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たかがミシュラン

ミシュランがニューヨークに進出して、物議を醸しているらしい。

ニューヨークのグルメ格付けとしては地元の「ザガット」が有名だが、そこにフランス野郎が殴り込みをかけた恰好だ。

ニューヨークには、フランス料理だけでなく、世界各地のエスニック料理が集結しており、その幅の広さはパリの比でない。移民の国ならではのユニークな食文化がある。
(東京もそうだ、と言われるかもしれないが、移民の数、特に出身地の広さは比べようもない!)

ミシュランは総スカンを喰らいそうな感じだが、なにしろ、三つ星を出した四店のうち三店までがフランス料理の店だというから、思わず笑ってしまう。日本料理は寿司店が一軒だけ二つ星をもらったそうな。
もともと、フランス料理と寿司を同じ土俵で格付けすることに問題があるわけで、日本人とは寿司の味感覚が違うであろう調査員たちが、いくら食べ歩いたって、悲惨な結果になることは目に見えている。

ザガットも同じといえば同じだが、ニューヨーカーがニューヨークの味についてあれこれ言うのと、フランス人から何か言われるのとでは、心理的な差が大きいよね。

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先週の金曜日、オレが美味くて満足した渋谷の宮益坂の「アナトリア」にしたって、こんなに見解の差がある(笑)

http://gourmet.livedoor.com/item/400/i5972416/

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いつかテレビで実験をやっていたけれど、素人グルメほど恐ろしいものはない。
なにしろ、目隠しをされたら、ほとんどの人がコーラとペプシの味の差も判定できないんだから。
いわゆる根拠のない自信というやつだ。

今回のニューヨークグルメ騒動は、どうやら、ミシュランの調査員の質が素人グルメと大差ないのではないか、という大いなる疑問をさらけ出したようだ。

ミシュランといえばタイヤの会社である。
同じように企業が格付けをやっているパターンにビールのギネスがある。

ギネスブック(「ギネス世界記録」が正式名称らしい)には、さまざまな世界記録が載っているけれど、半分冗談なわけで、そんなことは誰でも知っている。
ミシュランの場合、マジになりすぎて墓穴を掘ったのではあるまいか。

こういうのは、遊び心があるから面白いのであり、真面目にやっちゃあおしめえよ。

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