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百面相

誰だって、人前と、家でリラックスしているときでは「顏」がちがうが、オレの場合、ホントに顏が違ってくる。

猫が机に乗ってこちらを見ていると、オレは、いきなり百面相を演じ始める。
舌を出したり、目をひんむいたり、歯を出して威嚇してみたり、徐々にエスカレートして、しまいにはタランチュラ(=手だがな)や未知の生命体まで登場する。

勝負の分かれ目は、猫が興味をもって目を爛々と輝かせて近づいてくるか、それとも「アホくさ」と欠伸でもしてそっぽを向いてしまうかだ。

オレが大空を舞うプテラノドンになっているときに運悪くK妻が玄関から帰ってくることがある。
オレは、一瞬、凍りつく。
みんな、敵の来襲に備えて臨戦態勢だ。

「ただいま・・・なんで家の中でこうもり傘さしてんの」
「いや」
「雨降ってないわよ」
「きみは、いま、われわれをジュラ紀から現代にまで、タイムワープさせてしまったのだよ。なあ、サーベルタイガーの諸君」
「サーベルタイガーはジュラ紀じゃなくて、第四紀更新世よ」
「うっ」

やだねぇ、古生物学が得意な奴は。
たまには想像という名の翼を広げて、大空に飛び立ってみたらどうなんだ。ぶつぶつ。
かくて、家の中は現代に戻り、オレも猫たちも、テレビや食事といったつまらない日常へと戻るのであった。

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