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カポーティ

映画「カポーティ」が、ようやく川崎チネチッタまで来たので、早速観に行った。

結論からいうと、秀逸に一言に尽きる。

私は作家カポーティのファンだし、その作品の一部は何度もくりかえし読んでいるが、この映画の中心的な題材となった「冷血」は、傑作であるにもかかわらず一度しか読めなかった憶えがある。

「夜の樹」とか「クリスマスの想い出」とか「ミリアム」といった不思議な短編や、心あたたまる作品も好きだし、「ティファニーで朝食を」は主人公のホリーの境遇や生き方に共感して何度も読み返しているが、「冷血」は特別だ。

映画「カポーティ」は、1959年にアメリカのカンザス州で起きた一家惨殺事件を追ったノンフィクション小説「冷血」の作家カポーティを描いている。

作家が魂を打ち込んだ作品は、しかし、彼の作家生命を奪うこととなった。

その理由は、いったい、なぜなのか。

アカデミー主演男優賞受賞作にしては、きわめて地味な封切り(ほとんど単館上映)となったが、14日から拡大上映されることとなった。

文句なしの傑作だが、重い内容であることはたしかなので、「口直し」にB級映画でゲラゲラ笑わないと精神のバランスが保てない!

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