« 仮説本の背景 | トップページ | 情報統制の問題 »

マクスウェル本の背景

「99・9%は仮説」と対照的に、きわめて地味だが、同じくらいの時間をかけて、ようやく上巻が仕上がったのが「電気論の初歩」だ。

こちらは初版も600部で、ジュンク堂のみでの販売となる。

アインシュタイン本やランダウ=リフシッツの教科書などを出版していた老舗出版社の社長が交代して、良書をバッサリと切ってしまったことに抗議し、会社を辞めて、あらたに出版社を立ち上げたOさんの心意気に賛同して、翻訳を請け負ったのだ。

年間600部ずつ、何十年も売れる良書を「ゴミ」として捨て去る、若社長への反逆に、オレが堂々と加担した恰好だ。

出版社が生き残るには、ベストセラーが必要なことは言うまでもない。(それは著者とて同じこと)
だが、年間600部ずつ、毎年売れる良書は、出し続けるのが出版人の使命だろう。
オレは、そう思ったから、Oさんの孤高の戦いに援軍として参戦したのだ。

なぜ、ジュンク堂だけでの販売かといえば、やはり、オレと同様、「良書は出版し続けるべきだ」というOさんの信念に賛同してくれたからだろう。

ただ、こういう仕事は、本来、大学の物理学科や科学史学科に勤めている人々が積極的にやるべき文化事業だと思う。

***

結局、「夢」は、民間の「草の根」的な行動によってしか、実現しない。

というわけで、性根の腐った各方面に「喝」!

***

とはいえ、孤軍奮闘の状態であることに変わりはない。

なんとか、600部にも魂があるところを見せてやりたい。

今後、マクスウェルの「物質と運動」、「電気論の初歩」下巻、「熱の理論」上下巻も翻訳予定で、すでに、「熱の理論」上巻までは下訳も完成している。

どうか、応援よろしく!

|

« 仮説本の背景 | トップページ | 情報統制の問題 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136278/8723069

この記事へのトラックバック一覧です: マクスウェル本の背景:

» 凡人でもできる平成維新!:-)宣言 [来夢望瑠_日々平凡]
凡人でもできる平成維新!:-)宣言 某新聞社の「じゃーな(バイバイ、ダメ新聞)りすと宣言」を貶している凡人オヤジでも これならできる気がします! \(^o^)/ 某新聞社の宣言同様な(他人からしたら)「書生くさい、青臭い」:-)宣言かもしれません。 しかし、「宣言して実行できる」という意味では決して「言葉のチカラ」ほど「無力」では ないと信じます。:-) 政治的な「維新」は無理でも、こうした文化的「維新」に身を投じてみようとおもいます。 http://kaoru.txt-nifty... [続きを読む]

受信: 2006年2月19日 (日) 10時32分

« 仮説本の背景 | トップページ | 情報統制の問題 »