃかりきで原稿書きをしていたのだが、そのまま休み明けの仕事に突入したせいか、どうも調子が今一つなのだ。

今日も新橋駅近くのR本社で講演会だったが、あまりうまくしゃべることができず、最後もきちんと締められず、「調子悪いなー」という感想だけが残った。帰りの車内でK妻から、もろもろ要改善点を指摘された。

もっとも、こういうのは、かなりの部分、その日のテンションによるので、脳と身体のコンディションを整えないとダメなんだよね。

帰宅後、もう限界だと感じたので、K妻に電話で予約を入れてもらって、すぐに家の傍のマッサージ店に直行。
一時間ほど、全身をほぐしてもらった。

このマッサージ店は人気があり、オレがやってもらっている間にもペアのお客さんが2組来て、「次は10時半からの施術となります」と断られていた。オレのような人間が多い御時世なのか、マッサージ店も大忙しだ。

明日もテープ録りが2本あるので、ただいま、その準備中。

土日は、少し休みたいなぁ・・・。

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iPhoneが欲しい

オレの自慢は初代マックからのマック・ユーザーであることだが、もちろん、iPodも初代の機械ダイヤル式(?)から使っている。

現在、自分用に3台のiPodをもっているが、近々、4台目を買う予定。

それにしても、昨日からソワソワして落ち着かない。
スティーブ・ジョブスが「iPhone」を発表したからだ。

これは、絶対に絶対に欲しい。
かなり前から、アップルが携帯電話に参入する、という話はあったが、「とうとうきたか!」という感じだ。

日本の携帯会社のどこかアップルと提携するのか不明だが、それが、現在オレの使っている携帯会社とちがった場合、即、アップルと提携した携帯会社に乗り換えるつもりだ(笑)

携帯電話がマックのOSXを載せているというだけで、オレのようなマニアは、行動に見境がなくなってしまうのだ。

それにしても、日本での発売は来年からかよ。遅いじゃんか! 待ってられねえぞ。アメリカで発売になったら、なんとか、日本で使う方法は存在しないのかな。ほら、ノキアの携帯みたいにさ。誰か教えてくれ!

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新年、カガクのニュース

昨日のNEWS ZEROの科学ニュースは「暗黒物質」。

正体不明の「見えない」物質の分布がわかった、という、科学インタープリター泣かせのお題だ(笑)

見えないけど、なぜ見えたのか、という疑問には「重力レンズ効果」を説明しないと答えられないので、放送では割愛した。
く、苦しい。

おまけに、コーナー開始直後に「指し棒」を落としてしまい、途中で慌てて拾う始末。

むかし、大学院の指導教官から、「超ひも理論と暗黒物質とどちらかを選びたまえ」と、研究課題を示されたとき、私は、迷わず超ひも理論を選んだ。なぜなら、「暗黒物質なんて、100年たっても見つからないんじゃないか?」と考えたからだ。あれから20年で確固たる証拠がでてきたことになる。

してみると、科学は、私の予想より5倍も速く進歩しているということか。(超ひもは、いまだに見つかっていないけどな。私の勘が悪かっただけかもしれない(笑))

とにかく、メジャーなニュース番組で、科学インタープリターが、マジで科学ニュースを解説するのは、日本広しといえども、NEWS ZEROの「カガクのニュース」しかない。

というわけで、今年もがんばりますので、どうか、応援ヨロシク!

(正月は徹夜の連続で原稿書きをしていたせいか、昨日は、かなり疲労が出ていたかもしれない。来週からは、コンディションを整えて元気にやります。)

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重版御礼!

「99.9%は仮説」が新年初の増刷となりました。

こりゃあ、かなり、縁起がいいよ。

2006年度の新書売り上げランキングでも、科学書にしては珍しく、おかげさまで堂々7位に入り、正直いって、科学インタープリター冥利に尽きます。

みなさまのご声援に感謝いたします!

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もう徹夜でヘトヘトだよ

やた!

延々と引っ張っていた「MAXIMA本」の初稿が(たった今)完成した。

ブルーバックスの読者には大変申し訳なかったが、去年、心の筆が折れて以来、パソコンに向かっても、どうしても仕事がはかどらなくて、ここまで来てしまったのだ。

オレを目の敵にする、科学書、科学インタープリター界の老獪な教授どもさえいなければ、おそらく、とっくの昔に書き上げていたに相違ない。

ま、オレもあんな奴らにやられて書けなくなるようでは、精神が弱すぎるけどな。

実は今、反撃の烽火をあげようと思って、彼らを徹底的にブラックユーモアで虚仮にした本を執筆中。あまりにブラックなので出版できるかどうか微妙(笑)←飛鳥新社から今年中に発売予定

とにかく、精神力が復活して、本が完成に近づいたことは、めでたしめでたし。

***

去年は、コマネチ大学とNEWS ZEROという新たな挑戦がなかったら、本当に科学インタープリターの仕事からは足を洗っていたような気がする。

ふわぁ、仕事のやりすぎで、さすがに疲労が蓄積している感じだ。

これからヨガをやって、身体の節々を伸ばしてから寝る(笑)

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コマ大M1グランプリ閉幕

みなさま、初のM(マス)1グランプリはいかがでしたか?

