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経済の悪魔

最近、村上ファンド、三木谷楽天、ホリエモン、みずほショック、耐震偽造問題など、経済問題が世間を騒がせ続けている。

世の中、カネカネカネで、実に嫌になる。

もともと「経済」の意味は、「経世済民」で、世を治め、民を救う、ということだと社会科の時間に教わった。
でも、経済性、経済性と声高に叫ぶ人がカリスマと崇め奉られ、「モノ作り」がないがしろにされ、しまいには消費者に跳ね返って、人命まで危ういとなると、もはや、世も治めていなけりゃ、民も救っていないよね。

市場「原理」主義というのも実に危ない。
(ナントカ至上主義とか原理主義ってェやつは、偏っているから常にあぶないものだ・・・)

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NHKのプロジェクトXでマツダのロータリーエンジンをやっていたけれど、ああいうのがモノ作りの原点であり、カネの亡者どもの対極にあって、実に気持ちがよかった。

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実は、カンタンなことじゃないだろうか。
カネは民を幸福にするかぎりで必要なのであり、カネ自体が目的になった時点で、醜さを露呈するんだよ。

一所懸命に働いて、モノを作って、あるいは、そのモノを運んで、お店で売って、みんながそれなりのおカネをもらって、家族で幸福に暮らせればいい。
国や企業は、そのために手助けをする。
それでいいじゃないか。

運がいいだけで個人で100億円単位の泡銭(あぶくぜに)を手にいれたり、そのカネで周囲を蹂躙(じゅうりん)し始めて、私利私欲にはしる人間が増えたら、もう、全然、経済じゃない。

マスコミも、そういう連中を持ち上げるのはやめたほうがいい。

なぜ、カネがたくさんあることが「いいことだ」というメッセージをTVは送り続けるのだろう?
そういう番組をつくっている連中の心が醜いからだろう。

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最近、金利ゼロのせいで、カネ余りが深刻化していて、それで、一獲千金の輩が増えているのだそうだ。

ところが、その余ったカネは、われわれ一般庶民のところには廻ってこない。
上のほうで悪い奴らがすくい上げているんだから、あたりまえだ。

銀行に貯金しても、ほとんど利子すらつかない。
(というより、貯金すら、ままならない)

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木村建設とか総研とかの国会答弁を聞いていると、みんなで「姉歯」と呼び捨てにしている場面が多かったし、「憶えていない」という発言も目立ったが、そういう連中は、みな、「モノ作り」を忘れて、年がら年中、カネのことばかり考えていたんだな。

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みずほ証券の誤発注に便乗して大儲けした証券各社が利益を返上する動きをみせているが、そんなのあたりまえだろう。

みんな、もう一度、「経済」という言葉の語源を思い出したほうがいい。

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「そんな奇麗事いってる場合じゃなかろうが」(悪魔)
「いや、世の中が腐っているのだ」(オレ)
「これまでひたすらモノ作りをやってきて、どうなった」
「・・・」
「このへんでモノ作りなんかやめて、脳ミソのもてる能力をすべて、カネ儲けのためにつぎ込んでみたらどうだ」
「・・・」
「オレに魂を売り渡せばラクーになるぜ」
「・・・」

脳裏に悪魔の囁きが響く。

ふ、悪魔の野郎、姉歯元建築士にも、こうやって囁き続けたんだろうな・・・。

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