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ジーザス・ジョーク

鎌倉猫神亭で静養中。
周三郎が「ジーザス・ジョーク」なるものを披露して大笑いした。

・その1

イエズス様が散歩をしていると天国の門で入門希望者の審査をしていた聖パウロに呼び止められた。

「イエズス様、申し訳ありません」
「なんだい」
「すぐに戻って参りますので、五分ばかり、ここをお願いできないでしょうか」
「なんだい、用事か」
「はあ」
「いいよ、見ておいてやるよ」
「ありがとうございます。すぐに戻ります」

イエズスは、長蛇の列を見て、げんなりしたが、根が真面目なので、机に陣取って審査を始めた。
(なんか、閻魔大魔王と同じだな)
ふと、そんな感想が脳裏をかすめた。

審査は二段階からなる。提出書類に不備がないかチェックしたのち、本人に直接話しかけて、面接をするのだ。
イエズスは、そつなく仕事をこなし、数名を天国と煉獄と地獄に振り分けた。
次の人物は、男性で、かなりの高齢だ。書類には問題ない。
「次!」イエズスが呼ぶと列の先頭の男が歩み出た。「職業は?」
「大工をしておりました」
イエズスは、この男をどこかで見た気がした。
「書類には子供がいたと書いてあるが」
「はい、しかし、家を出て有名人になってからは一度も会っておりません」
「その子供の特徴は?」
「手と足に穴があいております」
沈黙の時が流れた。
イエズスは、黙ったまま、席から立ち上がると、ゆっくりと老人のもとへ歩いていった。そして、老人の手をしっかと握り、震える声で言った。
「お、お父さん・・・」
老人は、しばらくの間、事情が呑み込めないようで困惑の表情を浮かべていたが、やがて、涙を流しながら叫んだ。
「ぴ、ピノキオ!」

・その2

聖ペテロが入門管理所でいつものように審査をしていると二人の男が歩み出た。一人ずつが原則なので、少しムッとしたが、面倒くさいので、二人まとめて審査することにした。
「君は?」
「へえ、あっしはバスの運転手をしておりやした」
「あんたは?」
「わたくしは神に仕える牧師でございます」
「ナルホド」
ペテロは、しばらく書類と本人たちを見比べていたが、ニヤリと笑うと、
「バス運転手は入門を許可する。牧師さんは二年ほど煉獄で修行してもらおうか」
と審査を下した。
喜び勇んで入門するバス運転手を尻目に、納得のいかない牧師が抗議を始めた。
「ペテロ様、審査に文句をつけるわけではありませんが、理由をお聞かせ願えますか?」
「なに、カンタンなこと。あんたが教会で説教するとみんな寝てしまっただろう? 話が真面目すぎたし、つまらなさすぎたんだ。だから煉獄で修行しないと天国には入(はい)れません」
「では、あのバス運転手には、どうして入門を許されたのです? こんなことを言うのはなんですが、アルコール臭かったように思いますが」
「そこなんだよ。彼が運転すると、乗客は、みんな必死になって祈り始めたんだ」

***

英語で検索すると、この同じジョークが厖大な数、ヒットする。
日本語でも読める。

オレは、たまたま、このジョークは初めてだったので大笑いしたが、検索してみると、こんなサイトがあった。
映画の辛口評論で、ジョークには二種類ある、と書いてある。
で、冗長で本人だけが面白がって、周囲が迷惑するタイプ2のジョークとして「ピノキオ」が出ているのだ。
たしかに、オレも、ロジャーの言うとおり、勝手に話を膨らませて、独り悦に入っている。
「英語を話す人は誰でもこのジョークを500回は聞かされているのに・・・話者は、相手の皮肉な笑いにも気づかない」
だってさ。

悪かったな。

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