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ファイヤアーベント講義

昨日のカルチャーセンターは、はファイヤアーベント講義の最終回。

知のアナーキズム、なんでもあり、市民による科学のコントロール、共約不可能性・・・常に先鋭的で攻撃的だった哲学者が、人生の最後に辿り着いたのは、

「気にかかるのは、私が逝った後に残るものだ。それは論文ではなく、最後の哲学的言明でもなく、愛である。・・・われわれの小さな家族ー妻と私との二人の愛ーは永遠に生きることができる。知的に生き残ることではなく、愛が残ること」(Killing Time)

という境地だった。

論文も業績も残る必要などない。「小さな家族」、妻と自分の二人の愛が残ればいい。

脳腫瘍で亡くなったファイヤアーベントには妻が付き添っていた。

「彼はゆっくり、どことなく平和に呼吸していました。数秒後、彼は、もうこの世にいませんでした。私と彼と二人だけで手を握り合っていました。真昼のことでした」(妻グラツィアによるKilling Timeの追記)

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» 最終講義ではなく、 [アマチュアサイエンティスト]
一昨日金曜日は朝日カルチャーセンター竹内薫『ファイヤアーベント講義』の第3回目、 [続きを読む]

受信: 2006年12月24日 (日) 20時16分

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