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将棋にハラハラ

将棋のアマ強豪の瀬川晶司さんが特別のプロ試験に合格して、晴れてプロ四段になったのは、われわれのような「将棋諦め組」からすると快挙であり、ふたたび将棋に注目してやろうか、という気にもなる。

将棋諦め組というのは大袈裟だが、中学の修学旅行で東北に行ったとき、帰りの夜行列車の中で「高井戸中名人戦」(笑)をやっていた憶えがある。
最後の最後で相手がもっていた歩をオレの玉(王と玉がある・・・「ぎょく」と読む)の前に置いて、ニンマリと笑った。オレは、それを見て、やはりニンマリと微笑み返した。

うーん、こういう嫌な瞬間こそが、将棋の醍醐味だねぇ。

王様は偉いから、突然、落下傘で降下してきた二等兵(=歩)で詰めることはできない。
そういうルールなのだ。
つまり、夜行列車の名人戦は、その時点で、相手に打つ手がなくなり、オレの手元には、敵の猛攻を凌ぎ凌いだ結果、山のような駒が集まっていた。
もはや、相手に勝ち目はないのである。

ずっと優勢に戦いを進めていても、急転直下、負けがわかって投了となる。

実に不思議なゲームである。

***

「兄貴はオレより馬鹿だったから東大に行った」

そんなプロ棋士の言葉に思わず納得してしまうほど将棋というゲームは奥が深い。

もっとも、瀬川さんが言っているように、世の中には大器晩成型の人だっている。一律26歳で「もうあなたはプロになれません」と切り捨てるのは問題があるだろう。
実際問題として、アマのトップがプロの四段に匹敵する力をもっていることが証明されたのだから、もう少し、アマからの「昇格」を考えてもいい。

オレなんかも、むかしは新聞や雑誌の棋譜を読んで楽しんでいたが、最近ではまったく将棋を顧みなくなっていた。
狭い世界で勝手にやってらぁ、という印象が強かったからだ。

これを機に、瀬川さんには、どんどん勝ってもらって、将棋の一般への普及に一役買ってもらいたい。

それにしても、第一局で、ガキ(失礼・・・)に負けたときには、くらーくなりかけたが、なんだか、ホッとしちゃったよ。

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