時事雑感2
前の日記から何度も書いていることだが、オレは小泉さんのキャラが好きだ。
だが、政権初期の経済政策では、デフレに落ち込んで、大勢の自殺者を生んだことも事実だと思う。
好きな人の行動に疑問符がつくのは、見ていて辛いものがある。
靖国神社の公式参拝も同じような問題の一つだった。
オレは大学に入ったときに文一というところにいて、それは法学部進学課程だったわけで、同じクラスの同級生は、ほとんど法学部に進んだ。(実際は、法学と経済学の合併クラスだったので、残りの半数は経済学部に進んだ)
そのわりには憲法を勉強してこなかったのだが、ここにきて、少しは本など読んで自分なりに考えてみたんだ。
もともと信教の自由が保証されている以上、たとえば小泉さんが個人の信条として靖国神社を参拝することになんの問題もない。だが、総理大臣の立場で公式参拝するとなれば、とたんに話は微妙になる。政教分離の原則に反するからだ。
もちろん、法律には「解釈」がつきものだし、それこそ警察が逮捕するかどうかは現場の「運用」になるのだし、ようするに社会とともに「生きている」んだから、社民党のように条文を引用して「違憲だ、違憲だ」と騒いでみても虚しいだけだ。
個人的にはオレはカトリックだし、小泉さんが、公式ではなく個人で参拝してくれれば、なんの問題もないと考える。
戦争で犠牲になった方々の追悼のための施設もつくるべきだと思う。
この点、宗教はちがっても公明党の言っていることと意見は同じだ。
ところで、オレは母親がカトリックで幼児洗礼とやらを受けさせられて今日に至っているのだが、隊長は日蓮宗だし、母方の曽祖母が亡くなったときは高野山に納骨に行った憶えがあるから、さまざまな宗教の環境が入り交じっている。
靖国神社に参拝したこともあるよ。
心の問題は、個人的なものだから、個人の資格で淡々と行動すればいいように思う。
小泉さんには、高等裁判所の判決を重く受け止めてもらいたい。
淡々と受け止めてくれたら、オレは、もっと小泉さんという人間に惚れるけどな。
注:「隊長」=バックナンバーの基本用語を参照。
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