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たらいまわし

来た人を「たらいまわし」にする組織やシステムは、そこが腐っていることを意味する。

役所にいって、あっちこっち、たらいまわしにされることは誰でも経験するが、病院も似たようなところがある。

K妻が急病(貧血)で、立ち上がれなくなって、高熱と頭痛も併発したので、タクシーで夜間救急センターに行った。
予算の関係らしく、7月からは、ここは夜中の12時で閉鎖され、患者は、近隣の救急指定病院にまわされる。

で、まわされた。

凄く立派なアトリウムのある病院で、意地悪な看護人一名を除いては、みんな親切だったが、血液検査とX線検査の後、朝の4時までベッドで寝かされたままで、点滴を一本打ってもらったのみ。

せめて、鉄剤の注射とかしてくれよ・・・担当医は輸血の必要性を説いたが、自分の病院では受け入れられないのだという。
で、昼間、かかりつけの医者に行って、そこで相談しろだと。

本人は頭が割れるほど痛いと、のたうちまわっていて、ヘモグロビンの量が通常の1/3にまで低下していて、「点滴だとその場しのぎで、血が薄まる」と、担当医は教えてくれた。

だから、鉄剤の注射してくれたらどうなんだ?

***

結局、錠剤の処方せんを渡されて、朝の4時に、厄介払いされた。

***

この国の救急医療には、システム的な欠陥があって、とにかく、医療事故を起こしたくないの一点張りで、もはや機能不全に陥っている。

豪華なアトリウムをつくるまえに、目の前の患者の苦しみを少しでも和らげることを考えたらどうなのだ。

***

昼間、かかりつけの医者に行ったら、鉄剤の注射を打ってくれて、「横浜に貧血で輸血できる病院なんて存在しない」と言われた。

おそらく、教科書に書いてあることと、現実の医療システムの間に、大きな差があるのだろう。

国によっては、医療過誤をなるべく問わない(被害者に補償はする)という政策をとっているところもあると聞くが、本当だろうか。

そういうシステムに改善すれば、医者も事なかれ主義とたらい回しをやめるだろうか・・・。

いろいろ考えさせられた。

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受信: 2006年10月16日 (月) 12時11分

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