見逃した人は、絶対に損したと思います!

西本くんのスピードには舌を巻きました。とにかく速い。
2問目は、マス北野の電光石火の正解が印象的だった。
3問目は、コマ大チームの18時間以上にわたる取り組みが感動的で、かなりジーンと来た。凄いよ、体当たり戦法。(今回は、設問が複雑になりそうだったので、コマ大チームの取り組みを見てもらって、問題を理解してもらいました。)

東大生チームは、考えてみると、トップなのに、西本くんの(放送されなかった)解説が凄かったために、最終的に優勝できなくて可哀想だった。

間中さんは、初めてのテレビ出演ということで、かなりあがってしまって実力が発揮できなかったようだ。

小飼弾さんがトラックバックで意味深長なことを書いているが、大丈夫かな!?
果たして、数学オリンピックのチャンピオンを超える解答が存在するのか?(ちょっと期待しております)

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仕事始め

うー、うー、うー・・・

年末と元旦だけは完全休養したが、早くも原稿書きが始まった。
すでに5日と9日に〆切が3本ばかし待ち受けているので、もう書き始めないと間に合わない。(編集者の鬼ぃ〜!)

同時進行でMAXIMA本の残りの部分も執筆中。

ぜい、ぜい、ぜい・・・

いったい、何が「免除」されてんだろうねぇ・・・ホント。

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1月4日のコマネチ大学は感動するぜ!(宣伝)

1月4日深夜の「たけしのコマネチ大学数学科」は、いつもとちがう時間帯ですので、視聴・録画とも、ご注意ください!

くどいようですが、数学オリンピック金賞に輝く西本くんやアンガールズなど、出演陣も豪華で、とにかく、極上の数学エンタテイメントになっています。個人的には、コマ大チームの根性に感動しました(ホント)。

是非、お見逃しなく!

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ホワイトカラー・エグゼンプション

なんでも横文字にすりゃあ、いいってもんじゃない。

白襟免除・・・漢字でも意味不明だ。

そもそも、「免除」するってのも、怪しいもんで、実際には、これまでよりお給金が減って、労働時間だけが長くなるんじゃないのか?

***

オレのような自由業の人間は、むかしから、エグゼンプト(免除)されてきた。

だから、まるまる3ヶ月かけて本を書いたとしても、それが売れなければ、半年後に銀行口座に25万円くらいが振り込まれて終わり、てなこともある。(たまにある)

逆に、同じ3ヶ月かけて本を書いて、運よくベストセラーになったなら、一ヶ月後に何百万円も振り込まれることもある。(たまにある)

ようするに、労働時間は関係なくて、本の出来(=自己評価や出版社による評価)も関係なくて、最終的に町の本屋さんで売れるかどうかで、すべてが決まるのだ。

結果だけが重要なのであり、過程は関係ない。

それが、労働時間に比例した報酬から「免除」される、ということの意味だ。

かなり前のことだが、何ヶ月もかけて、かなり精魂込めて書いた本の印税が、編集者の一ヶ月分の給料よりも少なかったことがあり、オレは不条理を感じた。
それが数冊続いた時点で、オレは、「この流れを変えないと、骨までしゃぶられて、荒野に屍を晒すことになる」と、大いなる危機感を抱いた。

それまでは、「いい本を書けばいい。限られた読者のために良書を提供し続けるのがオレの仕事だ」などと、理想論をぶっていたのだが、生命の危機に瀕して、オレは考えを変えた。

結果(=ベストセラー)を出さなければ生きてゆかれない。

オレは仕事の方法を根本から変えた。

それがオレやオレの読者にとって、よかったのかどうか、わからない。

***

ホワイトカラー・エグゼンプションが本当に可能なのは、各業種ではたらく人々の数パーセントに過ぎないように思われる。

アメリカの制度をそのまま日本に導入することには無理がある。

あくまでも個人的な意見だが、慎重に議論を重ねたほうがいいと思うよ。
でないと、大勢の人が過労死で亡くなるよ。

あくまでも個人的な意見だが・・・。

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新年

あけまして
おめでとう
ございます

(まだ初詣に行っていない!)

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