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「速報性」と「絵」

新聞の書評とテレビのニュースをやってみて気づいたことは、この世界の「速報性」と(テレビの場合は)「絵」が、一般の感覚とはかけ離れて鋭敏なことだ。

あと速報性と関係するが、「一回性」というのもある。書評が日曜版とかぶったときにはメインで取り上げられなくなるし、ニュースの場合も、一回触れたら、その話題は終わりだ。

そこで問題となるのが、永続的で大きな影響をもつものの扱いだ。

三ヶ月前の本までは書評で取り上げられるが、それより一週間前だとダメになる。分厚い本をゆっくり読んでいては間に合わない。間に合わないと、薄くてすぐに読める本に偏ることにもなる。

ニュースでは、RNA干渉のノーベル賞は、きわめて大きなインパクトがあり、その重要性と医学的な応用も大きいことが明らかだったが、「絵」のあるニュースに取って代わられた。

昨日のガイア仮説も、地球温暖化と原子力という非常識とも思える組み合わせが、ラブロックという天才の冷徹な分析と熱い情熱の結果である点にインパクトがあるのだが、一分以内に視聴者に伝えるためには「絵」が足りないので、ニュース性が希薄だということがわかった。

今のところ、私の「感覚」は、単行本の世界に引きずられていて、いまだ、新聞とテレビの「速さ」についていっていない。それは自分でもわかる。

だが、一過性の(実際のところは)小さいニュースではなく、「本当に大切だと私が信ずること」を伝えたい、という思いは強い。それが、そもそも仕事を引き受けた理由だからだ。

昨日は、どうしてもテンションが上らなかったが、それは、ガイア仮説の「本当に大切なこと」を30秒で伝える方法がどうしてもわからず、本番前に、すでにあきらめていたからだと思う。

来週は、もう一度、褌(ふんどし)をしめなおして、「本当に大切なこと」を気持ちで伝えるようがんばってみたい。

***

一つだけ気になることがある。

隔週でコマネチ大学の収録があるのだが、コマネチとNEWS ZEROが重なるときのほうが、NEWS ZEROの出来もいいのだ。連続で疲れてしまうかと思いきや、ニュースの本番に入ったときのテンションがちがうので、かえっていい結果が出る。

となると、来週は調子がいい、ということになるのか?

コマネチなしでNEWS ZEROに入るときのテンションの高め方を研究したほうがよさそうだ。

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