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楕円を導く

学研の「大人の科学」の記事を書くためにニュートンの「プリンキピア」や伝記を読み返していたら、いつのまにか、ファインマンの「失われた講義」、さらにはマクスウェルの「物質と運動」まで読むはめに。

物理学の授業では、ふつう、万有引力の法則と運動の法則(F=ma)を組み合わせて、解析的に天体の軌道が楕円であることなどを導くが、それを「幾何学」だけで証明する方法は実に面白い。

予備知識は、ほとんどいらないが、その証明は「初歩的」であるにもかかわらず、とってもムズカシイ。(だから、面白い)

天体の軌道を描いて、それから、速度グラフを描いて、速度グラフの中に軌道を入れて、実に頭の体操になる証明法だ。

なお、「物質と運動」は、「電気論の初歩」の上巻の次に翻訳予定で、すでに下訳は完成しているのだが、あらためて古典の凄さを実感。

うーん、こういう本から「さわり」を抜き出したものを学生時代に講読の授業でやってくれていたら、もっと早く理解できたのになぁ。

科学史を古いものとして扱わずに、そのまま科学の実践教育に活かす方法って絶対にあると思う。

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