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本日の喝

国民の血税の無駄遣いは高速道路だけではない。

COE(センター・オブ・エクセレンス=卓越した研究拠点)という構想は、研究費のばらまきを是正して、真に重要な研究にのみ重点的に研究費を分配する仕組みで、それなりにうまくいっていると思うが、中間評価で落第点をつけられた研究が2件、見直しを迫られた研究が4件あったそうだ。

当初の目標が達成不可能とわかって、交付金を打ち切るのはいいが、ここで問題なのは、返却金額である。
大学の名前は出さないが、一件あたり一億四千万円ものお金をもらって、落第点をつけられて、返却金額は三千万円から四千万円だそうな。三割程度しか返さないというのは、いったい、どういうことだろう。一億円というお金は、いったい、何に消えたのか。

オレは知っている。それは、なんと、ほとんど建物の建設費なのである。(ある取材現場で、ドーンと建物ができているのをオレは目撃した・・・)
本当にその研究を行なうために新しいビルが必要だったのか。

返却金額が少ないのは、ようするに、残りの金はハコモノに消えてしまって、返却不能ということなのだろう。

大いなる無駄である。

COEの研究費は(くどいようだが)国民の血税だ。
あらかじめ、その用途に厳しい縛りを設けてしかるべきだったのだ。
たとえば「等式が生む数学の新概念」という研究テーマは、理数系のサイエンスライターであるオレが聞いても思わず首を傾げたくなる。一億四千万円が必要な研究ではなかろう。

そんな無駄な金があったら、前途有望な若手研究者や学生に奨学金を出したほうがいいのではないのか。

国民は、もっと怒ったほうがいいと思う。汗水垂らして稼いだお金が、必要もない研究所の建物に消えたのでは、たまったもんじゃない。(誤解のないように付け加えておくが、実験が必要な研究なら、実験機器や実験室に研究費を使うことに何も問題はない。)

「いい制度ができたからとりあえず申請してみろや」
「わぁー、あたっちゃったー、どうしよう」
「ふ、適当に項目書いて、使っちゃえばいいんだよ。まずは海外の学会に出張だな。それから高性能パソコンも何台か買おうぜ。あと、居心地のいい研究棟と秘書も必要だ」

うーむ、思わず、連中の会話が脳裏に浮かぶ。

てなわけで、本日の喝! 無駄な補助金は全額返済させるべし!

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