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仮説ですか・・・

久々に読書三昧。

「ユダの福音書」(日経ナショナルジオグラフィック)は、ビジュアル保存版のDVDを見たあと、福音書の翻訳を読んで、それから「ユダの福音書を追え」まで読了。

実に面白い。夜中なのにやめられるに読み切ってしまった。これは、絶対に「ダヴィンチ・コード」の十倍くらい面白い!(というより、ダヴィンチ・コード自体が、そもそも、グノーシス派の影響を受けているわけだし)

ユダが裏切り者ではない、という衝撃的な物語も、新約聖書を読んだときに感じた、いくつもの素朴な疑問を解いてくれるし、そもそも「仲介者はいらない」と主張したグノーシス派が、仲介者そのものである教会から締め出されたのも納得がいく。

1700年の長きにわたって封印されてきた古文書は、炭素測定法などの科学的な検査(とコプト語の専門家たちの検査)により、紀元300年頃の写本であることが判明した。

一線級のミステリーとサスペンスと冒険談を味わった気分だ。凄いぞ、この発見! 絶対にオススメです。

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その後、調子に乗って、「邪馬台国はどこですか?」鯨統一郎(創元推理文庫)の「奇蹟はどのようになされたのですか?」も読んでしまった。

この作家は、この作品の後、試行錯誤をくりかえしているようだが、この一冊は、実に面白く、もっとこういうノンフィクション的なものを書いたほうがいいのではないかと思った。実にもったいない。

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「世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白」斉藤寅(草思社)(「さい」の字がちがうのだが、なかなかワープロで出ない。失礼)を読了。

未解決で、いまだに世間を震撼させ続けている事件の真相を追った一ジャーナリストの記録。

外国人留学生の犯罪ネットワークがあり、犯人たちの顏写真まで存在するのだという。

ただ、2003年には、指紋も顏もわかっていたのに、それでも日本の警察が犯人を捕まえられない理由は、いったいどこにあるのだろう。

大分や大阪での殺人事件と密接に関連しているのだとしたら、警察は、そういった情報を「公開」しないと、もう永久に犯人は捕まらないのではないか・・・そんな気がした。

日本版のFBIが本格的に始動しないと、インターネット時代の犯罪には対処できないよ。ロサンジェルスの「人種」を念頭に組織された特捜部とか・・・日本の警察には「日本人」しかいないんじゃないのか・・・。

この作品を読んで、カポーティの「冷血」を思い出した。

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2000年12月30日に発生した世田谷一家殺人事件。 そのあまりに猟奇的な事件に [続きを読む]

受信: 2006年7月10日 (月) 17時46分

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