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緊急アピール

今しがた届いたネイチャー誌のプレスリリースによると、114名のノーベル賞受賞者の連名で、リビアの指導者カダフィ大佐に向けて、エイズ裁判の被告たちが公正な裁判を受けられるように緊急アピールがなされた。

なぜ、リビアの法廷が第三者機関の専門家による科学的・医学的な証拠を採用しないのかは、理解しがたいが、もちろん、政治的な背景があることは確実だ。
大勢の感染者が出たことは事実であり、それを外国人の犯罪にすることは、政府の責任を追求する国民世論をかわす最良の手段なのだ。

だが、そのような政治的な理由のために、無実の人間の命を奪うことなど許されない。

仮に、百歩譲って、被告たちが、実際に犯罪を犯したのだとしても、なぜ、科学的・医学的な証拠の提出が認められないのか、世界中のノーベル賞受賞者たちは「理解できない」と言っているわけだ。

皮肉なことに、今回のきわめて政治的な裁判は、リビアという国そのものを国際世論が断罪する、という構図になってきている。

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