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ジャンル思考

オレが自分の本にいろいろな要素を混ぜると、みんなから文句をいわれるのだが、これは、もちろん壮大な戦いの一環なのだ。(それ自体、妄想化しつつあるが)

物象化の最たるものに「ジャンル思考」がある。
区分けが固定された頭に明日はない。
だから、誰かが常に「打ち出の小槌(こづち)」をふるって壊して歩かないとダメなのだ。

で、オレは人の頭をいつも叩いて廻っているわけ。

まあ、文句をいわれたり、思わぬ反撃をくらうわな。

しかし、正義の鉄槌は下さなければならぬ。それがオレの使命だ。

***

小説の中に小難しい(?)科学解説を入れたり、逆に科学書の中にショートショートを入れたり、あるいは、翻訳書を訳注まみれにしてみたり、人によっては、そういうオレの行為を「神聖な××に対する冒涜(ぼうとく)」ととらえ、異端審問を始めようとするらしい。

これまで何度か十字架に磔(はりつけ)にされたがな。

オレは精神が繊細だが、強靱でもあるので、すぐに復活する。(それは、ハッピー薫絵をご覧いただければ一目瞭然だろう。あの繊細なタッチと強靱な筆はこびは、すなわちオレの精神構造そのものなのだ)←ここらへんでK妻が頭を振り始める

***

「なあ、軍曹、生き物にだってジャンルは無用だよな」(少佐)
「にゃ」(軍曹)
「伍長、おまえとオレの友情は種の区分けを超えておるよな」
「にゃ」(伍長)
「いかん! 五つ足のエイリアンが近づいてくる! みんな、退避せよ。ここはオレが死守する! うがー、ぶぶぶぶ」←少佐の顔に実際に五つ足の幼生エイリアンがへばりつき、死闘が始まる

「あなた、電話よ」(K妻)
「ぶぶぶぶぶ、今は、それどころじゃない! この情況がわからんのか!」
「よーく、わかってますよー。あなたが御自分の左手で御自分の顔を覆って、ひとりで足をバタバタさせている、という客観的な情況が」
「ふ、イマジネーションのないやつめ・・・誰からの電話だ」

電話の後。

「はい、これ食べてみて」(K妻)
「なんだ、これは」(オレ)
「猫のご飯よ。猫も人間も分け隔てないんでしょ? それなら、猫のご飯も食べてみて」
「・・・」
「さあ、さあ、どうしたんですかー?」
「うぉー!」←ジャンル思考の罠にはまって磔になった瞬間

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